ココロコネクト ニセランダム (ファミ通文庫)

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著者 : 庵田定夏
制作 : 白身魚 
  • ¥ 648
  • エンターブレイン (2011年10月29日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047275850

ココロコネクト ニセランダム (ファミ通文庫)の感想・レビュー・書評

  • シリーズ本編第5弾!!前回の短編集を入れると6弾目になります。

    新たに加わった新入部員の紫乃と千尋の2人。
    2人に<ふうせんかづら>が表れ、5人をなお面白くする代わりに力をあげると話を持ちかけられる。
    自分にはないもの、5人の絆をどこまで強固なものか確かめるために崩壊させていく千尋。
    それを知っているにもかかわらず頑張ってみようと思っているものの行動に起こせない紫乃。
    そんな二人の成長物語。

    くさい!!クサすぎる!!面白いけど!!
    高校生の時ってこんなに悩んだりしたものだっけ!?
    こんなに悩みに真剣で物事にぶつかっていくことって現実にあるだろうか。
    この小説を読んでると自分の人生とどうしてもくらべてしまいます。全力を出してるかって。

    それとやっぱり新キャラ2人は太一たち5人より読者よりな感じがします。
    この2人みたいな人って世の中たくさんいると思うのです。実際わたしもそうですし。自分よりできる人が周りにいっぱいいて何も努力しないで自分には無理だといつの間にかあきらめてるんですよね。それでいてそんなやつらに嫉妬してるなんてことたくさんあります。
    そんな思いを最終的に乗り越えてしまう2人もほんとにすごいと思う。

    言葉の1つ1つが自分に突き刺さる。
    現状を変えれるのは自分なんだなと思わされる作品だと改めて思いました。

  • シリーズ本編第5弾。

    「ふうせんかずら」に出会った千尋は、文研部のメンバーに対して別の人間だと思わせることのできる「幻想投影」の能力を授けられます。「ふうせんかずら」が出した条件は、その能力を使っておもしろくすることでした。千尋はさっそく能力を行使して、文研部のメンバーたちを翻弄しますが、彼らの信頼の結束を崩すことはできず、敗北感に打ちひしがれます。

    一方紫乃は、千尋の様子がただならないことに気づき、彼が「ふうせんかずら」と接触したのではないかという疑惑を膨らませていきます。やがて彼女は、太一の言葉に背中を押されて、千尋の真意を見極めるため、一歩踏み出す勇気を振り絞ります。

    今回は、新入部員の千尋と紫乃にスポットを当てたストーリーになっています。後輩たちの目から見た、太一や姫子のカッコよさが際立っています。

  • 後輩登場!
    間の短編飛ばしちゃったけど
    読んだ方が良さそう。。。?

  • 今回は新入生の視点から。『現象』のパターンもこれまでと変えてきます。〈ふうせんかずら〉にも変化が…?この先が気になります。
    しかし、あれは本当に解消しきれない矛盾なんでしょうかね。ちょっと引っ掛かりました。
    新入生たちの悩みも結論は違うとしてもわかるなあというものでした。

  • 二年に進級し、後輩も 一応 紫乃と千尋、二人出来…
    だけど、クラス替えで姫子と太一は別れてしまった。
    姫子は青木と同クラスだが、他は皆一緒。
    文句タラタラな姫子が可愛過ぎ。

    体育祭前に事件はあった。

    今回の ふうせんかずら は新入生を対象にした。
    ペンタゴンをかき乱せと。
    次々に標的にされるペンタゴン。
    けれど。
    翻弄されながらも絆はシッカリしているペンタゴン。
    話し合ってその絆はなお強くなる。
    ふうせんかずらがけしかけたのは二人の新入生。
    紫乃は拒絶し、千尋は引き受けた。
    千尋が滑り止めで受けた山星高校。千尋は満足してなかった。
    だからこそ ふうせんかずら の話しに乗ったのだ。
    けれども。
    ペンタゴンを潰す事はおろか、自分の身もヤバい。
    ついに、バレたとき、唯と太一は倒れた。
    部活の事を『一切覚えていない』という現象になって。
    勿論後輩の事等一切覚えてない。
    すったもんだの末に ふうせんかずら との交渉の末、唯と太一の記憶が戻り、紫乃と千尋は詳細にペンタゴンに話す。

