- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047100084
感想・レビュー・書評
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良書。当代きっての第一人者が、これまで歩んできた中で苦労されてきたことがつづられている。
■まず自分の頭で考える
■情報は「選ぶ」より「いかに捨てるか」が重要
■一回でも実践してみると、頭の中だけで考えていたことの何倍もの「学び」がある。
■勉強法のプロセスは今も昔もかわらない。
①アイデアを思い浮かべる
②それがうまくいくか細かく調べる
③実戦で実行する
④検証、反省する
表題にある「決断力」については、書の半ばに
「将棋を指すうえで、一番の決め手になるもの」であるといい、いつも決断することは本当に難しいといわれる。
本書は、その決断を正しく行うための本質とは何かを
問い合わせている問いかけの書に思える。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
淡々とまとめてある内容に,逆に著者の将棋への飽くなき情熱を感じた。一生をかけても未完としながら,後世の将棋のさらなる発展へのきっかけを作っていくのだろうなと感じた。考え抜くことの重要さを心に留めておきたい。
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将棋の一手一手の決断力や、著者自身の心構えが中心に書かれている。どの世界にも通ずることが書かれていて学ぶことが多い。
将棋に対する羽生善治の経験談として読むだけでも十分に面白い。
経験は必ずしも人を強くするわけではない、つまり経験が常に正しい決断を導くわけではないという考えや、知識を知恵に消化するという考えが印象に残った。 -
洗練された直感の7割は正しい。その境地にたどり着くまでにいかほどの鍛錬がいるのか?天才という言葉では語り得ぬほどの功績を残してきた羽生善治九段の思考の一端を見れた
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羽生善治先生の将棋における考え方が詳しく書かれていてとても参考になった。 自分はカードゲームが好きで立ち回りなど参考にしたいと思った。 また、将棋は他のあらゆる物事に通じるものだと感じたので、時間があればもっとやってみたいと思った。 積極的にリスクを負うことは未来のリスクを最小限にするという言葉が特に印象に残った。
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羽生さんの思考回路がよくわかる、非常に整理された一冊。
決断を下さない方が減点がないから、決断を下せる人が生まれなくなっている。積極的にリスクを負うことで、未来のリスクを最小限にしていきたい。 -
2005年7月10日初版。
羽生さんの思考の一端を読み取れる一冊。
どんなプロも共通の思考があって興味深い。 -
長年将棋の勝負の世界に身を置き、一線で戦い続けた若くもなく年老いてもない今の著者にしかかけない、仕事、スポーツ、教育、勝負、人生における教科書のような本です。共感する部分も多くありました。
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スラスラと読める。
これだけすごい人が書いたものだから、という気持ちがあったが、言っていることが分かりやすくてすんなりと読めた。
とは言え、言っていることには重みがあり、本当にすごい世界で生きている人なんだと感じた。