好きだけじゃ続かない (ビームコミックス)
- KADOKAWA/エンターブレイン (2014年5月24日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (203ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047297258
感想・レビュー・書評
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短編集。表題の作品がとても素敵。松田さんにしては(失礼)爽やかな読後感。少年少女の不器用さ、もどかしさが的確に表現されている。
自伝的作品?「平凡なヨウコちゃん」は、どこを切っても重苦しい雰囲気で、読んでいて行き詰まるよう。出来はいいのだが。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
松田洋子さんの作品『好きだけじゃ続かない(2014)』を読了。 タイトル作”好きだけじゃ続かない”と”ビッグリハウス・ゲイトウェイ”が好き。
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酷くしょーもない人間ばかり出てくるのだけど、その性格の悪さに憤るというより、生々とした生活感と強烈な生命力にただただ圧倒される。
ありあまる貧乏と不幸に見舞われるヨウコちゃん。大変だとは思うがあまり憐れみは感じない。虚弱体質だし、後ろ向きな性格だけど、結構しぶとい子だよね?
辛いことは多いだろうけど、たまには楽しいこともあって、そんなこんなで人生はそれでも続いて行くのだ。 -
タイトルがすごいよくないですか???
表紙も。
目の前の道はどこまでも続いていくように見えるのに、続かないんですって。 -
貧乏には匂いがあるということを思い出させてくれた。
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表題作は良いなと思いました。ようこちゃんの話は、ようこちゃんが自分を正当化する言い訳がちょっとイライラします。そうかもしれんけど、よかれと思ってやったことが裏目にでるなんてよくあることなので、いちいち言わんでも。
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お子さまのオレサマにはシンドイ。
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前作「ママゴト」「相羽奈美の犬」と違ってかなり自伝的要素の強い作品集。内田春菊、西原理恵子に通じる無頼派的出自。フィクションと割りきっている前作と比べて私小説に近いので物語性は薄くなっている。