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- Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048838825
感想・レビュー・書評
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短歌友の会会報誌「猫又」に寄せられた、総勢五百人の作った短歌を、穂村さんと東直子さん、主催の沢田康彦さんで論評していく短歌塾。東さんのちょっと天然っぽいのがたまらない^^言葉の世界の奥深さをしみじみ感じてみる
<br>本下さんのつくる短歌好きです -
一番おかしかったのは「佐々木ムク殿」の短歌。気づいたときに思わず声を出して笑ってしまった。
短歌だけじゃ「?」なものでも、3人の解説、どこが気に入ったか、を読むことで、歌がますますおもしろくなってくる。3人だから、いろんな捉え方があって、おもしろい。
こんなに短歌の本が好きなのに、歌はまだ詠んだことがない。ぼんやりと考えてみよう。言葉の感覚を鋭くしよう。
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雑誌編集者の沢田康彦が主宰するメール&ファックス短歌友の会会報誌「猫又」に集まった様々な歌を気鋭の歌人、穂村弘、東直子の両名が沢田も交えた対談形式で行う論評、第二弾(第一弾は「短歌はプロ訊け!」(本の雑誌社))。穂村の理論に裏打ちされた緻密な読みと相対的により感覚的な東の読みの重なりとズレがおもしろい。二人の評を読みすすむうちに、一つの歌が持つ世界がどんどん広がっていく驚きと心地よさを味わうことができる。穂村が披瀝する技法についての解説も説得力がある。読んでいてなるほどと頷かせられる。読むと短歌が詠みたくなる本である。