幻想小品集

著者 :
  • 角川書店
3.46
  • (37)
  • (44)
  • (76)
  • (24)
  • (4)
本棚登録 : 504
感想 : 60
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (183ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048738132

作品紹介・あらすじ

帰ってきました。僕の物語の生まれる場所へ。幻覚と耽美が行き交う七つのゴシック・ロマンス。いっさいの妥協なく。嶽本野ばら、最新恋愛小説集。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ゴスロリの話と悪魔の話がすき。
    気持ち悪いけれど、何故か上品。
    カタカナ表記のところは読むのが億劫で、結構とばしてしまった。

  • ↓利用状況はこちらから↓
    https://mlib3.nit.ac.jp/webopac/BB00502344

  • 今から十数年前、発売日に買って嶽本氏の幻想的な世界観に酔い痴れた記憶がある。
    過去に読んだ本の内容を忘れがちな自分だが、本書のサバトを題材にした物語は強く印象に残っている。

  • 発売当時購入

    チョコレートの話が一等スキ。

  • 非現実的な世界を楽しみたい人に…

  • このふわふわとした夢遊病みたいな文体、たまに無性に読みたくなる。

  • チョコレート。

  • 愛するもののためなら、どんなことでもやり遂げてしまう。
    そのパワーが、ものすごい特殊な方向へいっちゃってる感じですね。

    とても痛かったり、寂しかったり・・・どの話も後味わるく、あんまり好みじゃなかったです。。

  • 野ばらさんお得意の、毒をはらんだ耽美な世界観が全開です。

    「終わり」に救いを見出しているような、そんなお話が多く見受けられました。

    個人的に一押しなのは「Double dare」。お洋服をきっかけに新たな自分に出会い、ゆくゆくは内に秘めた狂気と向き合っていく…というお話。

    大好きなGothicメゾン、alice auaaの世界観にマッチした退廃的な展開に、著者のGothicへの理解の深さも感じられました。

  • 独特の文体は、どういう意図によるものなのか判断がつかないけれど、登場人物たちの、一つのことをとことん突きつめていこうとするマニアックさと、それを包み込む幻想とがとても美しかった。文章自体にはそれほど美しさを感じないけれども、その感性、その事柄、が美しい。美しくないこの世界から、美しいと感じられるものだけを取り出してみた。そんな感じだ。
    中でも、「Sleeping Pill」が一番好きだった。
    一般的に「異常」と言われる物事は、時に美しさを孕んでいるものだと思う。気付かれぬ美。気付いた者は、幸い。

全60件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

文 嶽本 野ばら
京都府宇治市出身。作家。
1998 年エッセイ集『それいぬ̶ 正しい乙女になるために』(国書刊行会)を上梓。
2000 年『ミシン』(小学館)で小説家デビュー。
2003 年発表の『下妻物語』が翌年、中島哲也監督で映画化され世界的にヒット。
『エミリー』(集英社)『ロリヰタ。』(新潮社)は三島由紀夫賞候補作。
他の作品に『鱗姫』、『ハピネス』(共に小学館)、『十四歳の遠距離恋愛』(集英社)
『純潔』(新潮社)など。『吉屋信子乙女小説コレクション』(国書刊行会)の監修、
高橋真琴と共書絵本『うろこひめ』(主婦と生活社)を出版するなど少女小説、お姫様をテーマとした作品も多数。

「2021年 『お姫様と名建築』 で使われていた紹介文から引用しています。」

嶽本野ばらの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×