この恋と、その未来。 -一年目 夏秋- (ファミ通文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/エンターブレイン
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047300538

感想・レビュー・書評

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  • 2022/04/13-04/15

  • 同室の未来への想いを隠しつつ、「親友」として夏休みと二学期を過ごす四朗。しかし、それも辛くなってきて……。面白いのはわかっていたけど、やっぱり面白い。今回は父親の存在がかなり強かったなあと思います。ふだんから離れて暮らしていたみたいだけど、姉たちの支配(笑)を逃れて、恋をしてやっと父親と会話できるようになったのかなあ、という印象です。しかし、姉こわい……。そのまま姉たちおとなしく帰ったのかしら(^^;このラストは私の好み的にはいただけないけど、まあそうはなるかもなあ。次もたのしみです。

  • 未来が文化祭で他校の女子生徒に一目ぼれし、付き合う展開に。四郎も未来への想いを断ち切るために三好と付き合うことに。何というか、このシリーズと「東雲侑子」のシリーズの関連性があるとは。もう一度「東雲侑子」シリーズも読み直そうかなと考え中。この先は手に入れていないが早めに何とかして手に入れて読んでいきたいと思う。

  • 2017年読了

  • いやー、登場人物みんな切ない思い抱えすぎでしょ。
    ―せめて、誰の物にもならないで欲しい そう思ってしまうのは、わがままだろうか― という一文がぴったりって感じの2巻でした。
    最後の三好さんの気持ちを思うと読むのがつらくてもうね……ひどすぎませんか四郎くん?

  • この作品は今すごく気に入ってるんだけどこの巻だけでなら☆4ですね。詳しくは割愛しますが読んでてやや不愉快な部分もそれなりにあったので。
    次巻にも期待。

  • 性同一性障害をテーマにしたライトノベル2巻目。1巻同様に物語に展開の大きな起伏を感じれず読み進めるも終盤に悩み始めた主人公に3巻目に期待です。物語が動き始めた。個人的にはもう少し深い感情描写を読みたいかなと。

  • いやあ、切ないわ。
    言ってみれば禁断の恋だもんなあ。

    好きな人に好きだという気持ちさえ気づかせてはいけなくて、自分の中に全てしまい込まないといけないなんて、高校生でそんな境遇になったら、そりゃ、どうしたらいいか分からなくて、どうしようもなくて、でも我慢できなくて、どうにかしたくなるよね。
    そう言う意味で、四郎は十分頑張ってると思うよ。
    でも、その人のことを忘れなければいけなくて、その時、別の誰かに好きと言ってもらったら……なんて言う出来事は、たぶん普通の恋愛でもあり得ること。
    そのリアルさが胸に沁みる。

    えらいと思ったのは、四郎がちゃんと好きな人がいることを伝えた上で、返事をしたこと。
    それがたとえ相手への甘えでも自分の弱さでも、それはフェアだと思うのだ。
    それは、いろんなイベントを通してすこしづつ四郎と三好さんの仲が深まっていたからこその選択。
    三好さんには頑張って欲しい。

    でも、やっぱり悪い結末しか想像できないよ。
    そうなった時、四郎はどうするんだろう?
    なんだか、先を読むのが怖くなってきた。
    でも、たぶん読まずにはいられないだろう。

    それにしても女子寮浴場のぞきのエピソードとかはなかなか愉しかった。
    高校生男子だよなあ(爆)

    あと、作者の前作のファンには巻末のショートストーリーと会わせて久しぶりにその後の彼と彼女に会えたのは嬉しいかぎり。
    ひょっとして本編に登場なんてこともあるかもしれないと思ったり。

  • シロコちゃんかわいい。
    あーっそれにしても…三好さんが可哀想なことになる気しかしないー!うううううどうすんだろ…すべては未来次第なのか…?いやでも未来にはあのままでいてほしい…。やはり四郎…主人公次第、か……。
    しかしどうにもこうにも傍から見てたらびーえるにしか見えなくて困るな…いや実際びーえるでもあるから困るな…。

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著者プロフィール

2002年にファミ通文庫でデビュー。主な著作に『三月、七日。』シリーズ、『東雲侑子』シリーズ(ファミ通文庫)。『デビルメイクライ』シリーズや『鬼武者Soul』などのゲームシナリオの他、漫画原作も手がける。

「2016年 『この恋と、その未来。 ―三年目 そして― 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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