下京区花屋梅小路上ル 京極荘と百匹のうた猫 (メディアワークス文庫)
- KADOKAWA/アスキー・メディアワークス (2015年6月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048652421
作品紹介・あらすじ
京町屋つづきの路地に佇む下宿『京極荘』。入居したばかりの大学生・穂香は、隣部屋のいけずな京男子・昂季が大切にしていた「百人一首の歌仙絵」に触れて以来、次々と和歌をめぐる不思議な出来事に遭遇して――。
感想・レビュー・書評
-
【古都の和歌には、みやびな謎が宿るという。いけずな京男と紐解く、ふしぎな百人一首物語。 】
古都京都。町屋が立ち並ぶ花屋梅小路の一角に下宿「京極荘」はある。世話人の絹子が作る朝晩の手料理は絶品だ。
現在の住人は、まだおぼこさが残る女子大生の穂香と、隣部屋に越してきた昂季の二人きり。冷たい瞳で京言葉を話すいけずな昂季は、誰にも言えないみやびな秘密を抱えていた――。
二人きりの同居生活に戸惑う穂香だったが、ある朝、昂季が大切にしている古い百人一首の本を開いたことで、二人の関係は一変する。
触れてはいけない一冊の本から始まる不思議の数々。わずか31文字の和歌を紐解けば、百人一首に秘められた“もう一つの想い”が今に蘇る―― 。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
またまた京都が舞台のライトノベル。だんだんその世界に慣れてきた。こう云う小説では京都の男はいけずっぽく描かれるけど、そう云うイメージなん? まあ、私は京都に長いこと住んでるけど、京男ではないですが・・・
-
人見知りが激しいが、下宿にいるのは自分だけ。
とか思っていたら、ある日若い男が一人増える事に。
開いているからと行って、不法侵入はいけません。
とか言ってたら、まったく話は進みませんがw
飛び出してきてしまった『うた猫』達。
果たして全員回収できるのか!? な連続短編。
この1冊で3匹捕まえてはいますが
全部捕まえるまでを本にするならば
結構な冊数がいるかと。
最後には、意外(?)な関係性が分かり
カフェで語られていたおばけの正体も。
今までの人間性というか、接し方とのギャップに
きてしまうものがありますw -
いけずな昴季のいけずな理由が分かり易いので、全体的に可愛らしい雰囲気。
歌が百人一首なだけあって、先が長そう、似たような展開が続くのかな、という食傷気味の気持ちが読み始めから起こってしまってもったいない感じ。
内容や展開は楽しかったので、百人一首じゃなければなぁと思いました。 -
☆2.8
まぁまぁ。 -
とてもおもしろかったし読みやすかった
うた猫、可愛い(*´∀`)
シリーズ化して欲しいです! -
百人一首ミステリー。シリーズ化できそうな感じですね。