トミノの地獄 1 (ビームコミックス)
- KADOKAWA/エンターブレイン (2014年11月25日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (174ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047300484
作品紹介・あらすじ
日本漫画界が世界に誇る魔神・丸尾末広、最新にして最大の復讐譚が幕を上げる!
感想・レビュー・書評
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親に捨てられ親戚には邪険にされ、
見世物小屋に売られてしまった
二卵性双生児「ミソ」と「ショウユ」は
「カタン」と「トミノ」という芸名を与えられ、
舞台に立つことになったが……。
ぅぁぁあああ!
美しいしおぞましいし面白いし!!
続きが気になるし!!!(笑)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
鬼才、丸尾末広先生の比較的新しい長編漫画です。見世物小屋に売られたミソとショウユのお話。やはり、丸尾末広ワールド全開ですね! 少女椿らしさも醸し出されていて、今の時代の流れに阿ることなく、かつての暗くナンセンスな、それでいて儚く美しかった過去の日本が舞台になっています! 今のところ読みやすくウッ…となるような所は特にないですが、それでもやはり悲しい2人ですよね……。所々の劇画チックなページにも目が奪われて、一冊を通した充実感が半端じゃありません。続きを早く手に入れねば!
いやァしかし、エリーゼちゃん可愛いですね(笑) -
丸尾末広の長編! ということで早速購入して読み始めました。
生まれたばかりの時に棄てられ、「ミソ」「ショウユ」と名付けられ虐待された双子が、数奇な運命をたどり、浅草の見世物小屋で「トミノ」「カタン」の名で奇形の少年少女たちと生きていく物語です。時代設定としては大正、昭和初期のあたりでしょうか。
エグいなぁ。。。
トミノとカタンを取り巻く、エゴイズムと異常性欲に塗れた大人たちが本当に酷い。ここまで子供を利用しつくせるものかと思いますが、そのエゲツなさを描き尽すのが丸尾末広の残酷劇ですよね。 -
丸尾末広さんの事は前から気になっていてやっと読めて最初はどんな不気味な内容なのだろうと思いながら読んでいましたが思いの他読みやすかったです。 今のところはしょうゆとみそが幸せですが最後しょうゆが顔に火傷を追ってしまいどうなるのかとても気になるのと実の父親が営む見世物小屋に売られるという皮肉がどんな悲劇を見せるのか楽しみです。
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丸尾さんといえば「見世物小屋」というイメージで、新作とても楽しみにしていました。「少女椿」と同様、どうにも見世物小屋に関わる幸せになれないというのが子供に共通しているテーマに思えます。しかし「少女椿」とは違って、見世物小屋の人物がわりと優しいというか…前作よりはまだちょっと温かさがあるように思えました。
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20代の頃、JUNEで知り、どうにかコミックスを読みたい、と地元の本屋を探しまくり、男性向けエロ漫画のコーナーからしれっと『少女椿』とか『DDT―僕、耳なし芳一です』など買ってエロ本読む感覚で読んでいた。なんと言うか、昭和初期テイストと不潔マニア向け、と言う印象が非常に強くて、今でも絵が脳内に収納されてまる、印象が焼き付いている…その丸尾先生の新作。
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丸尾末広さんの作品の中では表現がマイルドでとても読みやすいです。これからどうなっていくの!?と次巻が早く読みたくなる一冊です。
話も非常にわかりやすいので丸尾末広さんが気になっている方に入門編としてオススメです。 -
姉は血を吐く、妹は火吐く、可愛いトミノは宝玉を吐く。
蛸娘エリーゼの造形にくらくら。
大期待。 -
丸尾末広
双子の物語
はじまり、はじまり~っ!
連載では収録の数話は読んだ記憶はあるが、まるで馴染めなかった気がするが、単行本もまだ、序章といった感じ。
今後の展開を暗示、予感させる、序章的①巻。
★★★☆☆は仮にということで……。