池上彰が読む「イスラム」世界知らないと恥をかく世界の大問題 学べる図解版第4弾
- KADOKAWA/角川マガジンズ (2014年7月11日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047313842
作品紹介・あらすじ
アラブの春の結末からハラルマーケットまで。「イスラム」世界には世界の大問題を解くカギがある!イスラムがわかればこれからの世界が見えてくる!
感想・レビュー・書評
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「イスラム」と聞いて「なんか怖そう」「ISでしょ」なんて思う人も多いとは思いますが、実は多くの人は「イスラム」ってどんな世界ななか、どんな宗教なのかよく知らないでイメージだけで怖がっているんですよね。
という私も、知ったかぶりで全然理解できていない一人。
ISやらボコ・ハラムやらビンラディンやらもうなんでもごっちゃごちゃで…
池上さんの解説を読むと色々なことがつながってきて
「そうか、あのニュースってこういうことだったのか」
「あの国って実はこの国と仲がよくないのか」
などと目からウロコ状態
と言いつつも読んだ端から「あれ?この国ってどうだった?」とかまた前のページに戻るような感じですが…
アメリカとイランがこんな感じになっている今だからこそ、この解説を読んでみると色々勉強になります。
さらに、ゴーンさんが逃亡したレバノンについても、フランス人であるゴーンさんが選んだ理由とか推理したり…
そしてラストページ
日本の母子手帳の制度がパレスチナやインドネシアなどで活用されている話になんかじんわり。
日本で生まれたこのシステムが世界中に広がればいいなあと。
「学ぶこと」って本当に大切なこと。
無学と貧困は人に多くの考えることを奪う。
宗教はその人を形成する1つの要素だけど
どんな神様でも「人を殺せ」なんて命令する宗教はない。もしそんなことをいう「神様」がいたらそれは「神様」ではない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
Instagramでなぜか頻繁に返信やダイレクトメッセージをくれるイラン在住の男性がいる。SNS上での異性からのメッセージの定型文としてありがちな「君は美しい」「友達になってくれないか」といった下心満載の内容ではなく、わたしの投稿を見て日本の景色は綺麗だねとか、自宅の庭に小さな花が咲いていたから共有するよとか(本当に小さくて可愛らしい真っ白な花だった)、おもしろい動画を見つけたから時間があるときに見てみてとか、そういう至って平和的な話題なので、最初は警戒して無視していたのだけれど、少しずつ会話をするようになった。わたしが日本語で投稿するとそれをスクリーンショットで撮って、翻訳アプリを使って内容を理解しているという。テクノロジーに疎いわたしが、すごいね、そんなアプリがあるんだねと感心すると、彼のペルシャ語の投稿を理解できるようにとそのアプリの使い方を教えてくれた。今は、ペルシャ湾に面したイラン南部の地域で携帯電話の小売店をしているそうだが、つい数ヶ月前まではペットショップを営んでいたという。きっとビジネスの才能があるんだね言うと、イランの経済は混乱しているから、一つの仕事を長く続けることが難しいのだと教えてくれた。
先日、彼と話していたとき、ちょうど図書館に行ったから中東諸国についての本を借りてきたよ、あなたの国について少し勉強してみようと思う、という旨のメッセージを送った。すると「自分は本はあまり読まない、イランでは生き延びるのに必死だから」という返信が来て、言葉を失った。メッセージの一番最後には泣き笑いの絵文字がついていて、それが余計にずーんときた。ごめんね、と思った。わたしはあまりにも呑気だった。一時的であってもいろいろ辛いことを忘れられるから読書が趣味なんだよね、と軽い気持ちで言った数分前の自分を、心から恥ずかしく思った。
