iPad VS. キンドル 日本を巻き込む電子書籍戦争の舞台裏 (ビジネスファミ通)
- エンターブレイン (2010年3月12日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047264304
作品紹介・あらすじ
キンドルに始まるeBook(電子書籍)の流れの源流が、日本にあったことをご存じの方はどれだけいるだろうか?また、多くのマスコミがeBookに注目する「本当の理由」を知っている人は、どのくらいいるだろうか?なぜアメリカでは火が付いたのだろうか?日本でも同じように「今度こそ成功するのでは」と考える人が多い理由はなんなのだろうか(序文より)。
感想・レビュー・書評
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タイトルは刺激的ですが内容はどちらかというとeBook全体について語っている本です。しかし各章が詳細に記述されているのでとても面白かった。
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書名からのイメージとはことなり、国内外における電子書籍周辺のこれまでと現状がわかりやすくまとめられている本だと思います。電子辞書についての考察には、なるほど〜と思いました。
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キンドルに興味を持ったので読んでみた本。
筆者はキンドルが成功した要因として
①ウィスパーネットワーク(ハードとしてはすでに完成していた)
②不便さの解消(アメリカの本は日本の辞書のようで重い!)
③ソフトの充実(41万冊まで読めるようにした)
などのことを挙げている。
本は紙媒体で、と思っている私もキンドルを試してみようかと思わされた1冊です。
あとはこれを読んでいてキンドルもフリーミアムの商売なんだなぁ、と感じました。 -
どこかで池田信夫さんが珍しく褒めていた本。電子書籍にも興味があるので購入。
表紙は軟弱ですが、確かに著者が背景ふくめて深く理解して誠実に情報を伝えようとしているのが感じられます。
音楽と同じように書籍ビジネスも変わっていくんでしょうね。対応端末台数の問題があるので浸透速度には一定の限界があるのかもしれませんが、ヘビーユーザからそれなりに移行していくのでしょうね。
iPad、発売が遅延してますが、欲しいですね。
* この後、iPadを手に入れて楽しんでます。まだまだ電車の中など外で使っている人は少ないですね。 -
出版直前までの生々しい状況とあわせ、“今の状況”をわかりやすく読めました。また、今後の日本での状況については痛快に語られており、わくわくします。
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わかりやすい。面白い。
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キンドルのアメリカでの盛り上がりぶり、電子書籍のこれまでの流れ、経緯がよくわかる。
電子書籍ハードは、ソニーなどを中心に以前から出ていたもので、キンドルがパッと出のものではない。
他のハードと比較してキンドルが強いのは、ネット機能、価格、本の販売(流通)を中心に考えていることのようだ。
一方、ipadとの比較の観点からは、キンドルはつらい位置にいるようだ。
そもそも、キンドルの日本語の本がない。これは致命的。
PDFを読めるそうだが、操作性がよくないと。(拡大、縮小すらできない)
ハードの価格を下げて、かつアップデートを繰り返しながら機能を向上させないと、少なくとも日本では売れないだろう。
しかし、ipadは、電子書籍のハードではなく、どちらかというとネットブックに近い存在で、キンドルと直接的に対決するものではないことはよくわかった。
ただ、自分の予想だと、iphoneの完成度からして、電子書籍市場でもipadがかなり活躍するのではないかと思う。
ipadの発売間近だし、当分ipadブームが続きそうだ。 -
iPadが発売された後の出版。eBookについての話題がまとまっている。最近のニュースでようやく今年日本でも日本向けキンドルが発売されるようだ。楽しみ。
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電子書籍の現在・過去・未来を2時間で!
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