- Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048729796
作品紹介・あらすじ
あたしは自分の誕生日も知らない。国籍もない。そして名前もなかった。あたしの生まれた街はあたしによそよそしくて、肌寒くて、どこかいやなにおいだった-。孤独で貧しくて、けれど決して希望を捨てない街=イェンタウン。円で夢が叶う街。少女アゲハを通して描かれる、切なくて愛しい物語。
感想・レビュー・書評
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小さい頃あこがれた世界。今ある此処ではない何処かの世界。なのに今いる世界と似ているようで、懐かしい。今までで何回も読み返した本。最後に拳銃の引き金が引かれる瞬間。これだけの為に5回も6回も読んだ。華やかさの裏に、残酷さもある。その逆もまた然り。
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映画化されて、一時期流行ったこともある。語り口が魅力。
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どうやらカタカナの名前は苦手なのだと気づいた。
終わりかたがスッキリしていて良かった。 -
小学生以来に読んで、やっとこさ意味がわかった本。こんな話だったんだ
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個人的には映画の方が好き。
charaの歌うMYWAYが泣ける。 -
非常に読みやすいのだけれども
それに反して痛々しいのが
難しい文章よりも
辛く響く -
温かく、かつ残酷、
でも最後に残るのは温かさ。
華やかなだけが幸せじゃない。
そう思わせてくれた。 -
キャラクターが好き。どのキャラも魅力的。
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ちょっと物語としては無骨な気もしたけれど、魅力的だった。映像用の作品だったのかな、著者のあとがきだかによると。映像があるならそちらも見てみたいと思わされた。