- Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047371729
作品紹介・あらすじ
慣れた職場を離れ、心機一転「甲羅木組」の新米大工となったハクメイ。これまでと違う環境で、腕を振るえず悩む日々が続きます。
一方ミコチも、裁縫の腕を買われて衣装の発注を受ける――が、まさかの大苦戦! ふたりそれぞれが辿り着く、少しだけ新しい境地とは?
そしてもちろん遊びも全力なのがこのふたり。仲間と飲んだり、観劇したり、「背負い屋」ウサギに乗ったり。
身長9センチメートルのふたりを中心に繰り広げられる、小さくも豊かな世界のお話、第11巻。
マングースの古着屋店主・トレモや、オコジョのアサト、トカゲの旋毛丸といった、人気の動物キャラクターたちも多数登場!
感想・レビュー・書評
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絵が細かくて綺麗で好き。
日常が切り取られた感じで、楽しい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
年に1回のハクミコ新刊。読むのがもったいないと本棚に寝かせて気づいたら半年が経っていました。カーネリアンの舞台のチケットを探す話が好きです。ラストのカーネリアン大好き。
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相変わらず皆が楽しそうに賑やかに暮らしていて嬉しい。
ハクメイが甲羅木組と石貫怪會を軽やかに繋いでくれてて、凄いな素敵だなとつくづく思う。他の話でも大勢の人が一緒に何かをしていることが多くて、逐一楽しそう。 -
小人や動物が自然の中にできた街で生活する不思議な世界観の漫画の第11巻。
今巻は樫木先生の服飾センスが光る巻。
コンジュが酒場で独演会をすることになりハクメイたちとともにその準備に追われる84・85話、古着屋の一日を追った89話がとくに良かった。
背景の自然美やプロップの繊細な描線の素晴らしさはもはや論を俟たない。かてて加えて衣装のひとつひとつも細やかで優美、服飾による気分の高揚やファッションによってつながる人々のありようが微笑ましく映った。
また、みんなで何かを作り上げる楽しさの描写が巧みだったのが81・82話。古い年代の家屋を建て直すためにハクメイの大工仲間が勢ぞろいする話だ。
みなで談論風発してそれぞれの工程のアイデアを集め、モノの形ができあがっていくライブ感に、枠の外から眺めているだけの自分もわくわくさせられた。
樫木先生の手にかかればただの飲み会も楽しい読み物になるのだから出色の作家だと思う。
独自の世界観を作ってキャラを動かし、本当にその世界があるかのような臨場感を出せる演出能力を少し分けてほしいくらいだ。 -
■書名
書名:ハクメイとミコチ 11巻
著者:樫木 祐人 (著)
■感想
一年に一冊の楽しみ。
今年も期待を裏切らない面白さ。
面白さが安定している。各キャラもどれもいいし、表情も言葉もいい。
内容としては常に日常の出来事が次から次に色々起きていく感じ。
事件ではないけど、日常のほんの小さな出来事を感情豊かに描かれて
いて本当に楽しい。
見逃しがちな感情を表現するのがお上手。
また、1年後か・・・来年を楽しみにしています。
何度も読み直そう。 -
今回は完全に短編集で最初の話だけ、続き物。
続き物も良いけど短編が贅沢で良いんよな、この人。まぁ、消耗するンだろうけど、コッチの方が良い。
舞台の話と、チケット争奪戦は別の話だけど表裏一体なのね。ぐい呑みの話は一番この作品の性質を表した内容だわな。ますむらひろしみたい。 -
今回も詳細な設定盛りだくさん。割とこれまでの話が積み重なってる感じ。いいな〜こんな世界観。
ハクメイたち職人の在り方がかっこいい。
素人と言いながらもこだわりぬいて服を作るミコチもよい。
アニメ版もちゃんと観たいな。 -
樫木先生の描く、緻密な描写の一枚絵が好きです。
今まで登場したキャラクターが紛れていたり、小さなユーモアやストーリーがいくつも散りばめられているので、本当に見ていて飽きません。
もちろん、ストーリーも昔から大好きです。
『生活すること』自体を楽しんでいるキャラクターたちを見ていると、心が温まります。
あとがき漫画を見ていると、先生自身が多趣味、好奇心旺盛なようですね。先生同様、新しいことにチャレンジしていく登場人物たちをみて、今年一年頑張ろうと思えました。次巻がもう待ち遠しいです。 -
年に一度のお楽しみ。
今年も楽しくて面白くて癒された。
毎回世界が広がって、新しい展開があったり、全然飽きない。
今年もありがとう。