くたばれ!就職氷河期 角川SSC新書 就活格差を乗り越えろ (角川SSC新書 105)
- 角川SSコミュニケーションズ (2010年9月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047315280
作品紹介・あらすじ
1人の学生が何十社もエントリーし、就活に疲弊してしまう昨今、就活の考え方、学校間格差、男女間格差、有名大学の中にもある学部間格差など、本人も親も気づいていない就職活動における格差のデータを盛り込み、解説し、適切な就活に学生を導く書。単なるノウハウ本ではなく、物事の本質を見極め、今なすべきことを数多くの実例から解説する。また、今どきの学生気質が垣間見られるエピソードを随所に盛り込み、学生の常識、非常識も語る。就活生は必読であるが、その両親にも読んでもらいたい。
感想・レビュー・書評
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2012.09.06 ご本人にアドバイスいただく。
2012.09.21 読了詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
斜め読みをした程度。
それくらいでいい気がする。
自己分析に役に立ちました。 -
確かに就職氷河期って定義がわからないよね。
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就職格差の乗り越え方は?
→企業が求める人材を読み解くために
1.武勇伝を読み解く
2.優秀とされる人物を調べる
3.重点戦略を調べる -
就活のために30万貯めておいた方がよいらしい。
あと京都の大学に入るなら首都圏の大学に入った方が良かったなと思った。東京の企業を目指している私にとって京都に住むことはのちのち辛い。 -
常見陽平さんの最新刊。
この方の本はいろいろ読んだけれど、これまでの集大成、という感じになっている。
この書籍のキーワードは「就活断層」という言葉である。
リーマンショック以降、企業の業績が良くない。採用や育成にかける人員も予算も無い。無数に応募されるエントリーシートを読む時間もない。
一方、大学や学部の数が増え、学費さえ払えれば誰でも大学生になれる時代になり、同じ「大学生」でも大きな差が生じている。そして、学生は大企業しか知らないから、応募が大企業に集中する。
これが、企業が採用する大学を絞り一部の優秀な学生に内定が集中する一方で、中小企業には学生が集まらないという、「二重の断層」を生んでいるという。
そもそも、大企業の採用数で大卒全員をまかなえない以上、一定数の学生は、中小企業へ入社するしかない(起業や海外への就職でも良いけれど)。ただし、中小企業に就職するリスクは大きい。
「大企業だってリスクは大きい」というのはこの本でも書かれているけれど、「無差別に大企業に入る」のと、「無差別に中小企業に入る」のでは、やはり中小企業のほうがリスクが大きいと思う。
そのリスクを回避するためには、学生は「企業を見る眼」を養う必要がある気がする。社会人視点で企業を見る眼だ。例えば、営業マンが新規取引先をリサーチするような眼である。
それはきっと、リクナビのページをいくら見ても養えないだろう。 -
1.働く覚悟がある
2.学生生活が充実している
3.異なる者との接点がある
4.情報源が広く、深い
5.企業、仕事に対する具体的なイメージを持っている
6.ミーハー感覚で仕事を選んでいない
7.自分の言葉で自分を語れる
8.質問力がある
9.適切なシュウカツ対策をしている
10.保護者との距離がちょうどよい。 -
社会人に会う、っていうのはなるほどなーと思いました。就活が近づいたら読みなおしたい。
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本の怖さを思い知った。この人の本は二度と読まない。