- Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047915428
感想・レビュー・書評
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ドラマですごく好きだった場面が概ね原作になくて、「あれーー???」ってなったけど、この種(原作)が育ってあの花(ドラマ)が咲いたのだと思うとありがとうありがとう原作。
見事な花が咲きました。
原作者がドラマも手掛けているので、基本姿勢も一貫してるし。
子どもへの眼差しがすごく好き。
大笑いと共に、自分を縛る環境(種族だったり家系だったり)を変えることはできるよ、と背を押してくれる作品だった。 -
ゲイマンで共著とははたして、と思ってたらイギリス皮肉ジョークをウハウハ読んでるうちになぜかストーリーが進行してる最高のやつだった。そうか『銀河ヒッチハイク・ガイド』のガイド本書いた人だもんな。おまけにゲイマン節の叙情たっぷりで〆るんだからもう満腹。
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これは当たりでした!
ニール・ゲイマンとテリー・プラチェットの共著で、金原瑞人さんと石田文子さんの訳。
著者の本はそれぞれ二冊ずつ読んだことがありますが、それらの四作と比べてみても、本作が一番良かったです。
個人的な嗜好が大きいかも知れませんが、まずテーマ、題材がツボです。
神話や聖書を題材にした、ブラックユーモアたっぷりのドタバタファンタジー。筆者の注釈もいちいちひねていて面白い。
書き手が大いに楽しんだであろう作品。
コメディタッチにスケールのデカい、深読みしようと思えば幾らでもできてしまう、そこを軽くバカバカしく書き上げた、洒落者感がツボです。
登場人物(天使や悪魔含)が皆それぞれ濃くてユニークで愛らしく、姿がハッキリ浮かぶんです。
進行スタイルも好き。
映画のように場面が切り替わり、様々な人物を覗かせてくれる。主要人物から、単に巻き込まれてしまった、それにすら気づいていない人たちまで。
ただのドタバタだけでなく、キュンとしたり、じーんとしたり、考えさせてくれる1コマもちゃんと散りばめられていて、何しろ日常が愛おしくなる。
結末、ラストがまた詩的で素敵。
描きたいですね! -
うーん、面白かった。ゆるい感じと小ネタと雑学な感じににやりとしてしまう。結末は割とあっけなかったけどほのぼのしてていいかも。
ちなみに数年前にギリアムが映画化しようとして悪魔役にジョニデ、天使にロビンウィリアムズを考えてたそうですよー。でも今なら英国若者俳優を使って欲しいわ! -
ちょっと分かりにくい内容が多くて・・・。途中からわやわやになって読んでしまいました。
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地球の滅亡の行方は!?まあ……だったけど、その後がいいですね。にんやり(反キリストが名付けられた名前からしてああだったもんなあ)。全編に散りばめられている小ネタも効いてて愉快だ。 はちゃめちゃ、だけど超ど級のエンターテインメント作品を堪能しました。あー面白かった(はぁと)。