コララインとボタンの魔女

  • 角川書店
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感想 : 30
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047914452

感想・レビュー・書評

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  • 児童書ではあるけれど、大人でも充分楽しめる。
    じわりじわりと沁みてくるような怖さとコララインの勇気、そして猫。
    場面場面が映像として頭の中に広がっていきます。
    小学校中学年くらいの子に読んで欲しい。

    そして私は原書が読んでみたい。

  •  ミステリ風味のダークファンタジー、でも根幹は知恵と勇気を持ってがんばる女の子のお話。帰ってきたあとのコララインは、退屈でつまんないと思っていた日常だけど目を凝らしてみればそうでもない。ということに気付いたのかな。
     こどもたちとほんとうのパパとママを助けて元の世界に戻れた、と思ったらまだ魔女の手と戦わなければならないとなったときの「これで終わりだと思ったか?」感がたいへん素敵だった。魔女の手だけ追いかけてくる辺りや夜中に窓を引っ掻く辺りなんか王道だけど怖いホラー要素がちりばめられている。
     映像をイメージしながら読んだら相当不気味だった。もうひとりのパパだったモノの動きとか気持ち悪すぎてコララインよく頑張ったなあ……。これは映像化したら映える物語だろうなと思ったら実際映画化されているんですね。機会があったら映像の方も見てみたい。

  • こわいよー。

    よくある、異世界につながるドアがあって…て展開だけど、「ママによく似た??」「パパによく似た??」てこわいー。

    不気味やけどDVDも観たくなりました。

  • コララインの独特の世界観がすごい好きだった!!!(p`ω´q)

  • 原作『Coraline』では言葉遊びが多く(「It's Coraline. Not Caroline.」主人公の少女の名前が間違えられるシーンで、AとOが逆さになって洒落ている。「Coraline also explore for animals. She found a hedgehog, and snakeskin (but no snake), and a rock looked just like a frog, and a toad that looked like a rock.」

  • 2010/2/27 読み始める 3/1 読み終わる
    映画 コララインとボタンの魔女  2010年2月19日公開、3Dの映像が楽しみです。
    原作も読んでみましょう!
    スドウピウさんの挿絵も魅力的。

    内容 :
    秘密のドアの向こうの世界に住む、真っ黒なボタンの目の両親たちとの生活を楽しみ始めたコラライン。
    しかし、やがてその世界に閉じ込められていることに気づいて…。傑作ファンタジー。

    著者 : ニール・ゲイマン
    イギリス生まれ。ダーク・ファンタジー作家。人気コミック「サンドマン」の原作者。
    世界幻想文学大賞、ヒューゴー賞、ブラム・ストーカー賞など数々の文学賞を受賞。

  • 著者紹介の写真がめちゃくちゃカッコイイ!!ダークファンタジー作家…かっけー!

    ダークファンタジーというジャンルわけにぴったりの作品。猫がとてもふてぶてしく可愛いく、そしていい味だしてるなぁとおもわせる。アリスのチェシャネコのようです。
    コラライン・という名前の響きが不思議ですね。

    2012/00/00

  • 探検が大好きな少女コララインは、引っ越してきた家のひとつの扉の向こう側で、もうひとりのママやパパと出会う。ママは「待っていたわ」とコララインを歓迎したーー黒いボタンで。
    ボタンの魔女に捕らえられた両親と過去の子どもたちを救うべく、コララインは勇気と知識でもって戦う。

    丁寧かつわかりやすい展開、子どもなりの勇気を振り絞る行動、ホラーとしても良くできていて、楽しめました。物語の最後まできちんと書かれていることにも好感度アップで、星4つ!

  • どこにも通じていないはずの扉の向こう、
    コララインが出会ったのはもうひとりのパパとママ。

    優しい両親に素敵なおもちゃ、それに洋服。
    一見こっちとなんの変わりもない向こうの世界には、望むものが何でもあった。

    ただひとつ足りないのは、両親の目が真っ黒なボタンということだけ…。

    ***
    そら恐ろしさを覚えながらも、不思議と読んでしまいます。
    子供には不似合いに思えるほど落ち着きのあるコララインにも注目。
    児童書でありながら、大人をも十分に惹きつける魅力を持った作品です。

  • コラライン、すごい勇気だ・・。
    小さい頃に読んだのですが、当時はコララインの行動力に感服していました。こんな怖いなんて思ってなかったです。
    でも、読み始めると、もうひとつの世界の存在にぞっとして、びくびくしながらも引き込まれました。

    絵がまた不安な気持ちにさせるんですよね・・^^;

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著者プロフィール

イギリスの作家。1960年生まれ。短編・長編小説、コミックブックやグラフィックノベルの原作、声劇や映画の脚本で知られる。代表的な作品には『サンドマン』、小説『スターダスト』、『アメリカン・ゴッズ』、『コララインとボタンの魔女』などがある。ヒューゴー賞、ネビュラ賞、ブラム・ストーカー賞、世界幻想文学大賞など多数の文学賞を受けている。
ニール・ゲイマンが陰陽師の世界を書き、イラスト天野義孝、夢枕獏翻訳の『夢の狩人』(原題:The Sandman: The Dream Hunters)は2000年にヒューゴー賞の関連書籍部門にノミネートされた。スタジオ・ジブリの「もののけ姫」の英語版の脚本でも知られる。米国ミネソタ州在住。

「2023年 『サンドマン 序曲』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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