~覚醒遺伝子~ 空を継ぐもの (電撃文庫 な 14-1)
- アスキー・メディアワークス (2010年5月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048685467
作品紹介・あらすじ
眠り病が静かに広がる街で、月雄は夜ごと夢の中で一人の少女を見る。彼女はいつも簡素な寝台に腰かけ、じっとこちらを見つめてきた。しかし、そんな夢にとある異変が起こると同時に、月雄は現実でその少女と出会う。少女の名はツェツェ。目覚めるはずのない眠り病から覚醒した彼女に懐かれた月雄は、自らも無垢なツェツェに惹かれていく。眠り、夢、天使、遺伝子、様々なものが絡み合う中、二人を待ちうける運命とは-。感動のエンジェリック・シンフォニー、開幕。
感想・レビュー・書評
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雰囲気はとても好き。 ツェツェと月雄が最後に会えて良かった。 君華さんが結局どうなったのか、わからないままなんだけど、次から出番はあるのかな?
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『眠り病』って、今のわたしか?! グー(笑)
バックグランドとして出てくる遺伝子とか生物学とか、作者はたぶん理系なんだろうなあとおもう。
物語的にはちょっとSF。
なんとなく『パラサイトイブ』?
お話自体は、いろんな伏線を残しつつも綺麗にまとまっている。
ただ、おもしろかったかと聞かれると、ちょっと微妙。
なにかが足りない。
ちゃんと山場もオチもあるんだけど、あまり盛り上がらない。いや、盛り上がれなかった。
すごく淡々と平板な印象だ。
それは展開がだいたい読めてしまうと言うこともある。
でもそれ以上に、主人公の性格に問題があるような気がする。
なんというか、ちょっと醒めた感じで、
そのために彼の語りの物語にうまく入り込めなかった。
どこかで見たような話の展開や、あまりにさらりとしすぎているエピソードなど、全体的にもう一つの感がある作品だった。 -
覚醒遺伝子(キリッ まぁ悪くは無いけど印象に残りづらい感はあるよなぁ。1巻完結で良いと思いました。あ、絵師買いでした
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なかなか面白かった。1巻完結なのだと思ったけれど、2巻出るんですね。どうなるのだろう?
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20100714-20100715
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発売前の見本を頂戴してしまった。ナムさんのデビュー作。書く分野が「なんでラノベなの?」の理由が良く分かった。こういうナムさんみたいな大人になりたいです。
作家を、クリエイティブさがびしびし溢れてる芸術家さんと、既存のものを丁寧に組み立てる職人さんに分けるとしたら後者。今後の期待を込めて星三つ。