彼や、イランで暮らす人たちのために、自分には何ができるだろう。今すぐ現地に飛んで行くことはできない。混乱したイランの政治や経済状況を現実的に変えるだけの権力も財力もわたしにはない。支援機構で発展途上国への募金は毎月しているけれど、それが具体的にどこでどういう使われ方をしているかは不明瞭だし、自動引き落としになっているだけなので、正直、どこか他人事のような気がする。
借りてきた本を読んで、彼が送ってくれたペルシャ湾で獲れた魚を使った家庭料理の写真を見て、あれこれ考えた。そして結局、今の自分にできることは「知る」ことしかない、という結論に至った。知ってどうなる、と言われればもちろんそれまでなのだけれど、イランという国について、イスラム教について、中東という地域の歴史について、少しでも知ることができれば、次に彼と会話するときにもっと寄り添った発言ができるかもしれない。それ以前に、今回のように無自覚に、無神経に、相手を傷付けてしまう発言をしなくて済む可能性が高まる。せっかくわたしという人間に、一度も足を踏み入れたことのない日本という国に、興味を持ってくれたのだ。そしてこの遠い国の友達(とわたしはすでに感じている)との交流によって、わたしも少なからず恩恵を受けている。あまりにも狭くて閉鎖的に感じてしまう自分の現実生活に新しい風が吹き込んでくるように感じられるし、パンパンに膨れて破裂寸前の風船みたいに余裕のなくなった心に小さな風穴が開いて、中の空気が勢いよく抜けていくような解放感を味わうこともある。小さなことだけれど、そういう小さな恩恵こそが日々生きていくための欠かせない糧になっていく。
別日にまた図書館に行って、『池上彰が読む「イスラム」世界』を借りてきた。読んでみるとこれは本当に入門的な本で、字が大きく文体が易しいだけでなく、図や写真も多く載っていて、私のようにほぼ知識ゼロの状態から読んでも十分に理解できる。さすが池上彰氏。今回は読んで学んだことをしっかり知識として定着させたいという意欲が高まっていたので、学校の授業よろしくノートにメモを取りながら読んだ。この本で基本的な知識を得たところで、一緒に借りてきた「イスラムの歴史」「シーア派」「日本のモスク」についてのより専門的な本を何冊か読んでみようと思っている。楽しみだ。いや、今すでにものすごく楽しい。 -
何度本を読んでもなかなか覚えられず、いまひとつ理解が進まない中東世界。
図解版で池上さんならなんとかなる?と思って借りてみた。
わかりやすい。わかりやすいけど、大きな図表で全体の関係性が一目瞭然になってるような何かが欲しい…。
読みながら、あ、これさっき出てきたやつだけど、なんだっけ??ってな具合で…。
うーん、うーん、前途多難。
繰り返し勉強してくしかない。
わかったことは、宗教、民族、政治などを含めたいろいろな利害関係(このあたり、自分がもっとも理解できてない要素…汗)が、様々な国や組織の間で浮沈してややこしい相関関係になっているのがわかりにくさの原因らしいということと、カタールがかなり珍しい民主的国家であるということくらい。
頑張れ、自分。 -
あまり日本に馴染みがないイスラムの宗教、社会、国家を、その成立から現代までの流れを網羅的に、非常に分かりやすく、まとめた一冊。
イスラムと言っても、一括りに出来るほど容易ではなく、また単純にすぐに殺人をするというような宗教ではないということを、平易な言葉で伝えているのは流石池上彰である。
世界で15億人以上も教徒が存在する大規模な宗教だけに、好むと好まざるとに関わらず、これからは自然と接する機会が増えるであろう。
そのためにも少なからず知識を植えるべきであろう。
まだまだイスラムのことは分からないが、最初に読むべき本とオススメしたい。 -
