京都骨董ふしぎ夜話 (メディアワークス文庫)
- KADOKAWA/アスキー・メディアワークス (2015年12月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048656849
作品紹介・あらすじ
京都の路地裏には、今日もふしぎな「ご縁」がやってくる。
京都祇園の路地裏にたたずむ「桃枝骨董店」。三代目店主未之助と弟子兼使用人の天草がいるこの店には、骨董品はもちろん、時には不用品や盗品といったものまで――、毎日不思議な“ご縁”が品物とともに舞い込んでくる。
京都に春が訪れたある日。大学進学のため、全寮制の高校を卒業した孫娘・光が7年ぶりに帰ってくる。と同時に、馴染みの刑事からある品物の問い合わせが入る。聞けば、事件がらみのいわく品で……。
百鬼夜行の気配ただよう町並に、人と物と人情が紡ぎだす、ちょっぴり不思議であったかいライトミステリ。
感想・レビュー・書評
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【京都の路地裏には、今日もふしぎな「ご縁」がやってくる。】
京都祇園の路地裏にたたずむ「桃枝骨董店」。三代目店主未之助と弟子兼使用人の天草がいるこの店には、骨董品はもちろん、時には不用品や盗品といったものまで――、毎日不思議な“ご縁”が品物とともに舞い込んでくる。
京都に春が訪れたある日。大学進学のため、全寮制の高校を卒業した孫娘・光が7年ぶりに帰ってくる。と同時に、馴染みの刑事からある品物の問い合わせが入る。聞けば、事件がらみのいわく品で……。
百鬼夜行の気配ただよう町並に、人と物と人情が紡ぎだす、ちょっぴり不思議であったかいライトミステリ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
タイトルからして、実に面白そうではないか。
ぜひ手に取って読んでみたいものである。
是が非でも。 -
うーん?どうだろう…。続編出てるんだ。機会があれば続きも読んでみようかな…
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京都の裏路地にある骨董屋。
そこには店主と弟子と、孫のお嬢さんが住んでいる。
愉快な老人と、場所が場所なので警察もやってくる場所。
そしてお嬢さんは…という感じでしょうか?
最後にはお嬢さんの過去やら秘密やら、ついでに
主人公の秘密なんかもばれてきます。
さくさくっとは読めたのですが、そこまで面白いとは
思えずに終了。
ただ、店主とお友達のやり取りやら、警察と
狙い通りやってきた犯罪者のやり取りは
ちょっと面白かったです。 -
京都の路地裏には、今日もふしぎな「ご縁」がやってくる。
京都祇園の路地裏にたたずむ「桃枝骨董店」。三代目店主未之助と弟子兼使用人の天草がいるこの店には、骨董品はもちろん、時には不用品や盗品といったものまで――、毎日不思議な"縁"品物とともに舞い込んでくる。
京都に春が訪れたある日。大学進学のため、全寮制の高校を卒業した孫娘・光が7年ぶりに帰ってくる。と同時に、馴染みの刑事からある品物の問い合わせが入る。聞けば、事件がらみのいわく品で……。
百鬼夜行の気配ただよう町並に、人と物と人情が紡ぎだす、ちょっぴり不思議であったかいライトミステリ。 -
「鸚鵡の愛」
舞台下に落ちて居た櫛に残されたメッセージ。
意味を知らなければ少し分かりにくい言葉遊びだな。
ただ言葉遊びなどと考えず、あまり良い意味と取らなかったのは母との別れ方もあるんだろうな。
「呪いの小銭」
プレゼントされたお守りと不調の原因。
信じているからこそ信じたくない弟の不調だったんだろうな。
一つ気になるのは、父親が手に入れたであろう物を勝手に渡してしまってよかったのだろうか。
「狛犬、家路をゆく」
居なくなってしまった対の存在。
盗難はいけない事だけど、この狛犬は盗品として扱われたから再び対の存在と出会えたんだろうな。
物語としては在り来たりかも知れないが、大きな転機が訪れ変わろうとしていた矢先に起きた事故というのがなんともやりきれないな…。
「冬の日の1995」
日記に綴られた彼との出会いを探して。
挿絵にあった狐の尻尾の正体はこういう事だったんだな。 -
不思議な人・物がいろいろありすぎてまとまってない。終盤で主要キャラ2人の秘密が明らかになるけど、どちらかは最初から明かしておくほうがスムーズだと思う。シリーズ化されるのなら2作目の方が面白くなるパターンか。
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2015年12月メディアワークス文庫刊。書下ろし。半分を過ぎたところから、ふしぎ話の全開になり、夢中になりました。骨董屋さんとそこにかかわる京都の人々が楽しいです。