- Amazon.co.jp ・マンガ (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048527699
感想・レビュー・書評
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上下巻
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上・下巻 完結
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民俗学漫画。原作者の大塚英志氏というのが民俗学を研究していた人のようですので、わりと骨太。少年ー青年向け?あと民俗学を取り扱った物が好きな人にはおすすめ。北神という男が主人公で彼は闇の民俗学を柳田國男から受け継いでいて、山人と呼ばれる天孫にまつろわぬ民の血も受け継いでいる。時代は戦争に向かう日本。こなれた漫画を描く人だなぁという感じ。浅田寅ヲか森美夏かって感じの独特の描写が素敵で、森美夏氏のほうが白と黒のコントラストが強いです。漫画としては少し読み難いかな。卑怯でもなんでも生き延びるのが正しい。
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「木島日記」の前身ともいえる、大塚英志原作・森美夏作画の民俗学漫画。昭和の満州、異端の民俗学者・兵頭北神の生業は存在してはならない歴史を闇に葬ること。民俗学の権威・柳田國男の命を受け、今日も北神は影のフィールドワークに旅立つ…。
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けっこう好きです。独特の世界感と奥の深い民俗学が、れんめんと物語を紡ぎます!
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もう一つのあってはならない物語。
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遠野物語や柳田國男、民俗学や神話の中の不可思議と闇を底にした昭和初期を舞台にした漫画。ネタやこね回された解釈などが好き。
しかし、これと同キャラが出てくる「木島日記」の漫画版はどうなってしまっているのだろう。この作品は小説よりも漫画で読みたい。 -
昭和史トンデモ本。大好き。泉鏡花を主人公にこれの同人誌を出したいとこっそり思っとる
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森美夏さんの絵が美しく個性的な漫画。柳田邦男を狂言回しに「山人」を巡る物語。出てくるキャラクターがみんな魅力的。史実と虚言が上手く混じりあっています。
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民俗学
山人
少女娼婦
昭和初期
等等魅力的なワードがいっぱい★
宮沢賢治のお話には泣けました。