ダブルブリッドX (電撃文庫 な 7-11)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
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本棚登録 : 274
感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・本 (413ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048670654

感想・レビュー・書評

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  • 四年半待った甲斐があった。
    完結おめでとうございます。

    優さんお疲れさま(´ノω・`)

  • ある意味ハッピーエンド、この一言につきます。

    微妙と言ったらいいのか絶妙と言うべきか。
    しかしまったかいはあったかな。

  • 成程、これがDBの決着のさせ方か。

     これの前にちゃんと大将の本、片づけといてよかったと思う。負い目、引け目、雑念持って読んでいい本じゃないもの。尤も、それは叶わなかったのだけれど。

     生と死。いや、むしろ本編で示唆していた概念は死のみか。初巻から数えて8年と3ヶ月。DBでやっちゃいけないことをしなかった。それがよかった。これは決して誰もが倖せになれる、読んだヒト全てが納得できる、みんなが笑って迎えられるハッピーエンドではなかったけれど、DBの終わり方はこれでいい。

     ホントは何にも解決なんかしてなくて、もっときちっと解決して欲しかった伏線がいっぱいあって、できることならエピローグ入れてその後を見せて欲しかったとか、後書きで解説……まではいかなくても、もう少し感慨めいたものがあってもよかったんじゃないかななんて思ったりもするだけど、それでもこれは良くも悪くも、片倉優樹と中村恵里加の物語だったんだって。


     正直、もう9巻からの繋ぎ、というか、5巻ぐらい以降の話のディテールもほとんど思い出せないんだけど、特に既刊の読み返しなんかせずに、これだけ単体で読み進めたんだけど、読みながら、ああ大田真章とか片倉晃とかいたなーなんて思っちゃったりしたんだけど、けど、けど確かに片倉優樹はずっと最初っから間違いなくこんなヒトだったな、なんて。


     DBだってさ、こんな世界で、世の中で、世間で、どんなに悪くってもざっと年に100冊は本を読むオレの中でだってさえ、時間と記憶の経過、経年劣化で埋もれていくだろうたくさんあるモノの中のひとつでしかないのだろうけれど、それでもオレは片倉優樹に会えて倖せでした。


     最後に、とっても大事な言葉としてずっと記憶しておきたいのに、どうしてもうまく覚えていられない上遠野さんの大切な一言を。



      これは人でないものについての物語である。
      血と肉と骨と痛さと悲しさが軋みをあげてとどろく作品である。
      これは化け物の小説である。
      そしてどうしようもないほどに――人間の物語である。

  • せいとしと ちとにくとほねの ものがたり

  • 待ちに待った新刊!
    急ぎ足感はいなめませんし、あれれ?結局なんだったの?という所や、あれなんかおかしくないか?もあるにはありましたが
    晃君ファンとしては悲しくも嬉しかったです。
    人間とアヤカシの絆とか、どちらでもないものの苦悩とか
    色々ありましたが、優樹も晃もおつかれさま、という感じです。
    気持ち的には千堂昭子でした…。

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