長恨歌: 不夜城完結編

著者 :
  • KADOKAWA
3.20
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本棚登録 : 275
感想 : 32
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  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048735766

感想・レビュー・書評

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  • GW後半に、”まったり読書”を実現できました(笑)
    まぁ本の内容はちっとも”まったり”ではありませんけどね。。

    前作「鎮魂歌(レクイエム)―不夜城〈2)」と同様に、主役は劉健一ではなく武基裕(たけもとひろ)
    〜残留孤児2世を装って日本に来た中国人です。

    楊偉民が殺される場面から始まるこの作品、健一が主人公にどうからんでくるのかとても期待してずっと読んでいたのですが・・
    正直物足りなさを感じました_| ̄|○i||i

    まず主役の行動がすご〜くひとりよがりな感じがするんですね。
    故郷の幼なじみだった小文と運命的な再会をするんだけれど、基裕の気持ちの描写ばかりで小文のことがさっぱりわからない。
    小文は存在感がない、というか輪郭がぼやけた感じがしていました・・。

    それと常にデジャヴを見ているような感じがしていました。
    基裕と小文が「不夜城」の健一と夏美みたいなんですね。
    (それが作者の狙いだったのかもしれないけど)
    でも恋人、という関係ではない2人は健一と夏美のような”危うさ”も”切なさ”も感じなくて・・
    それが物足りなさの原因だったのかも(ーー;)

    健一もね〜、どんな大物になっているかと思ったけど・・なんだかラストの方も呆気なかったし(凹)

    <span style="color:#008000"><strong>結論:不夜城は2も完結編も読まなくてよし!Σ(^∀^;)</strong></span>

  • ぐだぐだ 女の人が好きだった、認められなくてもあの人なりにあの居場所に座るのだろう。
    もっともっともがいてみっともなくあって欲しかった。

  • これはどうなんだ

  • 面白くなかった。流れも想像がつくし、健一がさっぱり活きてない。不夜城が一番面白かったナ・・・

  • これが不夜城シリーズ、三作目にして完結編となる。今回も健一はあまり表に出てこない。歌舞伎町から楊偉民を追い出した健一はどうなっているのか。またどうなっていくのか必見です。

  • 前二作に比べ、あっさりした展開でした。シリーズものの難しさなんでしょう。三部作を通じた主人公の結末に関しては残念です。

  • 出すのがおせーよ!って見たとき思ったけど、買った。
    完結してるか?これ。
    馳さんは映画にも出てるアグレッシブな人だから、許してあげます。

  • 年取ったからか?健一が主流じゃないのね。んーー、おバカな男の話じゃ。ってのが読後の一言。

  • 劉健一がこれで見れなくなると思うと残念。個人的に「鎮魂歌」よりおもしろかったです。

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著者プロフィール

1965年北海道生まれ。横浜市立大学卒業。出版社勤務を経てフリーライターになる。96年『不夜城』で小説家としてデビュー。翌年に同作品で第18回吉川英治文学新人賞、98年に『鎮魂歌(レクイエム)不夜城2』で第51回日本推理作家協会賞、99年に『漂流街』で第1回大藪春彦賞を受賞。2020年、『少年と犬』で第163回直木賞受賞した。著者多数。

「2022年 『煉獄の使徒 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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