- Amazon.co.jp ・本 (465ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048741057
感想・レビュー・書評
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読み進めるにつれ、手が止まらなくなる
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安定のおもしろさ。ゴールデンスランバーの次に好き。
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久々にハラハラドキドキってゆう気分を味わえた!
殺し屋を題材にしてる本なんてそんなにいっぱいあるわけじゃないし、初めて味わうドキドキ感だった。
特に面白いのは、それぞれの特技ってゆうのか…得意な殺し方を持っていて結構何人も出てくるのに、一人一人ちゃんと性格とか特徴なんかが細かく描写されてるのが読んでる方も入り込みやすくて良かった!!
おかげで「王子」には終始腹たってたけど笑
すっかりはまってしまった✨
伊坂幸太郎さんの他の殺し屋シリーズも読んでみよう
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王子にムカつきすぎてなかなか読み進められなかった(笑)彼が他人に与えたとんでもない苦しみがその後彼自身にしっかりじっくり与えられていることを期待してます、、
伏線回収はしっかりしているし、読み応えもある
グラスホッパーとのシリーズものなのかな?そちらもぜひ読んでみたい -
残虐なのに、ほっこり。グラスホッパーを読み直したくなりました。
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新幹線を舞台にしているけど、ジェットコースター級にめまぐるしいストーリー展開は必読。作者の作品は久しぶりだけど、このドライブ感はさすが。
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東京発盛岡行きの同じ新幹線に乗り込んだ、それぞれに目的を持った殺し屋たち。思惑が交差し、騙し、騙される男たちが繰り広げる頭脳戦と肉弾戦。
キャラの立ちまくった登場人物たちのコミカルな会話、すんでのところでピンチをかいくぐっていくハラハラ感。それぞれのシーンが脳内で映像で立ち上がっていく感じは、さながらタランティーノの映画を見ているような楽しさ!
装丁(表紙)がイマイチ本の内容と合ってないので損してる気がするなー。
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ハリウッドで映画化!
ブラッド・ピット主演らしいけど、主役じゃなくて二人組の殺し屋のどっちかが似合いそう。 -
2010年の伊坂幸太郎作品。2004年の『グラスホッパー』に続く殺し屋シリーズ2作目で、『グラスホッパー』の登場人物もゲスト的に登場。
『グラスホッパー』は、伊坂作品の中ではあまり好きではないんですけど、この『マリアビートル』は良かったですね。
『グラスホッパー』の殺し屋達は悩める殺し屋で、それが作品自体を陰鬱にしていましたが、この『マリアビートル』の殺し屋達は悩まない。悩めるヒーロー・キカイダーと対照的なキカイダー01みたいに。それにかなり個性的な変人達で、その会話劇は、読んでいてとにかく楽しくなります。同様に個性的な変人達が活躍する伊坂作品『オー!ファーザー』のように、明るく楽しいエンタメ作品になってましたね。 -
これぞまさしく!と思わせるような、伊坂ワールド全開の本作品。
『グラスホッパー』の続編です。
べらぼうに面白いです。
ぶったまげてしまいます。
惜しみない敬意を込めまして、
「伊坂さん、天才!!」
今回の舞台は、東北新幹線という密閉された空間。
ひとりの中学生と、殺し屋たちの思惑が絡み合い、ストーリーが展開していきます。
登場人物の中で特に大好きだったのが、七尾さん。
このひと、最後まで可愛すぎます。あ、違う、可哀想すぎるのか…?
でも窮地での頭の回転スピードの早さ、強さはやっぱりかっこいい。
大好きなキャラクターでした。
蜜柑と檸檬もいい味出してます!
相変わらずの洒落た会話。
檸檬が頑張って小説を読んでいた…という事実、胸にぐっとくるものがありました。
最後の終わり方もイイ!
もう、何をとっても文句なし。
前作グラスホッパーよりもっともっと好き!!
さしあたっての、最高傑作。
止まらないです。ページを捲る手。テンポが良い。軽快で、ポロンポロンって音が奏でられるような流麗な文章運び。
でも、次へ次へと急がせるのに、ストーリー展開は全く読者の思惑通りにはなってくれないんですね。そこが面白い。イイ意味であっさり期待を裏切ってくれちゃう。
伊坂さん、やっぱり巧いよ!うう、唸らずにはいられません!
そしてやはり多作品との繋がりがにんまり嬉しくなっちゃいます。
グラスホッパーの鈴木さんと槿さんも登場。
ぜひ、そちらを読んでからのご一読を、オススメいたします。
文句なしに面白い一冊です。
題名のネーミングセンスにも脱帽ですよ。深い。
マリアビートル、このネーミングからして、本当の意味での主役は七尾さんだったんですね。
全力で、オススメいたします。