誰かと暮らすということ

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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本棚登録 : 390
感想 : 79
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  • Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048740043

感想・レビュー・書評

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  • セージがおもしろい。

  • 下井草周辺を舞台にそこに住む人々のそれぞれの生活の姿を
    書いた短編集。

    微妙にそれぞれの章でストーリーが繋がっていて
    同じ駅周辺にすんでいても,感じることがそれぞれで,
    同じ店に対する思いもそれぞれで,
    色々交差しておもしろかったです。

    空気感が好きかも。

  • サラバ、下井草の章で、セージが虫壁に送った写メールには萌えました〜♪(´ε` )粋なことしてくれるなと。伊藤たかみさんこれからもいろいろ読んでみたくなります。

  • 物語の空気感が好き!短編なんだけど、そうじゃない。
    サラバ下井草の長いメールのところですごく切なくなった。(☆×3+半分)

  • 虫壁さんがかわいい。不器用なんだけど共感できるところがあって、それをちゃんと愛してくれる人がいるのも微笑ましい。

  • 平成21年10月31日 初版発行

    ・セージと虫
    ・子供ちゃん
    ・やや
    ・サッチの風
    ・イモムシ色
    ・アンドレ
    ・サラバ下井草
    ・誰かと暮らすということ

    の話から構成されたオムニバス小説。

    下井草周辺の町で暮らす人たちのほのぼの話?

  • 下井草の住人たちの日常を描いたオムニバス小説。チカコとセージの関係にひたすら萌えた。こういう関係が誰かと築けるのなら、大人になるのも悪くないかも。登場人物は心にもやもやを抱えているけど、隣にいる人のおかげで上を向いて明日を見つめることができるようになる。なんだか暖かい。

  • ゆるやかに流れる日常が描かれていて、読んでいてほっとしました。
    短編ですが、それぞれの話につながりもあってなんかいいなーと感じながら読みました。
    こういう作品大好きです。

  • 短編がそれぞれつながって、1冊の物語になっている作品。
    なんか、このごろこんな作品が多いな。

    同僚のセージと虫壁の恋愛が発展していくのがメインのストーリーかな。
    セージの父親の話があったり、虫壁がよく行くレンタルビデオ店の店員の話、店長の話があったり。

    みんななかなかうまく人生を生きられないけど、最後はみんなほっこりおさまるお話。

    読みやすいし、読んでいて嫌な気分にならないから、すらすら読めた。

  • とある町のレンタルビデオ店のお客さんたちにまつわる物語。

    ただ、中心は虫壁さんと正次かな。

    恋愛に不器用なふたりが

    少しずつゆっくり距離を縮めていく感じが

    優しい気持ちになれます。



    他の主人公の視点で書かれているお話も

    温かくじんわりくる感じでした。

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著者プロフィール

いとう・たかみ
1971年兵庫県生まれ。1995年、早稲田大学在学中に「助手席にて、グルグル・ダンスを踊って」で第32回文藝賞を受賞し作家デビュー。2000年『ミカ!』で、小学館児童出版文化賞、’06年『ぎぶそん』で坪田譲治文学賞受賞、「八月の路上に捨てる」で芥川賞受賞。主な作品に『ドライブイン蒲生』『誰かと暮らすということ』『 そのころ、白旗アパートでは』『秋田さんの卵』『ゆずこの形見』『あなたの空洞』など。

「2016年 『歌姫メイの秘密』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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