ユダヤ教の誕生
イスラエルの民がエジプトで奴隷にされていたとき、神がモーセに約束の地「カナン」に戻るよう伝える。その後ダビデ王とソロモン王の元、イスラエル王国は最盛期を迎えるが、その後バビロンに連れていかれ再び奴隷に。(バビロン捕囚)その民族的苦難の中からユダヤ教が生まれた。
イスラム教が生まれたときのアラビア半島は多神教。「カーバ神殿」にはいろんな神の偶像が祀られていた
最初はイスラム教も異端だったため、メッカにいられなくなりメディナに移住(聖遷)して布教活動をする。このときがイスラム歴元年の始まり
その後信者を増やし、メッカに戻ってカーバ神殿の偶像を全部ぶっ壊してイスラム教の正殿とする。
コーラン→神の言葉
ハディース→ムハンマドの行動
コーランは宗教というより生活の基本となるきまりごと
イスラム教は、海上交易を通じてインド→東南アジアへと広がる
エルサレムがイスラム教によって占領されると、ローマ法王が十字軍を派遣→ここからキリスト教vsイスラム教の対立が始まる
エルサレムには3つの聖地がある
ユダヤ教:嘆きの壁
キリスト教:聖墳墓協会(イエスが十字架にかけられた場所、ゴルゴダの丘)
イスラム教:岩のドーム(ムハンマドが神に会うために行ったとされる場所)
【パレスチナ問題の勃発】
ローマ帝国によってイスラエル王国が滅ぼされ、ユダヤ人が離散する。その後ユダヤ人がいなくなった地に住むようになったのがイスラム教徒。
WWⅠ後イギリスの三枚舌外交炸裂。
イスラエルを占拠していたオスマン帝国内部のアラブ人に、「反乱起こしたらパレスチナに国作っていいよ」と言い、フランスには、「勝ったらイスラエル山分けしようぜ」と言い、ユダヤ人には、「金足りないから貸して。パレスチナにナショナル・ホーム作っていいから」と言った。
ユダヤ人はWWⅡまでに様々な迫害を受けるが、WWⅡ後に、イギリスの言う通り、国際社会がユダヤ人がパレスチナに戻ることを支援(シオニズム運動)、
しかしイスラム教も住んでいたため、エルサレムを国連管理地区とし、パレスチナを分割する。
さらにユダヤ人が「ユダヤ人の土地」とされたところにイスラエルを建国。
→これにキレたイスラム教徒のアラブ人が、イスラエルに侵攻(中東戦争の勃発)
度重なる戦争を受け、パレスチナ人(元々住んでたアラブ人)は、「話し合いで解決しようよ」と、PLO(パレスチナ解放機構)を作る。しかしアラファト議長が指導者になった途端、武力を使ってパレスチナを取り戻すテロ組織へと変貌。結局はノルウェー、アメリカが仲を取り持ち、パレスチナを自治区として承認した。
アラファトの死後は、パレスチナ内部が分裂。金に綺麗な過激派「ハマス(ヨルダン川西岸地区)」と、金に汚い穏健派「ファタハ(ガザ地区)」で対立。最終的に両者は統一政府を作ろうとするが、「テロリスト(ハマス)なんかと組むな」とイスラエルがキレる。
【イラン・イスラム革命】
イランでは親米政権の台頭により、近代化こそしたものの、貧富の差が拡大、親米政権を追い出す革命が勃発、ホメイン師が最高指導者になる。その後ホメイン師率いるイスラム原理主義勢力が、国内の他の勢力を殺害。
お隣のイラクもシーア派が多いが、実権は少数のスンニ派が握る(フセイン政権)→革命の波及を恐れ、領土問題にかこつけてイランに宣戦布告。アメリカの支援を受けつつ戦い、8年後に停戦。
【湾岸戦争】
もともとイラクとクウェートは一つの国、それを統合しようとイラクがクウェート侵攻。多国籍軍&クウェートvsイラクとなり、イラクが孤立する。
隣国サウジアラビアは、イラクがサウジにも侵攻してくる恐れから、昔から石油開発で仲の良かったアメリカに支援を依頼する。
→このとき、米軍の国内駐留を批判し国外追放されたのがオサマ・ビンラディン
