お待ちしてます 下町和菓子 栗丸堂2 (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.47
  • (26)
  • (89)
  • (120)
  • (15)
  • (3)
本棚登録 : 940
感想 : 83
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048690331

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ミステリアスヒロイン葵さんの苗字が判明。具体的な素性は次巻以降だろうか。

  • 浅草ならではの温かい人の感じが伝わってきました.特に桜餅の話は好きでした.栗田や浅羽の放つ言葉は大げさだったりする気もしますが,そこにも人間の温かみが出ていて好きでした.葵さんは1巻と比べると別の面が見えてきて,これからどういう真実が見えてくるのだろうとワクワクしました.

  • 和菓子が繋ぐ人との絆って設定はいいんだけど、少々強引に感じる事があってちょっと冷める…。こじれた親子関係に改善の一助となることはあっても食べたらいきなり解決するってどうなんだろう…

  • 和菓子屋さんを舞台にした日常ミステリ。
    ミステリというより人情もの?
    桜餅、饅頭、おこし。

  • 浅草の和菓子職人と謎のお嬢様が日常の謎を解決する物語の第二弾。
    おこしにも地域性があるなど、あまり知らなかった和菓子のエピソードが満載。

  • 雷おこしと、粟おこしの違い。
    桜餅も関西と関東でそんなに違うのか、と改めて感じる事が出来た。

  • B913.6-ニト-2 300430519

  • 浅草の一角に佇む和菓子屋「栗丸堂」。
    最近店を継いだ若主人、栗田仁はやんちゃを
    していてせいもあってどこか危なっかしいが
    和菓子を作る腕は確か。
    しかし、店の売り上げは捗々しくない…
    心配した知人が確かな味覚を持つお嬢様
    葵を紹介し、その出会いが栗田の和菓子を変え
    珍騒動を巻き起こす…シリーズ2作目。

    人情もの…の割に…あっさりしているというか…
    浅草下町江戸っ子感が
    感じられないのはなぜだろう…
    あっでも今回は落語の師匠なども出てくるので
    その辺は浅草感があるでしょうか。

    ・雷おこし
    仕事にかまけてほったらかしていた息子との
    絆を取り戻す為に亡くなった妻の話を
    頼りに雷おこしを探す小此木。
    どんな探し回っても息子の好物である
    おこしが見つからない…

    ・饅頭
    ひいきにしてくれている落語の師匠の下に
    饅頭を届けに行った栗田と葵。
    しかし、その饅頭を食べた直後
    師匠が倒れこんで眠ってしまった。
    どうやら睡眠薬を盛られたようなのだが…

    ・桜餅
    いちいち栗田に絡んでくる幼馴染の浅羽が
    珍しく頼み事をしてきた。
    妹である楓が入院しているという。
    拒食症になっている楓に浅羽は好物である桜餅を
    作ってほしいと頼んできたが…

    桜餅の話は自分が桜餅好きなのと
    ちょっと残念な不良?の浅羽が
    妹想いのお兄ちゃんであるのがわかって
    割と好きでした。
    関東風長命寺桜餅と関西風道明寺桜餅。
    関東の人間ですが桜餅は道明寺派です。

  • いろいろあって最後は駄洒落。桜餅美味しそう。

  • 東京浅草、明治から四代続く老舗「甘味処栗丸堂」の若き店主 栗田任は、3ヶ月前助言をくれた和菓子の知識と味覚に冴えたお嬢様 葵に言われて新商品開発のことを考えていた。2人が通りかかった雷おこしの店先で、店主と客が揉めていて−

    ◆今回も謎の解決はイマイチ安直すぎる気がしつつも下町案内と和菓子の蘊蓄は楽しかった♪米はぜを買って雷おこし作ったことあるけど、おこし種って米揚げてつくるのか。今戸神社か-私も行ったなぁ(*yωy)とか久し振りに浅草ぷらぷら行きたくなるなぁ♪


    【以下ネタバレ】
    意外と葵さんが読書家で池波正太郎の剣客商売の話が出てきたりしてちょっと、おぉ、自分の天才的味覚に頼るだけじゃなくて食に関する本なんかも色々記憶力優れてるわ♪と楽しくなったり。ROXの先の演芸ホールにてお笑いに一緒に行ったり。木村屋總本店発祥のあんパンは酒饅頭から発想したものだなんて♪

    また出たチョロイ不良な浅羽の妹思いな一件は、これまた「え-…そんなことで」な原因と解決だけど長命寺の桜餅と言問団子が出てきちゃ許すしかないな(笑)在原業平の「名にしおはばいざ言問はむ都鳥我が思ふ人はありやなしやと」 から言問の地名がついたなんて素敵だな-。長命寺の桜餅は1回買いに行ったけどわかりづらくて迷ったな-…1つを3枚の桜の葉っぱでくるんである、白い桜餅なんだよね、確か。「元祖」だから買ってみたけど実は近所の和菓子屋さんの苺桜餅のが好き(笑)

    伊豆の桜の葉っぱは知ってたけど、見に行ってみたいなぁ。鳳城家のお嬢様で、手首に傷…どんな辛い過去があったのか…気になるな

全83件中 41 - 50件を表示

著者プロフィール

東京都在住。電撃小説大賞で見い出され、メディアワークス文庫『お待ちしてます 下町和菓子 栗丸堂』がシリーズ累計40万部を超える人気シリーズとなる。メディアワークス文庫から刊行された青春小説『この終末、ぼくらは100日だけの恋をする』のヒットで新境地も開拓。

「2023年 『いらっしゃいませ 下町和菓子 栗丸堂7 日出処の和菓子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

似鳥航一の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×