“文学少女”と恋する挿話集3 (ファミ通文庫) (ファミ通文庫 の 2-7-3)
- エンターブレイン (2010年4月30日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047264878
作品紹介・あらすじ
恋に破れた「炎の闘牛」、柔道部の牛園くん。それでも遠子を思いきれず、思い出が欲しいと心葉に詰め寄り…『"文学少女"と炎を上げる牛魔王』、クラスにも、気安い笑顔を向けてくる担任の竹田千愛先生にもなじめない中学生の仔鹿だが-『迷える仔鹿と嘘つき人形』ほか、遠子の想いを目にした紗代や、夕歌と毬谷先生の出会いなど、甘くほろ苦いエピソードが満載!物語を食べちゃうくらい愛する"文学少女"と、彼女を取り巻く人々の、恋する挿話集第3弾。
感想・レビュー・書評
-
ここはあえて千愛ちゃんに触れずに牛園先輩で!いい人だなぁ~。10年後、可愛い奥さんと小さな子供がいて、というのが想像しやすいとってもいい人だなぁ。そして牛園先輩に振り回されて、遠子先輩をうっかり意識しちゃう心葉くんが可愛い。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
人それぞれが持つ心の影や歪み、ほのかな希望…このシリーズの核を純粋に継承しつつ展開されるストーリーがほろ苦い。本を閉じても物語りは終わらないんですものね。成長していく千愛ちゃんがまた可愛いわ。
-
恋に敗れた「炎の闘牛」、柔道部の牛園くん。それでも遠子を思いきれず、思い出が欲しいと心葉に詰め寄り……『"文学少女"と炎を上げる牛魔王』、クラスにも、気安い笑顔を向けてくる担任の竹田千愛先生にもなじめない中学生の仔鹿だが──『迷える仔鹿と嘘つき人形』ほか、遠子の想いを目にした紗代や、夕歌と毬谷先生の出会いなど、甘くほろ苦いエピソードが満載! 物語を食べちゃうくらい愛する"文学少女"と、彼女を取り巻く人々の、恋する挿話集第3弾!!
-
(★★★★ 4)短編集その3。作者が特にこの作品への思い入れが強く、どのキャラクターにも愛着があることがうかがえる。それでなければ1冊だけにしか出てきていないキャラクターの後日譚や心情などを書けるとは思えない。読んでいてそう感じられた。面白かったのは流人と麻貴の子供が生まれ、遠子と流人の母親がその子供を見に来るエピソード。麻貴の毒舌が不謹慎ながら読んでいて笑いがこみあげてくる。あと、千愛の後日譚も掲載されている。このキャラクターにはあまり親近感を抱けないのだが、教師となり千愛自身も成長しているのだなと感じられた。
-
日常の番外編
潮騒
好色五人女
歌行燈
谷間
蝶々夫人
さまよえるオランダ人
ティファニーで朝食を -
読了。
-
今回は毬谷先生と竹田さんにスポットが当てられている作品になっています。毬谷先生の話は読んだのがだいぶ前で思い出すのに時間がかかってしまいましたが、本編前、本編後の話と収録されていて、思い出すと同時にかなり切なくなりました。竹田さんのその後の話では人間として成長している竹田さんの姿が見れて満足でした。 あとは牛園さんの再登場に個人的に沸きました。本当にこの人には幸せになって欲しいです。
-
ちぃちゃん、変わりましたね。
もう、人間失格なんかじゃないです。
流人くんと幸せになってほしいです。
他にも、色んなお話の番外編がたくさんでした。
ほろ苦くて少し切なくなる、そんな一冊でした。