瑠璃龍守護録 頂戴します、花嫁様!? (ビーズログ文庫)

制作 : キリシマソウ 
  • KADOKAWA/エンターブレイン
4.09
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本棚登録 : 49
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047299849

作品紹介・あらすじ

王宮を捨てたはずの黎鳴の母・景麗の登場により、歳国は前代未聞の大混乱に陥っていた。そんなときに、黎鳴は影壁殿へ引きこもりいじけ中。お豆腐心の旦那様を心配する鈴花だったが、さらに一方的な婚約解消通告をされてしまう!呆然自失の鈴花は、気づけば『女王の剣』が抜けなくなっていて!?「実家に帰ろう」…って、言いなり夫婦の明日はどっち!?立場逆転・中華ラブコメ第9弾!!

感想・レビュー・書評

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  • 【ネタばれ感想注意】

    シリーズ9冊目。
    ここに来て、亀の歩みだった物語の流れが一気に動き出しました!
    冒頭から景影の策略によって歳王の命が呆気なく絶たれてしまいますが、最後迄読み進めると、これはもしかすると怪しい…?と思う展開になっています。
    伯父の景影がどうやら全ての元凶らしいと分かると、ヘタレ王子の黎鳴は途端に屋敷に引き籠り、鈴花との婚約も破棄してしまいます。

    暫く離れ離れになる2人ですが、改めて自分の気持ちに向き合う良いきっかけになったようで、地龍の巫女を助ける為に鈴花と黎鳴は立ち上がります。
    …とはいえ、まだ2人の気持ちはすれ違っているので、周囲が見ていてはらはらする状態は続きます。

    今回感動したのは、歳国の祖、女王翠蘭と同じ魂を有する鈴花が自分を「女王の生まれ変わり」と受け入れ、翠蘭が来世で再び愛する半仙との再会を望んだのは今度こそ一緒に添い遂げようとする願いだけではなく、たくさんのかけがえのない物を与えてくれた彼に今度は自分がたくさんの物を返したいと願ったからではないかと想いを馳せる優しい鈴花の気持ちでした。
    しかし…。
    瑠璃龍が零した「千年かけても、あの膝枕は手に入らぬか…」という言葉から、千年前の翠蘭と黎鳴の前世の半仙も今の鈴花と黎鳴のように膝枕してはいちゃラブしてたのだと思うと微笑ましくなりました!

  • これからがなんとなく、再出発てんになりそうな。
    しかし、弟君がしっかりしていてきて、逆に兄二人のへたれっぷりがどうしようもないです。

  • あの変態が!ってとこから始まった9巻。何かしら意味のある企みなのでは?と思いつつ読んだのだけどね。最後霊廟にあったもの、なかったものは何?黎鳴と鈴花、新たな気持ちで前に進んでほしい。話は次で終わる?とか思ったけど、いやいやまだ続きそう。黎鳴に早く鈴花充させてあげてください。

  • いきなり、黎鳴と鈴花の婚約が解消って話になって、虎光や采羅と同じくびっくりしたのも束の間、その原因となった黎鳴の母が陛下を殺害したり、その母は実は歩くわいせつ物として、完全に雑魚キャラと思っていた黎鳴の伯父の景影が乗っ取ってたっていう怒濤の展開に、息をつく暇がありません。

    陛下が亡くなったことで、半仙への戒めがすべて解けちゃったので、半仙の方々は混乱してます。

    また、黎鳴は自分が鈴花を選んだのも、女王の生まれ変わりの鈴花と半仙の過去を引き摺っているからと思って、鈴花を手放すことに。なかったことにするといった黎鳴に鈴花が銀鏡と指輪を返すシーンは、ほんと切ないです。黎鳴のばかやろーって感じです。

    どうせ、鈴花をほんとに手放すことができずに、そのうち黎鳴が迎えに行くだろうと思ってましたから、結果は思ったとおりで、次はやっと采羅の国に向かいそうです。

    ヘタレ黎鳴と鈴花のいちゃいちゃもいいけど、たまにはかっこいい黎鳴も見たいなぁなんて、最近思ってます。

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