薬にも数値にも振り回されない 高血圧最新療法 角川SSC新書

著者 :
  • 角川マーケティング(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047315433

感想・レビュー・書評

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  • 高血圧を防ぐには一にも二にも減塩。塩の摂取を下げる。この本の趣旨はこれが一番。
    フィンランドでは、「パンソルト」という塩の代替品を国家挙げて使用するように推進して国民の血圧を下げたそうだ。理想的だけど日本の民間業者の反対もあって難しそうだ。

    ナトリウムの含有量から塩分量の計算は
    ナトリウム×2.54=塩分量

  • 2010年の学術雑誌に載った今現在最新の知識を素人にもわかるように解説。結論? 減塩すべし。一日6g以下? 運動すべし。一回一時間程度の運動を週三回これで降圧剤もいらないし、生活習慣病にもかからない。なんでもないうちからやっていればね。予備軍ならまだ間に合う。加工食品にはナトリウム量が表示されているが、食塩量に換算するには2.54倍にしなければならない。食塩換算が表示されているものもある。食品を買う時には、カロリー表示だけではなく、ナトリウム量にも注意しよう。しょっぱいものは太るのだ。パンソルトという減塩塩も探してみようと思った。

  • 高血圧の治療では血圧は下げれば下げるほどいいといわれているが、薬で血圧が下がりすぎることの危険性を知っている患者さんや医師は果してどれだけいるのだろうか。日本では、学会で決められたガイドラインにそって、薬を使って厳しく血圧コントロールしていくことが常識とされているが、世界では、薬を使った厳しい血圧コントロールは命を縮めることもあるという研究が発表されている。いったい何が正しいのか、どんな治療をすればいいのか。高血圧治療の問題点と正しい情報をていねいに説き明かした一冊。

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著者プロフィール

1960年京都生まれ。85年東京大学医学部卒業後、東大病院第三内科、自治医大病院などを経て、92年より博士研究員として、ハーバード大学医学部へ。95年に同大医学部講師。97年クリーブランドクリニック財団ラーナー研究所助教授就任。同年、オハイオ州立大学助教授兼任。99年理化学研究所脳科学研究センター チームリーダー就任。2001年K&Iオホーツク海病院勤務。2004年オホーツク海病院院長。2009年北海道北見市で愛し野内科クリニックを開業。医師。医学博士。

「2023年 『腎機能がよくなる方法を1冊にまとめてみた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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