- Amazon.co.jp ・本 (402ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048708364
感想・レビュー・書評
-
「神様の御用人」シリーズよりも前に書かれた作品。山に登ったことがなくても、主人公と一緒にお勉強できます。夏山シーズンにぴったり。
ひらひらと場違いな服装で、山小屋の何たるかを全く知らずに、アルバイトにやってきたあきら。(女の子です)怒ってばかりいる大樹と、マニュアルなしでは行動できない曽我部くん、セクハラ親父の武雄、医者だという何故か山伏の格好をしている宮澤。個性的な山男とおっさんたちに囲まれて、とてもやってらんない、と山を降りようと決心したところで、武雄が骨折。人手不足から仕方なく山に残ることになったのだが・・・。
イケメンカメラマンの福山(まんまだね)に山の美しさを、大樹には厳しさを教え込まれ、なんとか慣れてきたところに遭難事件発生!あきらと、曽我部しか残されていない山小屋で、どう乗り切るのか?!
コメディだけど、みんな、それぞれに悩みながら、訳あって山と対峙している様子が、だんだん明かされます。山は全ての事情を飲み込んで、どんな人でも受け入れてくれるのでした。
テンポの良い文章と、ノリツッコミが面白くて、これはもう、文章で書いた漫画!すごく楽しめました。浅葉さんは第二の有川浩ではないかと、密かに思っております。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
山が私を読んでいる!なんて今風なタイトル。
電撃文庫の兄貴分であるメディアワークス文庫を大のオヤジが読むことを決めさせたのは、やはりこのタイトルに違いない。
今風なかきっぷりに一瞬ひいてしまったが、最後まで一気に読んでしまった。
主人公が自分の居場所を求めて自分探しをするのだけれど、その本人が自分の魅力に気づかないという 、なんとも現代の若者の典型例が終始描かれている。
若干まどろっこしい展開も爽やかキャラたちがすっきり展開させてくれて素晴らしく読みやすい。このキャラならきっとこんな感じの行動パターンというのがはっきりしているのだ。武士道シリーズの誉田氏に作風がにているが、キャラが若々しく、まさに若手というかきっぷりに大変好感がもてました。次回作期待しています。この第二弾でも、今度は海が私をよんでいる!でもよいです。 -
山ガールのお話ではない。森林浴位の軽い気持ちで来た女性が、バリバリの山小屋で働くことに。山の神に呼ばれたのか?迷い込んだのかは判らないが、知らぬ間に着ていた鎧を脱いでいく。そこにはありのままの姿を受け入れてくれる仲間が居て、自分を受け入れ始めた女性が居た。暖かくなったら山に行ってみよう。
-
山を舐めちゃあかん。いくら暑い時期だからと言って薄着で登山しちゃ後で痛い目にあう。山で水飲むのもお金が掛かる。風呂に入浴するのも、食料を運ぶのも大変。この本を読んで改めて勉強になりました。
-
2019/3/10読了。
とある理由から山岳知識ゼロの、あきらは、山に登り山小屋でアルバイトをすることに。
モデルは、日本アルプスか、尾瀬か。。
ストーリーは、まあ至って普通だけど、山の風景の描写がとても心地良く(恐らく登山の経験がある人、それも小屋泊まり経験者なら尚更だと思います)、どこかにまた行きたくなった。呼ばれてるのかな? -
初見の作家さんヽ(^o^)丿♪
デビュー作である?「空を魚が泳ぐ時」???・・が微妙で・・
どうしようか???と思ったけど・・
こちらは俺的に大好物です(*^^)v
すばらしい⌒(^O^)⌒
女性に母性本能が有るように・・
男性にも父性本能が有ります。
がんばってる女子の物語・・
・・素敵でした(^・^)
浅葉さん・・
神様の御用人???も楽しみにしています~(*^_^*)♪ -
カテゴリはラノベで確かに軽い感じだったけど、登場人物がなかなか魅力的でした。特におっさんたち。
その後のお話も読んでみたい気がするので、シリーズ化しないかなー。 -
山を舞台にした自分探しストーリー。
ちょっちクサイところもあったりもするんだけどそれも含めて実に王道(ラストの大樹のツンデレっぷりがまたベタというかなんというか)なストーリーが良かったです。 -
山小屋でのバイトの話。仕事をする山小屋で様々な人と出会い、自分を見つめなおす主人公。山について何も知らなかったので楽しめた。前作の方も読んで見たいな。