幼女戦記 5 Abyssus abyssum invocat

  • KADOKAWA/エンターブレイン
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (509ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047309029

作品紹介・あらすじ

金髪、碧眼の愛くるしい外見ながら
『悪魔』と忌避される
帝国軍のターニャ・フォン・デグレチャフ魔導中佐。

冬までのタイムリミットを約二ヶ月と見積もった
帝国軍参謀本部は積極的な攻勢か、越冬を見通した戦線再構築かで割れていた。
激論の末に導き出された結論は、攻勢に必要な物資集積の合間での『実態調査』。

実行部隊として、ターニャ率いるサラマンダー戦闘団は白羽の矢を立てられる。
進むべきか、踏みとどまるべきか?
逡巡する暇はない。

地獄が地獄を呼び、止めどなく激化してゆく戦争。
誰もが、守るべきものを心に抱き戦場に向かうのだ。
すべては「祖国」のために。

感想・レビュー・書評

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  • メアリースーとの戦いが遅ればせながらありました
    戦闘シーンはアニメ原作は適度に時系列が違うのが
    宿敵の相手メアリーの取り扱いだ・・・段々怪物に
    なるんだろう、203大隊は10名が脱落して人材不足
    に悩むターニャ・フォン・デグレチャフ中佐(⇦)
    サラマンダー戦闘団も頓珍漢な将校達が頭痛の種に
    なってきた・・・最初の巻だったら銃殺だったな

  • そういう戦術もあるんだなあ

  • コミュニズムではなく、ナショナリズムと闘っていた…だと…?
    メアリーのキャラ作りに場違いな空気感がたまっていく。いいライバルに昇華して欲しいところ。

  • 2022/01/27-02/07

  • ついにスーさんがターニャちゃんに突撃しましたね。スーさんはターニャちゃんよりも経験が浅く、撃破されてしまいましたが、まさかこれで終わりではないですよね。スーさんVSターニャちゃんの戦いがこれからも気になります。

  • 異世界ミリタリー小説 第5巻 
    今回は、連邦との戦いが「イデオロギー」ではなく「ナショナリズム」だと看破したデグレチャフ大隊長。 
    ゼートゥーア中将に意見具申する。 
    東部戦線から北部戦線へと転戦する中で、甚大な被害をだす。 
    「結果がなければ・・すべては徒労に過ぎない。 これは自身の良識と在り方の問題なのだ。」
    その後、再び東部戦線へと舞い戻るデグレチャフ。 
    どこにも「無能な働き者」はいるもので・・・。 
    人を育てるとは耐える事ですな・・・。 
    どんどん、文章は読みやすくなってます。 

  •  横浜市立図書館で予約したら、一気に3冊も届いちゃって、期限までに読み終わるかなと不安に思っていた3冊目。

     サラマンダー戦闘団の試験運用が始まり、対連邦の東部戦線に投入された後の物語。とは言え、話の中盤で一度解体されてしまいますが。
     しかし、パラダイムシフトな巻ですね。連邦に対する戦い方が根本から変わっていく。まさかお友達を作ろうという方向に進むとは。

     しかし、デグレチャフ中佐も随分と変わりました。部下が死んで、あそこまで悲しむとは。悲しみ方が、「育て上げた人財を失った」というのが、何とも彼女らしいですが。

     後半は、今後の急展開を示唆する内容で、どうなるのかドキドキですね。

  •  5巻まで来てもまだ帝国は負けそうにない。ギリギリではあるがまだまだ持ちそうだ。それよりも周りの国がガタガタなのだ。このままだと帝国はどんどん戦争に勝って行き、領土が増えて、戦争以外の事で忙しくなった時に、横からサクッと狩られかねない。
     愛着も湧いてきているし、存外にターニャは良い上司なので203大隊にはこのまま幸せに戦争をしていてほしい。誰かしらが、憎悪渦巻くメアリーに殺させるかもしれないが。メアリーは連邦の女に色々と吹き込まれてゆがんで行く未来が見える。純粋で無垢な殺戮者に進化するのだろう。
     連合王国は打つ手打つ手が帝国に潰されて、もうどうすれば良いかわからない状態。
     連邦は、帝国が民政移管を仕掛けてきたので焦っている。が、冬将軍の到来で時間を稼いでいる間に何かするかもしれない。
     サラマンダー部隊には新しい名ありの仲間が加わったが、無能有能といて1回の戦いでどちらか分かった。文章だけだが、砲兵は無数の兵士を吹き飛ばしたろう瞬間は胸踊った。戦争は良くないが、フィクションでは楽しい。

  • サラマンダー戦闘団を練兵しながら連邦と対峙したと思ったら、魔導大隊を率いて北方の艦船を攻撃し、また東に配置換えになって連邦と対峙。戦術レベルでは勝利を重ねても、戦略レベルで勝てない帝国は、第二次世界大戦のドイツ軍や日本軍を彷彿とさせる。

  • マンネリになりそうなところを、上手くいなしている。非常に面白い。メアリー・スーとの戦いも目が離せなくなる。

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著者プロフィール

小説家。代表作に『幼女戦記』『約束の国』『ヤキトリ』『テロール教授の怪しい授業(原作)』など。

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