- Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048683265
感想・レビュー・書評
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狼と香辛料のシリーズって、途中から構成が変わっていると思いませんか?
3巻までは一話完結型で、その各話が「商売に絡む事件発生→ホロとロレンスの気持ちにすれちがい発生→事件が一件落着→ホロとロレンスの気持ち接近」というパターンを踏襲していましたよね。
このパターンを繰り返せば無限に話を続けることができたんだろうけれど、4巻からは「ホロの故郷探し」という目的を旅に持たせました。
これで、ストーリーに目的ができて一本筋が通ったわけですが、たまに事件と事件の間の谷間、みたいな巻ができてしまうようになりました。6巻と、そしてこの巻がそんなお話。
でも、ストーリーはともかく、ホロとロレンスの仲には大きな進展があったようですよ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ロレンスとホロが恐れて、避け続けていた、旅の終わりの世界。
しかし、エルサの後押しに助けられたものの、ようやく想いが通じ合いましたね。
いやー長かった。
というか、ロレンスだけの問題だったと言えなくはないのですが、、、 -
再読。感想はシリーズまとめて掲載予定。
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欲故に誠実なル・ロワさんとかをちゃんと描写すべきだろうけれど、そんなのあんまり読みたくない。この先厳しそうだから、これで「終わり」でもよいかも。もう既に商人じゃない気がする。コンゲーム化しているような、成功するロレンスは読みたくない。かといって、ニブチンの商人というのも、いやはや。
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14
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相変わらずのおふたりと、素敵な仲間たちのお話でした。
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あいかわらずホロとロレンスの掛け合いは絶妙。
エルサ再登場!
・・・とかいいつつこってり忘れているのはナイチョ。 -
ロレンスとホロの掛けあいが好きです。まさかエルサがまた登場するとは思いませんでした。
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北への地図が手にはいることになったが、ロレンツとホロは、また新たなトラブルに巻きこまれてしまう。
一緒に旅を続けるか、というか、この先、ともに生きるかどうかという選択の中でずっと揺れ続ける話しといえばそうだし、ホレンスのばか、はっきりしやたれといえば、そうなんだけど、この揺れ動きかたが繊細で切なくて美しいのだ。
そう、「狼と香辛料」の最大の魅力は<美しさ>なんじゃないかと思う。
自分が自分の中に見出す自分の美しさや、相手の美しさを通して見つけるものや、世界の美しさを甘受できるのは、自分の中に美しさがあると信じられる、理解してるからなのだと思う。
それにしても、相変わらず食いものが実に美味そうです。
空腹の時に読むと拷問だww -
地図を手に入れて、ラストに近づいてきた。
二人の判断にずっと違和感を感じていたが、最後にズレの理由がわかって納得。