海辺の病院で彼女と話した幾つかのこと

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 86
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047351639

作品紹介・あらすじ

上原蒼は海辺の病院を訪れる。
かつて、彼もここに入院していた。突如として謎の奇病に冒されたかつての仲間たちの殆どは死に絶え、生き延びた者たちもいまだに退院できていない。
蒼は"あの日"起こった出来事を思い出し、語る。とある地方都市に蔓延した、大人が死に至り、子供に力が宿る病のこと、そして戦いの結末を――。

感想・レビュー・書評

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  • 石川博品さんって、こんな異能力バトル物も書くんだな、という驚きとともに読み進め、エピローグでは作中の誰かと同じように熱いものが込み上げてきます。
    それはやはり、エピソードの丁寧な積み重ねの効果なのでしょう。

  • 進撃の巨人のパロディって感じだった。ダニの死骸が蔓延するという今の状況に近いものがあったが蓋を開けてみれば、ファンタジーだった。カタカナを用いればよいものを漢字に依拠しているため分かりづらい。魔骸との戦闘シーンぐらいは分かりやすく横文字を取り入れて良かったのではないか。終焉も納得がいかない。蒼が死闘した苦労が水の泡となった。切羽詰まったシーンでの無駄な会話が多い。
    個人的には、読んだ時間を返してもらいたいほど酷かった。

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著者プロフィール

小説家。1978年生まれ。『耳刈ネルリ御入学万歳万歳万々歳』で第10回えんため大賞優秀賞を受賞しデビュー。著作『四人制姉妹百合物帳』(星海社)、「耳刈ネルリ」シリーズ、『ヴァンパイア・サマータイム』(KADOKAWA)、『後宮楽園球場』(集英社)など。

「2015年 『明日の狩りの詞の』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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