文系法医学者のトンデモ事件簿 (アスキー新書 112)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048678902

感想・レビュー・書評

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  • 犯罪の定義って実に難しいです。
    そして殺意に関しても立証するのが
    実に難しいのと
    迷った場合にはえ、と思われる形式を
    取るのが理不尽かもしれませんね。

    いろいろなケースが出てきますが
    飲酒がらみの事件がかなり多いです。
    それと死亡時間があいまいで判断が取りづらいケース
    というのもあったりします。

    まあ、飲酒のケースは飲んでいなければ
    防げたであろうケースがほとんどです。
    日本刀で愛する子を殺したケースや
    家に帰らなかった娘を包丁を投げて
    殺してしまったケースとかは。

    人事に思うことでしょう。
    でも、お酒が人を大きくするあの力は
    いつ、そうなってもおかしくないように思えました。

    まあ、難しい部類の本ですが
    それよりもこねたがこの方、面白すぎです。
    人を惹く引き出しを持ちすぎですよ。

  • おもしろかった。もっとじっくり読みたかったが、図書館本だったので・・・「代理ミュンヒハウゼン症候群」と一緒に購入するつもりです。南部さんの本がもっと読みたいと思いました。

  • 法学と医学をミックスさせた、ユーモアたっぷりで肩肘張らずに風呂で読めるような本。
    おもしれー。この人の研究室もきっと面白いんだろうなー。
    かつて法律を学んだ人も、そうでない人も、読み物として楽しめます。

    こういった、学者さんが書いているけどポップでウィットに富んだ本は最近少なくなったなぁ。。。

著者プロフィール

日本体育大学スポーツ文化学部武道教育学科准教授・医学博士。高知県生まれ。
専門分野は法医学・刑事法学・スポーツ危機管理学。児童虐待やスポーツにおける体罰・ハラスメントに関する問題を、医学・法学等の分野横断的なアプローチで研究している。

「2021年 『親の手で病気にされる子どもたち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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