知らないと恥をかく世界の大問題4 日本が対峙する大国の思惑 角川SSC新書
- 角川マガジンズ (2013年5月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047316034
感想・レビュー・書評
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シリーズ4作目となると相変わらず分かりやすさ。世界のリーダーが変わった2012年末あたりのことが書いてあるが、それぞれの思惑と現状を比べてみてみると面白い。特に安倍首相の政策は概ねシナリオどうり行っているのではないかと思う。イスラム国のことに関しはまだそんなに大きく触れられていないが、それに関するイデオロギーに触れられるので非常に勉強になる。
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この手の本は、発売直後に読むことをお勧めする。5が旬です。
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プロローグ 「Gゼロ」時代の新しい世界を見通す―世界を動かす新しい役者は揃った
第1章 腐っても“大”国、アメリカが抱える対立
第2章 ノーベル平和賞を受賞したのに―ひとつになれないEU
第3章 世界のエネルギー地図が書き換えられる―基軸通貨ドルの延命
第4章 過酷なアラブの夏がやってきた―中東・アフリカの厳しい現実
第5章 一触即発の東アジア―危険な大国の内と外
第6章 ゼロからわかる安倍政権が目指すもの
エピローグ 世界は歩み寄れるのか? -
今さらながら。
でも、読んで良かった。
このシリーズは必ず読もうと思う。 -
人気シリーズ4冊目である本書のテーマは、「対立」。アメリカ国内の政治的対立、経済問題で分裂危機にあるEU、米露を中心に勢力圏が大きく書き換わろうとしているエネルギー問題、アラブが「春」の後に迎えた過酷な「夏」、そして日中韓に横たわる歴史認識と領土の問題を追う。まさに一触即発の「対立」がほうぼうに存在している今の世の中。我々は火種を大火にしないよう、落ち着いた目線でしっかり学び、判断しなければいけませんな。
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良いね。
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ジャスミン革命について説明できるようになった。
日本では保守の右翼が改憲派?って思ってたのがすっきり。 -
3年前の作品。
人件費が上がり始める「ルイスの転換点」に来た時の対策を発展途上国は考えておくべき。
冷戦終結の影響は大きかった。
白人が作ったアメリカが大国としての力を無くしてきたのなら白人がマイノリティになっていくのも当然なのだから伝統という名のこだわりは捨てるべき。
EUには豚ではなく魚が現れた。
パナマと日本の関係は友好。
レバノンの現状を世界は見習うべき。
シリア内戦はシーア派とスンニ派の代理戦争であるとともにアメリカとロシアの代理戦争でもある。
民主化すると原理主義が伸長するジレンマは個人が考えを少しづつ変えていくしかない。
農業か工業か、妥協案が必要。
北方領土も竹島も尖閣諸島も共有できる土地にすれば1番効率がいい。
専守防衛のあり方は大事にしたい。
右利きのタカも左利きのハトもその胴元を忘れてはいけない。
買い手も売り手も世間も大切だから「三方よし」という言葉は大切。
強いリーダーシップをもって前向きな妥協案を作れる人が必要。
政策ごとに国民投票をするようにしてほしい。 -
最終巻に記載
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世界の経済トップ2であるアメリカと中国は自国内の問題で失速気味。世界のリーダー不在の時代が2013年あたりからはっきりしてきたのでしょうか?
ナンバー3の日本も問題だらけですけど、とりわけ1000兆円の借金を確実に返すことを念頭に置かないと、将来の子供たちに苦しみしか残せないことになってしまいます。
安保が改制されて、軍隊を持つと、紛争が起きやすくなりますし、しっかりした明るい未来を残してあげたいです。