- Amazon.co.jp ・マンガ (188ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047284142
感想・レビュー・書評
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中編まで手に入れたのですが、後がない。困ったもんです。もちろん面白いですよ。
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前巻から2年経っていたので、芥川が主人公なのは覚えてるけど、どんな話だったかなと思いながら、読み始めたら、すぐに思い出した。
山川作品が読める幸せ。
これから後篇を読む。 -
第十二話 漫画の鬼
第十三話 漫画的な、余りに漫画的な
第十四話 安寧秩序
第十五話 お金の話
第十六話 人生のとなり
第十七話 パイプの会
第十八話 晩春売画日記
第十九話 百間先生来訪
第二十話 震災四年
第二十一話 宣伝映画
第二十二話 講演旅行 -
後編と一緒に読了。
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「マンガ家」芥川龍之介の晩年を描くという
異色の設定にそろそろ慣れてきたと思ったら、
突如作中に登場したパソコンのおかげで
作品世界がさらに不思議なものになった(@@)。
現実世界の異なった解釈のようでもあり、
どこか別の世界の話のようでもあり、
何とも不思議な感覚を覚える作品。 -
芥川が長編を一本も書かなかったのはなぜだろう
書かなかったのか、それとも書けなかったのか
いずれにせよ、そこにはある種のニヒリズム…すなわち
「大きな物語」への不信が影を落としているように思える
(ひょっとするとそれは、山川直人さんの抱えている問題意識と
重なるものであるかもしれない)
しかし芥川の晩年を追いかけることで、
このような長編が一本できあがってしまった
そこには確実に、ひとつの「大きな物語」が
軸として存在しているように思う