    体育祭。
    姫子に言われて千尋は『負けたら坊主』と厳命を受ける。
    優勝は千尋のクラスだった。
    千尋は坊主は免れ、クラスにも馴染めた。
    志乃は踏み出せない一歩を踏み出す事が出来た。

    太一は考える。
    人が変われたのに関われたのなら、凄いと。
    姫子は震える。
    太一が居なくなった世界を。


    一年生の成長物語。
    ふうせんかずら の存在を知って、それでいて部活残留してくれる。
    世界を変えるのは自分だと。
    見方を変えれば それで世界は変わってくるのだ と。
    あはは。青いなー。
    自分も覚えがあるからなー。
    懐かしくなりながら読み終えました。

  • ”10000回だめで かっこ悪くても 10001回目は 何か 変わるかもしれない"
    皆がコンプレックスを持ち、それを克服したい、変わりたいと願っている。勇気を持てばそれも可能かもしれない。そんな想いがあれば。そして”人は変わってゆく”ものだから…。
    それにしても太一たち5人は強くなったなあ。

  • ココロコネクトシリーズ6作目。

    主人公は新入部員の宇和千尋と円城寺紫乃。
    今回の現象は、千尋が他人に自身を別人と誤認させる力を与えられて始まる。(千尋命名『幻想投影』)
    いつもの5人からすれば偽者を見せられるわけだが、築いた絆と信頼でもって千尋の目論見は崩される。
    打ち負かされた千尋の失態により、太一と唯は文化研究部に関する記憶を失う。

    新人2人の成長の物語。
    どうしようもない超常現象を契機としてるけれど、どうしようもなく青春の物語。
    世界に絶望したり、
    周囲のせいにしたり、
    自分に言い訳したり。
    けれど、そんなことに意味は無くて、結局自分で考えて行動するしかないよね。
    っていう青臭い結論に至る物語。

    確かに、世界はいつだってあるがままに存在しているし、
    何かが出来ない理由は大抵自分の中にある。
    けれど、それを理解した上で先に進める人ってそうはいない気がする。

    いやはや、青春ですなぁ。

  • ふうせんかずらに唆された新入生が幻想投影を使い5人を面白くしようとするお話です。

    今回のお話の主人公は新入生二人でした。
    紫乃の一番長い独白は読んでいて胸焼けがしたんですが、多分完全に好みじゃなかったせいだと思います。
    千尋と紫乃が先輩達のような人達に憧れて、それを目指して自分を変えいてくという過程がとても丁寧に描かれていて共感できました。
    ただ、丁寧すぎて助長という面もありました…。

    しかし、総じて言えば面白かったです。そして最後のふりも気になります。

  • 今回も〈ふうせんかずら〉の現象にはだいぶ胸が痛くなったけど面白かった。新入部員2人の視点が多かったのもよかった。この2人の動きも見てみたいので、せひアニメ化をお願いします。

  • 新メンバーの千尋と紫乃が加わり、来たるべく体育祭に向けて盛り上がる太一たち文研部。だがそんな一大イベントを前に一年生の二人はどこか浮かない顔をしていた。
    そんなある日、太一は伊織から「未練」があると告げられる。さらに周囲の言動から立ち上る強烈な違和感―信頼しているからこそ相手の言葉を疑いなく受け入れてしまう五人、そんなメンバーを陰で嘲笑うのは太一たちが予想もしない人物で…。
    愛と青春の五角形コメディ、絆を貫く第5巻。

    (読了:2012/11/23)

  • 新しい仲間が増えるときってドキドキするよね
    実は迎える側もかなり緊張してたりするしね
    そんな話

    読んでる途中、絶対きちんとやり返してくれるんだとわかっていても、話の展開がわかっていてもやっぱりむかついてむかついて、何度か読むのをやめて心を落ち着かせなければならなかった
    アクセルワールドと同じくらいむかついたなぁ
    悪役は徹底的に悪だった方が振り返しでスカッとするのだとはわかっていても…ふぅ

    ちっひーのへたれや勘違い具合が身に覚えありすぎて心が苦しいかったお

    あとふうせんかずらにも変化あり、まさかの変化
    今まで自ら手を下していた分その結果に責任を求めることはなかった
    しかし今回は…
    つい慣れてしまいそうになる異物をもう一度明確化させてくれた
    とてもうまい