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時は1979年、ソ連が緩衝地帯を作ろうとアフガニスタンに侵攻、それを退けるため、近隣のイスラム教徒とアメリが協力し、アフガニスタンを取り戻す。ビンラディンもこれに協力し、ソ連と戦っていた。
勝利のあと、今度はアフガンで内輪もめが開始。アフガニスタン国内が混乱しているうちに、パキスタンが「自分たちの言うことを訊く傀儡政権を作るチャンス」と思い、アフガン内戦の難民の子供たちを洗脳教育、アフガニスタンに帰し、あっという間に政権を取った。この子供たちがタリバン(学生という意味)
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時は現代に戻り、追放されたビンラディンが、かつての仲間のいる場所に、反米思想を携えて戻ってきた。→アルカイダの誕生。同時多発テロに。
テロを受けたブッシュ大統領は、アフガンを攻撃して倒す。その後イラクを、大量破壊兵器を持っているという根拠のない主張のもと攻撃。フセイン政権を倒す。
フセイン政権がシーア派とスンニ派を何とかまとめている事実を知らず攻撃し殺した。
また、バース党(スンニ派)という、公職を担っていたあらゆる党員をクビにしてしまい、イラクの統治機構が一夜にして崩壊する。その後イラクは、多数のシーア派であるマリキ政権が統治をするが、スンニ派からISISが生まれ、マリキ政権を攻撃、サイクス・ピコ協定(イギリスとフランスがオスマントルコを委任統治する協定)の打破を掲げる。
エジプトには昔からムスリム同胞団がいて、ムバラク政権と仲が悪かった
→ムバラクがアラブの春で倒れた後、ムスリム同胞団が政党を樹立し、活動が活発化
→再度軍がムスリム同胞団を打倒し、軍事独裁政権に逆戻り
アメリカがシェール革命により天然ガス産出国世界1位へ
→中東への関心が薄れ、アメリカの影響が弱体化
中東がヨーロッパに接近、それに対しロシアは中国・日本に歩み寄る
アメリカが世界の警察を辞めた→日本は中東から石油の8割を輸入していたが、そこを守っていたアメリカが、エネルギーの自給化によりいなくなる→中国が出張ってきて、シーレーンを牛耳る危険性がある
中国は、アメリカがTPPを抜けたら、RCEP(東アジアの経済連携協定)やTPP11などの経済・貿易に力を入れ始めている
ソ連と中国はもともと仲が悪かった。中国がソ連包囲網を作ろうとして、ニクソン大統領や田中角栄と国交正常化を結んでいた。
北朝鮮の誕生→ソ連が隣国に緩衝地帯を作ろうとし、朝鮮半島出身のソ連軍の大尉、金日成に目を付け、北朝鮮のトップにした。
韓国→北朝鮮の核に対応するため、アメリカ軍による防衛用迎撃システムTHAADを配備。これは中国のミサイルも撃墜することになるため、中国が怒る。報復措置(旅行のツアー禁止)を取る。 -
いろいろな歴史やグループなどが絡んで、自分自身よく分かっていない「イスラム教」。一部の過激なグループの影響で、厳しい戒律・教えや異質な存在というイメージが一人歩きしてしまっているのだなと感じました。
対立や紛争はそう簡単に打開できるものではないんだな...。
この本も10年前の内容で、事態は未だに大きく変わっています。改訂版など、イスラム関係の解説に特化した本もまた出して欲しいものです。 -
パレスチナ問題
ユダヤ人、ディアスポラで世界各地に離散→迫害→自分たちの国を作ろうとする運動(シオニズム)→1948.イスラエル建国
→その時そこに住んでいたイスラム教徒のアラブ人がイスラエルに攻め込む(中東戦争)、パレスチナ難民発生→1964パレスチナ解放機構(PLO)創設→次第に過激化→1993オスロ合意(イスラエルとパレスチナの和解)
イランとイラク
1979イラン・イスラム革命…ホメイニ師が、アメリカの石油事業にとって都合の良い国王に作らせたパーレビ王朝を打倒、イランの最高指導者になる。
