銃座のウルナ 7 (ビームコミックス)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047355736

作品紹介・あらすじ

ウルナ・トロップ・ヨンク…狙撃手として戦場で生き、故郷に帰還した彼女。愛する者もでき、平穏に暮らしていた彼女に悲劇は襲った。過酷な戦争の時代を生きる彼女の、選択は…。圧倒的架空戦史巨篇、衝撃の完結。

感想・レビュー・書評

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  • 最終巻は何か起こりそうで何も起こらず、平穏無事に終わったが、全巻を通して傑作だった。

  • 2019/7/5購入
    2019/7/6読了

  • 授賞式で復讐の殺しまくりの末自爆、ほぇーと思ったら空想とは。ありきたりな結末。

  • 憎しみと、愛の深さが余りにも拮抗していたからかもしれないが、もしウルナが子を宿す女性と言う性別で無ければ、ウルナは生きる道を選んだだろうか。フェミニズムがヒステリックに叫ばれているが、互いが互いであり、性別を含めての個体であると言う認識が出来んもんか、人間は…と考えさせられる。1~2巻辺りを読んでいると、女性への搾取が描かれているし、女性性を自覚して利用する場面もがっつり描かれていて、嫌悪感を抱いたりもするのだが、主人公のウルナは一貫して、親無しの自分を育ててくれたトロップと言う土地に住む人への恩義だけを純粋に生き抜いた。一人の弱くて強い人の物語だ。

  • 完結。自分の中に宿っている命を想い、
    全てを背負おうとし、全てを終わらせようとし、
    そしてひとつの道を選ぶウルナ。
    哀しく、しかしとても強い彼女の姿に心打たれます。
    思えば、戦場での彼女が描かれたのは前半3巻までで、
    その後の彼女の「転戦」は描かれていません。
    あの土地でのことが、ずっと彼女につきまとい、
    彼女を縛り続けていたのだと考えると胸が詰まります。
    SF的、ファンタジー的に始まりはしましたが、
    描き出されたのは、戦争や偏見に翻弄される人々の、
    女性の物語でありました。
    トロップの未来が幸せでありますように。

  • 完結。勲章を授与される式典でのウルナの空想はすさまじく。軍のお偉方を全て射殺惨殺した上での自爆。一瞬現実と空想の区別がつかなくなるほどの。そして、冷たい風吹く中での独白。ヅードを憎んだ友もヅードを愛した父も、どちらもわたしの子、という独白に込められた決意。湖のほとりに新しい王国を作りたいというエヲンの言葉にかすかな希望を宿らせながら閉じられた物語。

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