- Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048738088
感想・レビュー・書評
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三和なのか
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経済・金融小説の黒木亮氏の作品。
貿易や金融の題材が多い氏の作品の中では少し珍しい感のある、バブル期の銀行融資の実態を訴訟に即して描いた内容。
詳細な銀行実務の知識に目を開かれるが、氏の経歴に銀行勤務があり、納得。
大変勉強になるが、あまりに実務的な書類が数多く登場するため、全てを具体的にイメージすることは難しかった。 -
銀行の実状を良く知らないまま書いた本
(処分済) -
法廷ものだった。
一つの事件をピックアップした小説だけど、事件自体に大きな山場はなく淡々と進行していく感じ。
黒木亮というのは「巨大投資銀行」も含めて考えるとそういう作家なんだろう。 -
683
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200805 作者の体験を基にしたストーリーなので、途中までほとんど事実ベースかと思って読んでました。
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下巻はなんだか腰砕けで終わってしまったような印象。まぁ、事実というのはこんなもんなんだろう。三和は高杉良の小説でもかなり叩かれていたのではなかったろうか。「傲岸不遜な頭取」も「二重瞼の秘書役」も見覚えがあるような。。。日本の民事だと、訴えた側に立証責任があるので、この手の裁判はほとんどが銀行の勝ちで終わっているそうだ。(あらすじ)一審では銀行の全面勝訴となるが、ダイエーへの融資の問題などからUFJが吸収合併されることになり、過去の事件を一層しようという三菱グループの意向により、事件は和解にいたる。