1980イラン・イラク戦争…イラン革命でシーア派の革命が成功したことで、シーア派が多数のイラクを支配するスンナ派のサダム・フセイン大統領は恐れ、イランを攻撃。アメリカはイラクを応援。1988停戦。
1990湾岸戦争…イラクがクウェート侵攻。(もともとイラクとクウェートは一つの国。イラン侵攻時クウェートが支援しなかったため)→アメリカが組織した多国籍軍がイラクを侵攻。
アフガニスタン
1979ソ連のアフガニスタン侵攻…アメリカ留学経験のある人物がアフガニスタンの大統領になったことがきっかけ。ソ連はアフガニスタンがアメリカ寄りの国になることを恐れた。
1988ムジャヒディン(イスラム聖戦士)がソ連軍を追い返す。その中にサウジアラビアから来たビンラディンもいた。
→ムジャヒディンたちによる主導権をめぐる内戦→パキスタンに逃げ込んできた難民に過激な教えを叩き込み、彼らに近代兵器を渡しアフガニスタンに入りムジャヒディンたちを攻撃。彼らがタリバン(学生たちの意味)。
「アルカイダ」組織化…湾岸戦争時サウジ政府を批判し国外追放された(アメリカの駐屯地をサウジ国内に置いたことに腹を立てたため)ビンラディンがアフガニスタンに戻る。そこで反米テロ組織(アルカイダ)を養成、後に同時多発テロ事件を起こす。テロ1ヶ月後アメリカはアフガニスタン攻撃。
→2003.アメリカによるイラク戦争…イラクが大量破壊兵器を保持していると考えたため。また、フセイン政権の圧政から国民を解放するため。2010終戦も未だ内戦絶えず。(警察や軍隊、教員など国の組織の幹部であったバース党員を、アメリカはフセインの考え方を支持する連中として追放したことで国の機能が麻痺したため)
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イスラムと聞くと争いが絶えない地域というイメージだが、その理由がこの本で理解できるようになった。
いわゆる「世界の揉め事は全部イギリスが悪い」というのもここから理解できる。
とにかく、ユダヤ人は元の地域に帰りたい。
帰りたいけどすでにアラブ人が住んじゃってる。
世界大戦でイギリスがお金欲しさにユダヤ人に戦争に勝ったらパレスチナをあげるよなんて約束しつつ、アラブ人にも同じような約束するもんだから戦争終わったあとに大揉め。
そこから派生するのが第一次から第四次まで続く中東戦争。
イランは特殊なイスラム教。
イスラムでは少数派のシーア派が多く住む国。
そして民族としてはアラブ人ではなくペルシャ人である。
都市では女性がジーンズの人もいる。
他のアラブ国家と異なることからイラク、イランの違いがようやく掴めてきた。
そしてこのイランがアメリカの石油事業に都合の良い国にするためパーレビ国王朝ができるが、西洋化が進んだためにそれを批判するホメイニ師が登場し、パーレビ王朝とバチバチの関係になる。
これがイランイスラム革命。
そんなことやっていると隣のイラクが「今なら責められんじゃね?」と企み、攻め込んでいく。
これがイラン・イラク戦争(通称イライラ戦争)となる。
そんな中、クウェートは金持ちなのに援助してくれないから許せん!ってなってクウェートに侵攻して湾岸戦争が始まる。
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分かりやすい解説で、イスラム社会、イスラム国家諸国と世界とのつながりが述べられている。
イスラムと言えば中東、中東と言えば戦争やテロの舞台のように思っていたが、政治的背景や宗教の特徴を知って中東だから危ないというイメージが間違いと気づいた。
決していいことばかり起きていない地域だけに、暗い内容かと思って読んだが、解説は希望的でイスラムに対する正しい理解ができると思う。 -
いつもの如く大変分かりやすかった。新聞読んで疑問が出た時用に手元に置いておきたい本でした。基礎からありがとうございました。