- Amazon.co.jp ・マンガ (258ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047293977
感想・レビュー・書評
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福島聡氏の作品『星屑のニーナ』を昨日から今日にかけて全4巻を読了。 福島聡氏が描く、女性キャラクターは、前々から、おいら好みだったのです。 それで・・ この『星屑のニーナ』を読んだら、どの女性キャラクターが可愛かった!! まあ、ニーナとロボットの星屑とのやり取りも面白かったし、物語の展開も良かった。 良い具合に、楽しめたような気がします。 なので、個人的に傑作。
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ロボットと出会った人々の話。SF好きは好きだと思う。が、SFに興味がない人にはおそらくチンプンカンプンな話。最終巻まで読んでこうなっているのか、と感動した。個人的には設定といい、話といい、とても好きな作品。宇宙雷魚を是非とも近くで見てみたい!
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ロボットの星屑が「人はなぜ眠るのですか?」と聞いたら人間のニーナが「夢のつづきをみるためよ」と答えた会話のやり取りが好きだ。ニーナへの口説き文句としての「ボクはニーナさんのことを3万7千6百27日間考えてきました」が愛くるしかった。神様のいたずらで人間になれた星屑に人としての肉感ができた描写が印象的だ。
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四年の連載。第4巻は厚い、259ページもある。最終、29回で、この終わり方は誰も予想できなかっただろう、おそらく作者も含め。ゆえに他の方に並びネタバレは慎む。
「星を取ってきたらね」と昔、ニーナは言ったが、コーヘイはそれを成し遂げた。「ロボットは成長しないからキライ」と言われたが、ニーナに名づけられ「働かなくていい」と愛された星屑は「愛とは何か」学ぶことで成長した…/ピッピは別の時間線の彼方に消えた。昆虫帝国は来るのか?人類は愛を知ることで弱くなった。カブトムシの角はメスを競うためにある。星屑はウェイター型ロボットだったが、機転と謙虚と強引と幸運で危機を切り抜けた/鯨に呑まれたピノキオは試練の末に最後に男の子にしてもらえたのだった。Deus ex machina -
自分に子供がいたら是非読ませたいそんな作品
話は全然違いますが、とよ田みのる先生の「友達100人できるかな」と同じぐらいお勧めできる
他人の記憶からも完全に消えちゃうのが本当の死なんですよ・・・・ -
全4巻再読。通しで読み直してみると、ものすごくいい話じゃないか。
天真爛漫な女子高生ニーナと彼女をご主人様と慕うロボット星屑。二人の珍道中を描くSFコメディかと思わせて、その実は、ただ一人の愛を求める長い長い遍歴の物語。まさに福島聡版ピノキオ。
ピノキオに限らず、鉄腕アトムにしろA.I.しろ、人の心を持ってしまった人外の存在は、その出自と孤独から人以上に人の愛を欲する。しかし、欲するがゆえに、そして人以上に彼らの行動は人を逸脱し、孤独を深めるし、そこにこそ人ならざるものの悲劇がある。
こうした典型的なフォーマットを踏襲しながら、一方で福島聡らしい奇想天外なファンタジーを盛り込んで、最後はしっかりと大団円。いい作品でした。 -
なぁんちゅう展開だ!素敵過ぎる。漫画ってこうでなくっちゃ。泣けてくる。これは完璧なハッピーエンドでしょ。
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スクラップ寸前でニーナに拾われたロボット星屑。一生を添い遂げた後も、電池のため、大切なニーナの記録を失くさないため、新たなご主人を探します。宇宙を駆け、時を越える"愛"のお伽話です。
空飛ぶ巨大雷魚、浮かぶ岩石の家、サソリ人間に時を遡るメガネ…キッチュ&シュールなアイテムが満載。素敵です。
無機質で無垢なロボットが"愛"を知る…ありがちなSFのテーマですが、好きなんですよね、これ。トンデモな展開続きなのに、意外にも心に響く読後感です。