バッカーノ!1710Crack Flag (電撃文庫 な 9-34)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
4.21
  • (110)
  • (70)
  • (49)
  • (4)
  • (1)
本棚登録 : 1001
感想 : 66
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  • Amazon.co.jp ・本 (353ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048684590

作品紹介・あらすじ

全ての事の発端は1707年。劇作家でもあるジャンピエールが、友人のマイザーを通してフェルメートという錬金術師に出会ってしまったことがきっかけだった。『不老不死』という言葉に釣られ、マイザーはベグやチェスと知り合い錬金術に魅入られていき、ジャンピエールは自分のファンというフェルメートに魅入られていった。そして二年後の1709年。未だ錬金術を学ぶヒューイは、過去に囚われつつも徐々にモニカとエルマーに心を開き始めていた。だが、この街の異物を探ろうとする使節団の来訪とジャンピエールの書いた新しい劇によって、ヒューイたちにも暗い過去の影が忍び込んでいく-。馬鹿騒ぎの始まりに迫る異色作第2弾。

感想・レビュー・書評

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  • 言葉を失った。
    わかっていたことだけど。

  • うちの奥さんが読むかなと思って買ったのに、「興味なくなった」とか言われて涙目な本扱い。

    多分、よほど暇にならないと読まないはず。

  • モニカが過去に犯した罪

    街唯一の詩人ジャンピエール・アッカルドは事の重大さを知らずにヒューイ・ラフォレットやモニカの過去を上演していく

    ラブロ・フェルメート・ヴィラレスクという存在を知ることなく振り回されるヒューイとエルマー

  • 結末が分かっているから購入後半年積んでいました。読めば面白いと思うんだろうということが分かっていても、読むのに躊躇した一冊でした。実際読んだら結末含めて面白かったのですが、こうして感想書いている今もまだ読後の落ち込みを引きずっています。互いで互いを補いあう三人も、結ばれたヒューイとモニカも、ついでにモニカにデレるヒューイももっと見たかった。うん、人間らしいヒューイが一番面白かったです。

  • ヒューイとモニカ恋愛編
    ヒューイのその後を決定付けた重要な事件が、300余年後発見された当事者の手記と当時の時間軸それぞれでの視点から語られます。
    世界を敵視し他人を踏み込ませなかった若き日のヒューイが、エルマーの力を借りながらモニカへの愛を自覚し、これまでと違う勇気を持って距離を縮めようとする様子は、未来の彼を見ているからこそ胸に来ます。こんなに一生懸命、誰かを大切に思っていたんだなぁと、、
    その分、フェルメートの邪悪ぶりも際立ちますね。
    内容的にも展開的にも後味的にもこれまでのバッカーノとは少し毛色が異なりますが、ひとりの人間の成長、幸福と喪失が描かれた重要な作品です。

  • 読後、なんとも言えない気持ちになった。バッカーノのルーツを知れる1700年代シリーズ、なかなか骨太です。

  • 誰でもヒューイのことが好きになるお話。
    エルマーは相変わらず。
    ヒューイが好きじゃない人も1705の後に読んでほしい。

  • 表紙が意味深。

    全体的にせつなかったなあ

  • ★内容の3ポイント
    (1)ヒューイ、モニカ、エルマーのつきあい。
    (2)ドルメンテル家の船とモニカの過去。
    (3)ラブロ暗躍。

    ★感想の3ポイント
    (1)彼らが不死者になるまでまだあるのか。
    (2)ヒューイがああなった気持ちもわかるか・・・
    (3)死んでほしくない人物の死があらかじめわかっていたので・・・

  • バッカーノ!1710読み終わった!

    もうね…
    今はね、フェルメートがね、許せない…
    最初の頃は、ヒューイがあまり好きになれなかったけど、1705読んで今回の1710読んだら、もう本当に…

    ヒューイとモニカにはしあわせになってほしかったな。

    2人の子どもってどうなったんだろう…
    フェルメートはニキに育てさせる的なこと言ってたけど、どうなの??
    気になる…

    次のバッカーノはフェルメート視点らしいよ。

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著者プロフィール

東京都生まれ埼玉出身の小説家。『デュラララ!!』『バッカーノ!』『Fate/strange Fake』(すべて電撃文庫)などを執筆。小説以外にも『デッドマウント・デスプレイ』(スクウェア・エニックス)などの漫画原作のほか、ゲームシナリオやドラマ原作など多種多様な作品を手掛ける。

「2023年 『シャークロアシリーズ 炬島のパンドラシャーク〈下〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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