雷の季節の終わりに

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 1021
感想 : 212
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  • Amazon.co.jp ・本 (305ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048737418

感想・レビュー・書評

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  • ホラー感はあんまりないですが、不思議な話です。

  • 恒川光太郎2冊目。(一冊目=夜市)
    いやー、この方の独特の妖しくて美しい世界、素晴らしいです。
    でも「夜市」にはかなわないかな。
    ・・・長編=登場人物が多く、その登場人物に寄りそうように細かく描写しているせいか、ちょっと全体的にボヤケた感じになってる気がするのはワタシだけでしょうか?
    でも、それでも素敵な本でした。
    まだまだ恒川光太郎氏の本、読み続けたいと思います♪

  • 現世から隠れて存在する小さな町・穏で暮らす少年・賢也。彼にはかつて一緒に暮らしていた姉がいた。しかし、姉はある年の雷の季節に行方不明になってしまう。姉の失踪と同時に、賢也は「風わいわい」という物の怪に取り憑かれる。風わいわいは姉を失った賢也を励ましてくれたが、穏では「風わいわい憑き」は忌み嫌われるため、賢也はその存在を隠し続けていた。賢也の穏での生活は、突然に断ち切られる。ある秘密を知ってしまった賢也は、穏を追われる羽目になったのだ。風わいわいと共に穏を出た賢也を待ち受けていたものは―?透明感あふれる筆致と、読者の魂をつかむ圧倒的な描写力。『夜市』で第12回日本ホラー小説大賞を受賞した恒川光太郎、待望の受賞第一作。
    (BOOKデータベースより)

  • 「夜市」で日本ホラー小説大賞を受賞した恒川光太郎さんの2作目。「夜市」(というより一緒に収録されていた「風の古道」)がよかったので期待しつつ、期待しすぎないように気をつけながら読み始めました。2作目だからね。でもそんな気を配る必要はなかった。面白いです、これ。ここではない別の世界が舞台なんですが、細かい描写もしっかりしてて薄っぺらくなっていない。雰囲気あります。伏線もうまく張られ、きれいに収まっていて。ラストの展開が微妙っちゃ微妙。それでも次の作品(もう出てるみたいね)も必ず手に取ろうと思えるくらいよかったです。

  • 何度でも読みたい
    作者の描く世界は砂のよう
    はかなく つるっとしている
    みずみずしい感性の主人公
    無情でもある

    不思議となつかしい

  • 一気読み。
    引き込まれる世界観。
    教訓はなくても良い。

  • 写真:Tom Dietrich/Getty Images
    装丁/片岡忠彦

  • 面白かったです。

  • 読了!!!

  • 梅田さんおすすめ

    冬と春のあいだに雷季がある場所
    ここではない地図にものっていない場所

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著者プロフィール

1973年東京都生まれ。2005年、「夜市」で日本ホラー小説大賞を受賞してデビュー。直木賞候補となる。さらに『雷の季節の終わりに』『草祭』『金色の獣、彼方に向かう』(後に『異神千夜』に改題)は山本周五郎賞候補、『秋の牢獄』『金色機械』は吉川英治文学新人賞候補、『滅びの園』は山田風太郎賞候補となる。14年『金色機械』で日本推理作家協会賞を受賞。その他の作品に、『南の子供が夜いくところ』『月夜の島渡り』『スタープレイヤー』『ヘブンメイカー』『無貌の神』『白昼夢の森の少女』『真夜中のたずねびと』『化物園』など。

「2022年 『箱庭の巡礼者たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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