  • 前期アニメから枠の5巻目。新入部員にさっそく〈ふうせんかずら〉の魔の手が伸びる。
    千尋の思考があの年代を思い返すにいろいろと身につまされる部分があり、度し難くも微笑ましい。2年生メンバーを客観視中心で描くのが物語の構成的にも、これまでの成長を強調する意味でも効果的。
    特別じゃない人間が少しだけ変わるということを丁寧に書いてくれてなぜか嬉しく思う。

  • 前巻の短編集の最後の話から
    太一たちが2年になり新入生が加わり
    新入生が巻き込まれる話。

    今回の現象は「幻想投影」

    五角形に新入生2人が加わりどうなってしまうのか。

  •  短編集『クリップタイム』の最後の話から直接繋がる話です。
     はじめは太一の視点で書かれていますが、3章辺りからは新入生の二人(主に宇和千尋)の視点になります。ほぼ彼らが主人公で、新入生たちから見た文研部二年生の5人は超人に見えて、それに比べて自分は……みたいな感じの話でした。
     千尋が次第に追い詰められていく様子は、今までのシリーズの中でも結構重いほうかな、と思います。一方で円城寺紫乃は割と明るく話を展開していました。

  • 新入生の試練の巻。前半の厨二病こじらせ感から一転、後半の巻き返しには脱帽。あえて言おう。作者は悪くない!

  • ココロコネクト長編5作目。新入生を迎えた文化研究部を襲う新たな現象。今回は仕掛ける側の視点があるのと、初めて現象に巻き込まれた新入生二人の、自分達に自信のない反応が新しい。文化研究部のメンバーにあてられて変化する1年生はこの巻で成長しすぎだと思った。文化研究部の関係にも、"ふうせんかずら"にも変化があり、確実に終わりに近づいている

  • 良かった。新キャラ入って、勢いのある巻だったな。
    前半は千尋のネガティブ感で進むけど、ニセモノに対する5人の切り返しがスカッとして気持ちいい。ガラッと空気が変わる感じがいいなあ、と。カッコ3つ重ね「「「 」」」なんてね。信頼関係が見事に描かれたというか。

    千尋や円城寺の独白なんて、普通の人はだいたいそんなもんよ、と言いたくなります(って、「普通の人」がわかっているわけじゃないけどね)。
    悲観するほど、他人が自分のことを見ているわけでもないし一人どん底にいるわけでもない。また、何もせず楽観するほど、ヒーローでも幸運の持ち主でもない。でもまあ、世の中、がんばっていればなんとかなるし、なんてことは、ウチは40近くになってようやく開き直れたというのに、この本では高校生が気付いちゃいますか・・・

    相変わらず、心情描写がうまいなーと思う。悩み、落ちそうになる気持ちを何とか奮い立たせて、バランスとって、みたいなね。すごい想像力だと思う。

    そういや罰ゲームはどうなったんだろ?何を命令するのか楽しみだったのに(笑)他にもいろいろイベントあった気がするけど、また短編で伏線回収あるのかな?
    さて、最後の稲葉の語りが不穏をはらみつつ、いざ次巻

  • 新入生にスポットが当てられた。なんとなく物足りなくて、「今後の展開のための一冊」、「テコ入れ」。そんな印象を持ってしまった。
    ただ、読んでいておもしろさは感じたし、読み終えた後の高揚感もあった。

  • 2011年11月当時の日記転載い

    あー、なんかちょっと持ち直したかな?
    でもやっぱもう頭打ちな感じもします。

    展開が無理くりで、イマイチなんですよねー。
    内容は、しっかりしてるし言いたいこともわかるんだけど、
    キャラの動かし方が下手になったなーって思います。

    1,2巻の頃のがキャラが自由に動いてたきがします。
    あの頃にはもう戻れないのか…

  • 新年度となり後輩2人を迎え入れた文研部,新章といった感じ.今までの4回に及ぶふうせんかずらとの戦争(?)で,5人の絆が境地にまで達しているのがありありと表れていて,読んでて爽快.そこから事態が急変する後半への繋げ方はうまいとは思うものの,やはり彼ら5人を追い込むにはこういう手段しかないのかな,とも思ってしまった.ふうせんかずらの言う「おもしろいこと」も何となく分かってきて,そろそろ本格的にネタ切れが心配だけど,紫乃がかなりいいキャラなので,もうしばらくはいけるはず.

