狼の口 ヴォルフスムント 3巻 (ビームコミックス)

著者 :
  • エンターブレイン
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047276307

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  • 舞台は13世紀アルプス。のちのスイスの一部を成す森林三邦は、交通の要衝ザンクト・ゴットハルト峠を擁して収益をあげていたが、オーストリアに制圧され、自治を奪われる。自治を取り戻そうと画策する者たちと、三邦の者たちと外部との連絡を完全に断とうと関所を治める代官のヴォルフラム。鋭い勘で密行者を見抜き、容赦なく全身をあらため、時に年端のいかない女児も容赦なく、疑わしきは罰しておく、の信念のもと、首を跳ね、吊るし、狼に食わせ、氷水につけ、目をつぶす。「残忍な代官」と「自治を目指す反乱軍」と一見、図式的な構図に思えるも、自分たちをさげすむ街のものをオーストリアに売ったハンスの妻の、誰が独立なんかたのんだ、勝手に巻き込むな、という言葉もすくいあげる。一筋縄ではいかないストーリー。反乱の火の手が、砦にかかったところで、三巻は終えられる。

  • 反撃開始

  • ヴァルター久しぶり!
    そして、青春から奈落の底にたたき落とすような展開は相変わらずです。
    アルベルトとバルバラの兄妹が、いいキャラすぎて・・・・何だか切ないですね。

    そして、我らが代官ヴォルフラム様はいつものように若気顔なわけですが、ちょっとザマーm9と思いながらもどう対応するのかとドキドキしました。
    ていうか、この人怖すぎるんですが…
    絶対人格歪んでる。

    何はともあれ、これから物語本格的に動き出したようなので、どのような展開を見せてくれるのか非常に楽しみです。

  • 「シュヴァイツの切り裂きヒルデ」に惚れた。相変わらず処刑シーンとかは本当に鬱になるんだけど、それでもラストで大きく動きがあって続きが気になる。後悔しつつ次も読んじゃうんだよきっと…。

  • ここまで散々魅力的な登場人物を殺してきただけに、死ぬのが予定調和になっている。
    ただここまで当たり前に死んでいくのを描いてきただけに、死なないことが読者を緊張させる。
    こいつはいつ死ぬんだ、どうやって死ぬのか、はたまた死なないのか。
    どーせ死なないだろっていう戦闘で、緊張感がない数多のマンガとは一線を画している、先が読めない面白いマンガです。

  • 1巻感想「うおおお!!なんだこの漫画!!すげえ!!!」→2巻感想「この展開続くの?飽きてきたな…と思ったらラスト!!3巻で話動きそうだな」→3巻「あ〜〜普通にバトルしちゃう感じですか…どうするのかね……」

    って感じ。2巻では「この展開飽きた」と言いつつ3巻で展開が動いて普通の闘いに入ったら「普通の闘いかよ…普通じゃん…」と言ってしまう読者です。正直あの兄妹が死ぬのは登場時点で分かるし慣れってのは恐い。

  • ヤバイわー、設定わかりにくいけどやばいわー

  • メインキャラかと思ったら処刑されてしまう無常っぷりに度肝を抜かれていたけれども、ここへきてやっと現状突破のきざしが。
    何種類もの武器がきっちり描きこまれているのにも注目。
    しかし、拷問シーンはいつもながら読むだけで痛い。痛すぎる。

  • 今回も凄惨な話だね。
    いよいよ、積み重なったものが決壊するのか否かというところ。

  • 悪趣味で、面白い、とは少し違って、それでも続きが気になる作品。初期の「ベルセルク」にあった不条理と沸騰するような怒りを描いている。

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