はたらく魔王さま! (16) (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
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本棚登録 : 235
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048921183

感想・レビュー・書評

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  • う~ん…
    いや、ちーちゃんに物理的強さとかは私は求めていないんだ。戦闘種族みたいな魔王とかその為に育てられた勇者と同じ戦場に立つ必要はないと思うんだ。兵站や補給物資の調達、後方支援だって立派なお仕事なのよ、と思うのでちーちゃんまで英雄の一人になっちゃうのはちょっとな…。いや、彼女の強さはあの精神力にあるのであって別に…ねぇ?

    着地点が気になるから最後まで読もうかと思ったけど…。段々勇者は魔王に色ボケしてるだけの展開だし、悪魔軍は女性に押されてオタオタしてるだけだし。一般人が異世界で大活躍ってお話なんか違うと思うのでそろそろ読むの止めようかなぁ。私は魔王と勇者というスゴイ人達が地球で普通に苦労して暮らしている姿が面白いと思ったお話だったので一般人が異世界で無双する話が読みたい訳じゃないんだよな~(というかこの作品ではそれは望んでないというか)

  • スーパー千穂ちゃんタイムでした。さすがは悪魔大元帥さまやでぇ…。魔王も勇者も目立った動きがない(というか動けないが正しい?)状況なのもあって、一本芯のある行動がとれる千穂ちゃんのかっこよさが目立った話だった。もう貴女が主人公でいいよ(笑)バレンタインの悶着もありながらもメインはやっぱりこっちだったかな。短編集もあったけど(2冊前といっても9ヶ月ほど前だが)本編の方でも“はたらく”魔王様もまた見たいところです。

  • シリーズ16巻はちーちゃんが勇者になる話。
    いや、なんというかとても良かった。
    ぽろぽろ泣けて来た。
    人は嬉しいときにも泣けるんだよなあ(笑)

    前半はバレンタインデーをめぐるエミやベルの葛藤というかデレ具合になにやっとるんじゃと思ったけど(笑)アドラメレクの魔槍を手に入れる役目をちーちゃんに振られたところから俄然惹き込まれた。
    というか、本当に涙が出て仕方なかった。
    射技の舞台上に現れたちーちゃんのりんとした姿を見た途端、たまらなく込上げるものがあった。
    彼女のその姿。
    好きな人のために、大切な人たちのために、自分にできることがあるなら、何ものも恐れず、怯まず、まっすぐに向かい合うその姿。
    それに感動してしまう。
    こうと決めた時のちーちゃんは誰よりも強い。
    いや全く勇者だよね。
    魔王はちゃんと惚れ直しただろうか?
    継矢の最中に目を合わせ笑いかけた姿に、魔王同様息を呑んだ。
    なんと素敵な娘なんだろう。

    そんな今巻の個人的ハイライトは実は射技の場面ではなく、いやもちろんそこもすごくいいのだけど、それ以前のベルたちがちーちゃんに頼みに来る場面。
    承諾したちーちゃんを普通の女子高生と不安視するライラにベルが答える言葉
    「ライラはまだ千穂殿のことがよくわかっていないようだな。
    魔王と勇者を繋ぎ合わせ、セフィラの子に慕われ、勇者の仲間に守られ、悪魔大元帥を拝命し、多くの悪魔が平伏し、法術を駆使して異世界間を飛び回る普通の女子高生などいてたまるか。
    彼女はこの世界で誰よりも強い、私たちの仲間だ」
    この信頼。この尊敬。
    人が人を想うこの気持ちは自分の感動するまさしくツボ。
    何度読んでも涙が溢れてくる。
    いや、実にいい。
    こういうの大好き。

    さて、そんなこんなでめでたしと思ったら、ラストで風雲急ですか。
    次巻は荒事の回になるのかな?
    次も期待したい。

    ちなみに北の囲いの長ディン・デム・ウルス媼がいい味出してる。
    ちびかまがツボ(爆)

  • 千穂が活躍しているのを読むと嬉しくなるのは、やはり「地球人」が他世界に影響を与えているのが誇らしくなるからか。ネットのよくある「日本人すげぇ」になる危険性もある思考だけど。さておき、冒険も恋も物語は少しずつ進み、まだ踏ん張れる。

  • 千穂ちゃん、エンテ・イスラデビュー。
    相変わらず魔王軍男性陣のへたれさと、三角関係がどんどん複雑になりそうです。
    修羅場にならなければいいが。

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著者プロフィール

第17回電撃小説大賞《銀賞》を受賞。『はたらく魔王さま!』で2011年に電撃文庫よりデビュー。他の著作に『勇者のセガレ』『ディエゴの巨神』(ともに電撃文庫)がある。

「2022年 『はたらく魔王さま! おかわり!!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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