  • ついに身内から敵が。
    しかし相変わらずふうせんかずらが何者なのかさっぱりなままだなぁ。
    そろそろ何か手がかり出してくれないと、進展がないように見える。
    ストーリーも基本的には「変なコトされて何やかんやあったけど友達信じてたら何とかなりました」ばかりだしな。

  • ココロコ本編5巻目、通巻6巻目。
    前回の「クリップタイム」で加わった二人が主役です。

    今回は、本の250ページあたりまでが苦痛でした。
    ビフォアーの千尋君のイラつくこと。
    イライライライラしまくった答えを、紫乃たんが突きつけ、
    それが彼の胸にすとんと落ちるシーンにはスカっとしました。

    人に向こうもこっちもないに決まってんだろゴルァァァァァ!
    と思いながらも、彼の愚かな考えを責めることが出来ない、
    おそらく読んだ人の誰もが彼のような想いを少なからず抱いている
    というこの鋭さ。参りました。

    そして、紫乃ちゃんも千尋君も乗り越えていきますが、
    それくらいの力のある「人の言葉」。
    安く使ってはいけないなぁと思わせますねぇ。

    それにしても5人は先輩らしくなりましたね。
    そして1年生コンビ、中々凄いぞ。
    パワーアップして「7角形」で迎える次巻も楽しみです。

  • 一年生、千尋がメインの話。自然公園にて、<ふうせんかずら>は千尋とある交渉をする。それと同時に始まる超常現象『幻想投影』。1年で強固になったはずの五角形に亀裂が入る? 新たに二人加わった文研部は七角形を作ることができるのか? ありのままの自分ってなんだろう。世界が変わるってなんだろう。今の自分は『本物』なのだろうか。

  • 今回は今まで同じ学年の5人がふうせんかずらという得体の知れない存在に
    精神を嬲られると言うパターンでしたが、今回からは短編集からの新メンバーの千尋と紫乃が加わり、
    ふうせんかずらは新しい2人を利用する手段を講じてきます。
    得体の知れなさに怯え、距離をとった紫乃に対し、千尋はふうせんかずらの提案を受け入れ
    それによって得た能力・・・相手の思う者になりすます事で5人の関係を崩しに掛かります。
    体育祭が近づき、準備に追われる中で、
    上級生5人の姿を眩しく感じる2人の下級生の心は羨望と諦めから踏み込めない紫乃と
    苛立ちと逃避から5人を汚してしまいたいと歪に走る千尋との視点から進んでいきます。
    彼らの目に映る上級生達は果たして気付かぬうちに始まっているふうせんかずらの脅威を
    どう乗り越えていくのかが見物となっています。

    とある場所のレビューを見ますと、中にはマンネリだと捉える感想もあるようですが、
    展開は一緒でも、それを重ねる毎に太一、稲葉、永瀬、唯、青木ら5人が
    変化を、成長し続けている事を汲み取らねばならない事に気付けないのか不思議でなりません。
    ここに出てくる少年少女達はラノベには珍しく、実に一般的な若者でしか無く、
    それが思いもよらぬ出来事に遭い、晒され続ける中での苦悩が実に丁寧に綴られている事を
    察する事が出来ない様では話になりません。
    表面的には強がってみても、内心は何時崩れても不思議はないぎりぎりの状況に立たされており
    そこを5人の仲の良さで支え合いながら、しかし時には反撥もし、そしてそれを乗り越え
    更に絆を深めて行く、実にテーマ性が強く、丁寧に作られた物語であると私は感じます。
    臭さもあります。しかしそれもまた青春と笑ってしまえる所もまた一つの味でありますし、
    羨ましさを覚えますね。今回の千尋の様にそれに反撥する気持ちと言うのもまた分かります。
    そうしたあり得そうな心を描き、そして繋げてみせる物語。
    既にタイトルに十分作者の思いが表れているのだと思います。

    今時の作品によく見られる、感情の赴くままに行動し、自己完結する様な主人公ではなく、
    相手の事を慮り、感情に流されそうになりながらも懸命に考え、心を通わせるのは
    とても大切な事であると感じます。心とは感情のみではなく思考が伴ってこそ
    おおきく育って行くのかも、大人にもとても考えさせられる温かな作品であると思います。

    白身魚氏のイラストがまた作品にとても合っているのですよね(*^_^*)

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