ラブコメ今昔

著者 :
  • 角川グループパブリッシング
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  • Amazon.co.jp ・本 (279ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048738507

感想・レビュー・書評

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  • 自衛隊ラブコメシリーズ第二弾❤️
    期待を裏切ることなくまたまたキュンキュンさせられました。

  • 有川節炸裂のこの作品。
    クジラの彼と通じるものがある短編集。男の人目線が多い恋愛小説。
    見ててもどかしいと思いつつも暖かくなる話ばかりでした。

  • 「クジラの彼」に続く、自衛隊ラブコメシリーズ第2弾!

    表題作の「ラブコメ今昔」は、第一空挺団で大隊長を務める今村二佐に奥さんとの馴れ初めを聞き出し、広報部の二人が「自衛官の恋愛と結婚について」というテーマで記事を書くというお話。今村二佐と奥さんが初めてあったときの框でのシーン。とにかくもう...奥さんがかわいいです。

    「軍事とオタクと彼」は、海上自衛官の光隆と、企業で働く女性社員の歌穂の物語。笑顔のかわいい年下の光隆は、「重度のオタク」でありながら何気ない気遣いのできる「大した男」。そんな彼のために戦隊物やライダー物の録画をとってあげる彼女。なかなか素敵です。そして何気にとっても姉思いの弟くんが良い味出してます。

    「広報官、走る!」は、自衛隊の協力を得て行われる映画撮影によって出会った、職場では女たらしとからかわれている政屋一尉と、現場ADである汐里の物語。理不尽な要求や、都合の悪いことは全て汐里に押しつける嫌な王様に立ち向かう決意をする二人。なかなか進まない関係がじれったい!

    「青い衝撃」は、ブルーインパルスに乗る紘司と公恵の物語。かわいい子供と、子煩悩な旦那との幸せな家庭に、ある日紘司のストーカーである女性によって影が落とされる。後ろ襟に忍び込むメモの恐怖。とにかくストーカーの女が怖い。

    「秘め事」は、明野駐屯地に勤務する手島岳彦二尉は、上官である水田三佐の娘である水田有希と恋人同士になる。しかし、上司である水田三佐にはなかなか伝えられないままついに2年が経ち、事態は急展開を迎える。有希ちゃんは有川作品に相応しい、いざというときに強い!女の子で素敵でした。

    「ダンディ・ライオン」は、「ラブコメ今昔」に出てくる広報部コンビの馴れ初め。陸上自衛隊広報部に勤める吉敷一馬二曹と、彼が撮った写真に心奪われ、なんとか接触を試みようとする矢部千尋三尉の物語。どのお話も本当に素敵なんですが、私はこの作品が一番。なんと言っても吉敷さんの不器用っぷりがたまりません!そして「擦れた低い声」「電話口での甘い声」の表現には脱帽。吉敷本人が口下手なだけに、彼の魅力がいたる所に散りばめられてる。もう一度ラブコメ今昔を読み返してにやにやしたくなるような、素敵な作品でした。

  • 私は有川さんのベタベタが苦手なのである程度読めましたが、
    ファンの方には物足りなかったようですね。
    なんだろう、彼女の作品はラノベっぽいのか…?どうしても肌に合わず、苦手意識。
    読んでいる間はさほど気にならないのに、読み終わった後「もう一度読みたい」とはならないんですよね。不思議だな。

  • 自衛隊ラブコメシリーズ第2弾。もうやばいくらいすきすぎです。このシリーズ、はまりました。登場人物がとにかく格好良すぎ!もっと読みたいです。

  • 読み終わった後に「ほぅ…」っと
    いい溜め息をつきたくなるようなそんな本。

    自衛隊の中の様々な男女の恋愛を
    見れて勉強になることも多かったです!
    しかし自衛隊の女性は心が強い。
    芯のある心を持っている女性だからこそ
    旦那さんが家を任せられる。
    そんな信頼関係が素敵だと思いました。

    私が好きなのはラブコメ今昔の"今"。
    "ダンディ・ライオン"の千尋と一馬。
    彼の撮っている写真を見てみたい。
    "不屈"がタイトルなアスファルトのたんぽぽ
    ちょっと探せば見つかるような身近な
    モノに注目してシャッターを押す。
    一馬はもちろんのこと、
    一馬を作り出した有川さんが素晴らしいと
    感じた。(毎回ですが)
    そして"秘め事"を読み、あとがきを読み
    事故死が多いということを
    改めて気づかされた。
    命をかけて私たちを守って下さる
    自衛隊の皆さんに本当に感謝しています。

