- Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048742184
作品紹介・あらすじ
32年前に事故として処理された女子大生の水死。13年前の不可解な少女誘拐事件。そして、末期ガン患者だった老人の死。無関係なはずの出来事を繋ぐ、柳の木が伐り倒された-。恋人を見殺しにして成功を手にした男。借金をつくり、叔母の遺産を狙う夫婦。ひとり娘と夫を不慮の出来事で亡くした老婦人。2度と会いたくなかった彼らが、32年前に海で死んだ女に導かれて邂逅する。嫉妬、怨嗟、自己弁護。醜い応酬の果てに、暴かれた予想外の真相とは?ヒット作『誤算』から4年。期待の女性作家、待望の長編ミステリ。
感想・レビュー・書評
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データベースより
32年前に事故として処理された女子大生の水死。13年前の不可解な少女誘拐事件。そして、末期ガン患者だった老人の死。無関係なはずの出来事を繋ぐ、柳の木が伐り倒された―。恋人を見殺しにして成功を手にした男。借金をつくり、叔母の遺産を狙う夫婦。ひとり娘と夫を不慮の出来事で亡くした老婦人。2度と会いたくなかった彼らが、32年前に海で死んだ女に導かれて邂逅する。嫉妬、怨嗟、自己弁護。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
一本の柳が切られて明らかになって行く過去の罪。って最初は一体何がってワクワクして読み進めて行ったら、なんのことはない、娘が失恋して自殺した両親が、逆恨みで起こした誘拐の後始末を聞かされる話だった。娘は何を考えていたかは結局憶測でしかない、自分で海に飛び込んだのは完全に事実なんだから恨むのは筋違い。終盤の一同そろって話し合いのところでどんでん返しでもあるのかと思ったけど、特になしでズコッ。で、最後は無理やり的にきれいに終わった。