クローズド・ノート

著者 :
  • 角川書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (379ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048736626

感想・レビュー・書評

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  • 雫井さんの恋愛小説。万年筆のくだりが少しくどかった。心理描写とかは丁寧だったと思う。

  • 話の流れは割と早い段階から予想がつくので、そこは気にせず読めるかどうか、なのかな。

    作者が"伊吹先生"の人柄を大切にしているというのがよく伝わってくるし、この人のための小説だった。

    主人公の性格というか発想が自分と似ている気がして、個人的にそこも楽しんで読めた。

    個性、個体を重んじ、それを楽しむことを改めて教えてくれた。

  • 可愛らしくてほっこりするお話でした。
    ただ、感動はしたけれど途中から展開がかなり読めてしまって、個人的にはちょっと盛り上がりに欠けてしまいました。

    香恵ちゃん、ちょっとしたことで舞い上がったり人にすぐ共感出来ちゃうところは若くて可愛らしいなと思う面もありますが、天然すぎるところは読んでいて疲れそうになりました……

    私は葉菜ちゃんの方が一生懸命できっと少し強がりで、幸せになってほしいなと応援したくなりました。

  • 星3つ。ストーリーは悪くないし文章も上手だけど、なんだか少女趣味だなぁ、夢みがちな感じだなぁ、と感じた。
    それだけに、後書きに涙。そこを含めると、4つにしてしまいそう。

  • タイトルには行きつかなかったけど
    香恵はいいです
    面白かった

  • 雫井さんご自身のお姉さんのお話がモチーフになっているということなので、若干書きづらいけど、3分の1くらい読んだところで、伊吹先生はきっとすでに亡くなっていることがうすうすわかり、隆さんの話が出てくる前に、石飛さんが伊吹先生の恋人だったこともだいたいわかり、あとは答え合わせのために惰性で読むって感じになってしまった。
    鹿島さんも結局なんのために出てきた人なのかよくわからなかったし、無駄に引き延ばされた感じ。
    小説だから、、とは思うけど、さすがに賃貸で借りる部屋に前の住人の荷物が残ってるって、ぜーーーったいにあり得ないし、最後の方で駅の回収されたごみから絵を回収するところも、本当の持ち主かどうか証明できないのにそんなに簡単に返してもらえるわけないと思うし、、、ラストもマンドリン忘れてくるとかありえない、重みで気づくでしょ。
    細かいところだけど引っかかっちゃって入り込めなくて、もう、ほんとに答え合わせのための読書になっちゃって残念だったな。
    あと、たぶんわたしは主人公の香恵ちゃんと根本的に気が合わなさそう。
    「天然で地味なワタシ」とアピールしつつも、付き合ってもない男性に手料理もってっちゃうとか、やってることがけっこうあざとい。
    それに、星美さんをちらっと見ただけで勝手に石飛さんの恋人と勘違いして落ち込むとか、浅すぎ。
    全体的に自分の感情だけが世界のすべてって感じで、見ててイライラするタイプだわ。
    あー、もう時間の無駄だった。
    ・・悪口ばっかり書いてごめんなさい・・

  • 先輩に貸してもらった本



    何も知らずどんな話なんだろうって思って読み進めていくとめっちゃ恋愛小説って感じで、うーんとなってしまった。

    主人公に「そんな期待する?」ってツッコミを入れてしまったりとモヤモヤがたまらなかった。

    話もこーなるんだろうなって感じで進んでいくし、自分には合わない本だったかな…

    でも楽しみながら読めたし最後伊吹先生の想いが伝わってよかったし、オチもついて先が気になってしまう笑

  • 教師を目指し勉強している大学生の香恵は、マンドリン部に所属し、その活動に励んでいた。
    彼女の一人暮らしの部屋のクローゼットには、前住人の残したノートが眠っている。

    じんわり暖かく、優しい物語。
    主人公の香恵にとても良い印象を持ちながら読みました。
    途中からは、先の展開が読めますが、それさえも先が気になる題材となり、一気読みです。

    著者の実姉さんの実話に基づき着想した作品とのこと。
    お姉様もきっと喜んでいることでしょう。

    万年筆にはあまり含蓄がないため、調べながら読みました。
    万年筆にも興味津々です。

  • 2006/11/28 , 2007/1/1 read up

  • 亡くなった小学校教員だった作者の実姉の日記をベースにした作品。淡々と物語が進行し、最後はホロリ。
    ミステリー作品ではない。

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著者プロフィール

1968年愛知県生まれ。専修大学文学部卒。2000年、第4回新潮ミステリー倶楽部賞受賞作『栄光一途』で小説家デビュー。04年に刊行した『犯人に告ぐ』で第7回大藪春彦賞を受賞。他の作品に、『火の粉』『クローズド・ノート』『ビター・ブラッド』『殺気!』『つばさものがたり』『銀色の絆』『途中の一歩』『仮面同窓会』『検察側の罪人』『引き抜き屋1 鹿子小穂の冒険』『引き抜き屋2 鹿子小穂の帰還』『犯人に告ぐ2 闇の蜃気楼』『犯人に告ぐ3 紅の影』『望み』などがある。

「2021年 『霧をはらう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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