    心の中にあるもやもやしたものを
    いい溜め息にかえて外に出すことができる。
    何かあったときに、安心したいときに
    読みたい1作です。

  • お馴染み自衛隊のLoveStory短編集。
    有川さんの自衛隊ものを読むと、急に自衛隊が身近なものに感じられる。
    私たちを守ってくれる人達にも、こんな話があるんだなと思うとホッとする。

  • 自衛隊の恋愛事情をえがいた短編集。
    特に青い衝撃(ブルーインパルス)はとてもかわいいと思った。
    ダンディーライオンは彼女かわいすぎ。自分もこんな彼女欲しいwww

  • きゅんきゅん。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      文庫になったので読もうかと思っているのですが、やっぱり先に「空飛ぶ広報室」かな←優柔不断なのである(と言いながらも「三匹2」が文庫になれば、...
      文庫になったので読もうかと思っているのですが、やっぱり先に「空飛ぶ広報室」かな←優柔不断なのである(と言いながらも「三匹2」が文庫になれば、そちらを先に読むだろうなぁ)、、、
      「きゅんきゅん」
      でも、きゅんきゅん読んでみたい←一体どっちやねん!
      2012/08/21
  • 有川先生らしいどれもきゅんきゅんする恋愛短編集。

    *ラブコメ今昔
    いまどき結婚事情が垣間見えるお話。自衛官に限らず、今は昔と違って女性が社会に出てる時代。結婚してから先のことをどれだけ考えて結婚に至っているのか。明日はどうなるかしれない職業だからこそ、ほかの職種の人たちよりも自分たちがいなくなった後のことを考えなければならないのだろうけれど、どっちが仕事を辞めるだとか、子育てをどうしていくだとか、そういったことはどんな仕事をしているカップルでも真剣に考えなきゃいけない話で、それを自分のお父さんくらいの年齢の人が真面目に語ってくれるのでつい真剣に考えながら読んでしまいました。

    *軍事とオタクと彼
    自分がオタクなだけに身につまされたお話。オタクにとってカミングアウトするべきかしないべきか、するとしてどのタイミングで話すべきかっていうのは永遠の問題だと思う。オタクな彼氏の方の視点で終始読み、そして共感してしまいました。

    *広報官、走る!
    どこの職場にも一人は理不尽な人がいるもの。この話はその人を出し抜く話でもあり読了後にスカッとしました。これまでずっと仕事で頼りになってた男の人が最後の最後でかわいらしく「消す?」なんて聞くものだから、あのシーンにときめきを全部持ってかれました。かっこいいのにかわいいとかズル過ぎる。

    *青い衝撃
    夫がモテて困る。そんな奥さんのお話。結婚するとどうしたって家事に育児に追われて、妻として頑張る分女としての部分が後回しになりがち。旦那様がそれをちゃんとわかってくれてるところが羨ましいと思わず思ってしまったり。夫がモテるからこその悩みを抱えて、もろいのに強くあろうとして、頑張る奥さんのかわいさに旦那様と一緒に堕ちました。

    *秘め事
    通勤中に読んでいたのでどうにか涙はこらえましたが、泣きそうにはなりました。前半がほのぼのだっただけに後半のシリアスときたら、彼氏の気持ちもお父さんの気持ちもわかるだけに苦しくて、でも一番は彼女の強さに切なくなりました。自衛官内ではお決まりの結婚式スピーチ「けんかは次の日に持ち越さないように、何があるかわからない仕事だから」という言葉が本当に胸に響きました。

    *ダンディライオン
    1話目とリンクしている、1話目の裏事情・背景的なお話。まさしくタイトルの今昔にふさわしいストーリーでした。自分からは言うことができなくなった好きの言葉。好きなのに素直になれなくて、不器用で、わかってしまえばそんなところが好きでかわいくて仕方がない。ここから1話に続くのだと思うとニヨニヨしてしまいます。

    もともとはハードカバーで持っていたのに、結局置き場所を考えて文庫本で買いなおしてしまった一冊です。あー、おもしろかった。

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著者プロフィール

高知県生まれ。2004年『塩の街』で「電撃小説大賞」大賞を受賞し、デビュー。同作と『空の中』『海の底』の「自衛隊』3部作、その他、「図書館戦争」シリーズをはじめ、『阪急電車』『旅猫リポート』『明日の子供たち』『アンマーとぼくら』等がある。

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