- Amazon.co.jp ・本 (345ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048706919
作品紹介・あらすじ
クリスマスが近づき、探偵事務所のそばにあるホームレス公園の改装工事が始まろうとしていた。そんなある日、事務所にやってきた依頼客は、なんと売り出し中のアイドル歌手。子供の頃に失踪した父親そっくりのホームレスをその公園で見かけたのだという。父親捜しの過程で浮かび上がる、エアガンで武装したホームレス狩り集団。そして、なぜか探偵団を離脱する少佐。「これは自分ひとりでかたをつける」やがて-事件が起きる。僕が探偵助手として体験した中で、最も奇怪なあの事件が…戦慄のニートティーン・ストーリー、第7弾。
感想・レビュー・書評
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きにしたことはなかったのだけど、それぞれの過去や未来に入り込む作品だなあと。
仲間の過去がそれぞれ噛み合っている。
人の繋がりが歴史を作るような印象さえある。
と、持ち上げたところで
このシリーズは、頑なに素直になれないキャラが多い。そのパターンが繰り返されてるので、探偵のパターンも同じ。
そのため、盛り上がりも似てる。
そこらへんが好きなら何も問題はないが気になる人はダメそうに思う。
難解にするための手段ではあるが、探偵ものしては弱い。これはジャンルな気もする。
犯人を探してみたいなサスペンスというか、失われた何かを求めるという方がしっくりくる。
探偵という仕事はまあそういうものだろうが。
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アイドル歌手の夏月(なつき)ユイが、ニート探偵のもとに父親をさがしてほしいという依頼を持ち込んできます。失踪した彼女の父親が、この付近でホームレスをしているのを目撃したというのです。少佐たちと交流のあるギンジと呼ばれる男が彼女の父親にちがいないと確信した鳴海は、ギンジにユイのことを話しますが、彼はしらを切ります。そんななか、ホームレス襲撃事件が起こり、さらにギンジが悲惨なしかたで命を落とすことになります。アリスは事件の調査をおこないますが、少佐は彼女たちとは別行動をとり、犯人をさがし出そうとします。
主要キャラクターを一人ずつ掘り下げていくというパターンで、今回は少佐の巻となります。ただ、少佐のキャラクターにせまるというよりも、事件そのものに焦点があてられているような印象があります。本作のなかでもとりわけクセのある少佐のキャラクターを、あまり壊さないように気配りがなされているのかもしれませんが、ストーリーよりキャラクター重視の読者としてはちょっともの足りないと感じてしまいました。 -
なんだかんだでもう7巻。今回は少佐が関わってくる。
相変わらずストーリーは重い。これを「ライト」と表現するのはいささかどうだろうか、という気がしないでもない。
ライトノベルは気楽に読めるのがポイントだとは思うが、このシリーズは、ちょっとした「心構え」が必要になってくる。でも、そうしてまでも読みたい何かがこの作品にはある。
ときどき、?っとなる比喩も出てくるが、文体は相変わらず私の好み。ぜひ、この路線で続けていってもらいたい。 -
この巻では「大佐」こと向井さんの過去が明らかになった。例によって重要なゲストキャラが死ぬものの、とても美しい終わり方。伏線の回収率と回収方法が凄まじい。ニート探偵がニートでなくなってきたのが気になる…。
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アニメが転けたことで有名な原作。それなりに面白いと思う。
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少佐殿のお話。
少佐の素性が少し分かるようなお話でした。
彼のキャラはとても好きなので、もっと彼を中心のお話を書いていただきたいと感じました。 -
父親探し、ホームレス狩り。
1人抜ける少佐。
様々は人の想いが絡み合っていて、
よかった。
この話、好きだな。
芸能人とデートまでして
鳴海はいったいどこを目指しているんだ(笑) -
少佐の話はおまけ
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少佐回。
ついにナルミのモテっぷりはアイドルにまで。
少佐の話とユイの話がぶった切れてた感じがしたけど、面白かった(´ ` ) -
NEET探偵たちの物語の第7弾。
今回はアイドルからの「子供のころに別れた父を見た」という依頼から起こった怪奇事件。
今までの中で一番好きなエピソードだったかな。
重いエピソードながらどうもいい意味で締まらない部分があるので読んでいて楽しく、引き込まれていきました。
最後は心もホッコリしましたし満足の回でしたね。
時期的にもいい作品でした!