RDG レッドデータガール はじめてのお使い (カドカワ銀のさじシリーズ)
- 角川グループパブリッシング (2008年7月4日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048738491
作品紹介・あらすじ
山伏の修験場として世界遺産に認定される、玉倉神社に生まれ育った鈴原泉水子は、宮司を務める祖父と静かな二人暮らしを送っていたが、中学三年になった春、突然東京の高校進学を薦められる。しかも、父の友人で後見人の相楽雪政が、山伏として修業を積んできた自分の息子深行を、(下僕として)泉水子に一生付き添わせるという。しかし、それは泉水子も知らない、自分の生い立ちや家系に関わる大きな理由があったのだ。大人気作家荻原規子の書き下ろす新シリーズ。
感想・レビュー・書評
-
ブクログ内でも評判だったRDGシリーズ。
なんとなく食わず嫌いならぬ、読まず嫌いってやつで自分にはあわないかな・・・と敬遠してました。
ごめんなさい。荻原さん・・
面白かったです!読まなかった自分に反省。
泉水子の今後の成長も気になるし、泉水子の周りの人たちのことも気になるし、なんといっても深行!これから泉水子にどう関わっていくのか気になる。泉水子に対して、冷たいんだけど時々見せる優しさがツボです。
しばらく、シリーズ追いかけます。 -
新聞の書評で気になっていた『RDG レッドデータガール』。
私にとっては、「はじめてのお使い」ならぬ「はじめての荻原さん作品」です。
生れてこのかた切ったことのない黒髪を、きっちり2本の三つ編みに結い
(これをみんなに「しめなわ」と揶揄されているのがかわいそう・・・)
母親のお下がりのメガネをかけ、携帯電話も持たず学校と山奥の家とを往復し
男子とは差し迫った必要がなければ口もきけない、
まさに絶滅危惧種のようなレッドデータガール、泉水子。
自分が冴えない女の子であることを嫌になるほど自覚している彼女が
少しでも普通の女の子になろうと、ちょっと前髪を切った途端。。。
学校中のパソコンの起動不能、オフラインなのにカリフォルニアの父と繋がるテレビ電話、
未来から降臨する姫神、名簿にはいないのにみんなに認識されるクラスメート、と
次々に巻き起こる奇想天外な出来事に、期待が高まります♪
警視庁公安部に所属し、神出鬼没の人である母の紫子、
ヘリコプターで颯爽と学校に降り立ち、笑顔であらゆる人を懐柔してしまう相楽、
山伏としての修業を積み、泉水子の下僕となることを運命づけられているのに
周囲には折り目正しい優等生として接し、泉水子には毒舌をふるう深行など
泉水子を取り巻く人々の一筋縄ではいかない雰囲気も楽しく
唯一無二の存在として手厚く育てられながらも自分を否定してばかりだった泉水子が
生まれつき持っていた(というより持たされた)言い知れぬ力とどう向き合っていくのか
楽しみでたまらない、RDG序章。
それにしても、山奥のわが家を離れ、ちょっと東京に修学旅行に出かけただけでも
券売機は壊れ、自動改札はエラーになって通れず、電車すらシステム異常で止まってしまう
電気との相性最悪の泉水子、さんざんな「はじめてのお使い」、お疲れさま! -
尊敬する、ブグログ仲間の方のレビューを見て、ずっと気になっていた作品。やっと、図書館で巡り合うことができましたヽ(^o^)丿
RDG(レッドデータガール)=絶滅危惧種の女の子。
「普通の女の子になりたい。」そのような気持ちを抱きながら神社の娘として日常を過ごしていく泉水子(いずみこ)。
そして、冴えなくて長く編んだ三つ編みは腰まで届くほどで赤眼鏡をかけている。現代の女の子とは違った印象。しかし、神社の娘となればそのようになるのかな?
