ナンバーガール (1) (電撃コミックスNEXT)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
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本棚登録 : 119
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048917834

感想・レビュー・書評

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  • 自分の場合、谷川ニコ先生の、ちょくっていう作品にバカウケして、その後のワタモテには、まったく面白さが見いだせなかった。
    なので、早く次の作品を出してくれないかな、と切に願っていた。
    そこに、この作品。

    内容は、16人のクローン少女達に個性を見いだすという前代未聞の設定。
    こんな方向性が見えない設定なのに、確実に笑いへ繋がるのが驚愕。
    新しい天然ボケの世界といった感じ。
    これは、この先も楽しみです。

    一巻を読み終えてみて、
    面白さの秘密は、クローン達の天然ボケぶりと、他の作品にはない、ほぼ同じキャラによる団体同一行動、だと思った。
    二巻も楽しみです(^^)

  •  谷川先生新刊ということで購入。谷川先生らしいボケとツッコミに大いに笑わせてもらいました。

     クローンという個性。今作品の主人公は個性の発芽を目指すクローン16体。普通に考えれば、各個体体験したことで徐々に変化していくことに集中していきそうですが、ナンバーガールでは違います。無個性であることも個性と言わんばかりにクローンを武器にしたネタや谷川先生らしい空気を読み違えた言葉の応酬など谷川ギャグが大いに溢れていました。クローンとしての個性を活かした面白い作品でした。

     
     ボケのクローン、ツッコミの先生陣としっかり分かれているのも面白さの一つのなので次回もそこらへんを見て行きたいですね。クローンたちより下というか後輩みたいな立ち位置のキャラがでてくると話の幅が広がりそう。

  • 個性とは…その人をたらしめるものでありながらも表し、区分するものでもある。それは、縛りもするが、活かしもする。「出る杭は打たれる」ということわざがあるが、和や調和を重んじる余りに没個性化し、それは、協調性のある集団ではなく、均一化された画一的な個であり、閉鎖的で多様性を消失さた人間味を感じ得ないものに。だから、16人のクローン女子高生達が徐々に個に差異が生まれ、かつ、それを潰すのでもなく、違い模索し、認め合う(貶しもするが…)その姿には、笑いながらも可愛らしさが湧いてくる。

  • 16人のクローンが織りなすシュールギャグ。顔は全て一緒だが、微妙な個性が素敵。毒っけがあるので、面白いと感じかはその人次第。

著者プロフィール

原作と作画のふたり組。著作には『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』『ちょく!』(スクウェア・エニックス)、『ライト姉妹』『ナンバーガール』(KADOKAWA)、『クズとメガネと文学少女(偽)』(星海社)などがある。

「2021年 『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! ミステリー小説アンソロジー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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