そして、前髪を少し切った瞬間から彼女の状況は変わっていく。
父の友達の相楽(さがら)はヘリコプターでの登場。
その相楽の息子・深行(みゆき)を下僕として一生つき合わせていく。
泉水子は自分の生い立ちや過去を聴くために、修学旅行で東京にいる母親の元へ。
この先も、まだまだ続くというところで次の巻へ。
しかも、終わり方も綺麗に終わるのが魅力的。中途半端には終わらせないというか・・・。
なんとも、面白い作品。はじめての作家さんは躊躇してどうしても嫌ってしまうのですがすんなりと受け付けてくれた私の脳(笑)
早く、次の巻を予約しないと♪
泉水子と深行が待っているような気がして(●^o^●)-
おお!紫苑さんもRDGファンに?!ナカマナカマ゚.+:。(ノ^∇^)ノ゚.+:。
まさに絶滅危惧種のような泉水子に、キラキラ王子☆風の相楽...おお!紫苑さんもRDGファンに?!ナカマナカマ゚.+:。(ノ^∇^)ノ゚.+:。
まさに絶滅危惧種のような泉水子に、キラキラ王子☆風の相楽、ツンデレの深行と
キャラクターの造形がはっきりくっきりしていて
物語がどう展開していくのか、楽しみでたまらなくなる作品ですよね♪
私も昨日やっと3巻を読み終えたばかりなので
ぜひぜひ一緒に読み進めていきましょう(*'-')フフ♪2012/11/04 -
はい♪
まろんさんのレビューを見て、すごく読みたくなって・・・。
本当に、面白いですねー(●^o^●)
一人ひとりの個性が素敵ですヽ(^o...はい♪
まろんさんのレビューを見て、すごく読みたくなって・・・。
本当に、面白いですねー(●^o^●)
一人ひとりの個性が素敵ですヽ(^o^)丿
次は、2巻目ですがよろしくお願いします(*^^)v2012/11/04
-
-
自分がどう特別な人間なのか知らず、ひたすら友達と同じような普通の中学生であろうとし、普通の高校生になるために、地元の高校へ進学を考えてます。
そんな時に昔会ったことがあるという深行が現れて、行動を共にすることになります。
普通になりたいと泉水子はよく言ってますが、何をもって普通なのか?自分を無理やりなおしてまで普通になるのがいい事なのかな?
と、言われているように思います。 -
巫女や山伏や霊媒等々、和風ファンタジー。登場人物のキャラクターが面白いです。同じ人物でも表面的な印象とは違う事が多いのは、現実でもそうだなぁと思います。「自分から知ろうとしなければ、何ひとつ見えてはこないのだ。」という主人公の泉水子の考えに共感。
-
再読。やはり、荻原作品を読むと強制的に乙女にされる。もう、そんな年じゃないんだけど、十代のときめきが蘇るというのでしょうか。まだ、蕾のままの泉水子はおどおどと頼りなげで、それでも最後はしなやかに翼をひろげて羽ばたく予感がします。対する深行は初めこそ優等生の完璧さですが、いざという時のヘタレぶり(笑)初読の時には気づかなかったけど、深行は泉水子の事、最初から好きだよね?と、行間を深読みしてしまいました。後は手繋ぎシーン、やっぱり萌える\(//∇//)\
-
一気読みしました。
紀伊の山の神社の孫娘というだけの始まりから、実は全ての山伏が待ち続けている存在であったというクライマックスまで、到底自分の身の回りの話とは縁のないところも興味を持って読むことができました。
まだ今回は付き従うべき人物とされた同級生や自分の生い立ちの秘密に関する導入部なので、物語が展開するのはこれからという感じですが、主人公を少しずつ魅力のある人間として書かれていくのがよかったです。
主人公と対照的に一見なんでもできる同級生(下僕?)がいる反面、何もできない、とりえのない人間ではなく、何か必要とされる人間になりたいという思いや、特別でありたいと思う願望をうまく話としてすんなり読ませてくれる気がします。 -
長編のシリーズでなかなか手が出せずにいたが、この作者の本が面白くないはずがないのだった。おかげで寝不足気味。この感覚久しぶり。
少女マンガみたいな要素も含みつつ、文章は正統派。少女マンガ好きの中高生にぜひ読んでみて欲しい作品。 -
TVのアニメの出来がいいので、原作にも興味が出、ブックオフで全巻まとめ買い。若年層向けのファンタジーの様なので、しばらく積ん読にしようと思っていたが、何かの拍子で読み始めたところ、これは面白いではないか、ハリーポッターなんかより数倍面白い。英国には魔法使いがいるが、神国日本には、巫女がいて山伏がいてそして八百万の神がいるではないか。それに主人公が女の子でハリーポッターのようにオッサンになっていく心配がない、きっと美しく成長して行くだろう予感がする。次巻に続く。
深行のツンデレゲージの劇的な変化を、これから存分に味わってくださいね♪
2巻になると、和性...
深行のツンデレゲージの劇的な変化を、これから存分に味わってくださいね♪
2巻になると、和性ホグワーツ?!と思えるくらい
いろんなキャラクターの入り乱れる楽しい学園生活が待っています。
noboさんがどんなレビューを書いてくださるか、楽しみです(*'-')フフ♪
ツンデレゲージが劇的変化するんですか ( ゚Д゚)
ますます楽しみですね♫
今2作目読み終わりましたが、本当にいろんなキャラク...
ツンデレゲージが劇的変化するんですか ( ゚Д゚)
ますます楽しみですね♫
今2作目読み終わりましたが、本当にいろんなキャラクターがでてきて、ワクワクしますね!