シャンプーと視線の先で ~夢解き美容師、葉所日陰~ (メディアワークス文庫)
- KADOKAWA (2017年6月24日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048932189
作品紹介・あらすじ
悩みを抱えたお客の集う、表参道の美容室。鏡越しにしか視線を合わせられない美容師の葉所日陰は、シャンプーをするとお客の悩みが視えるらしい。彼が生み出す美しいヘアスタイルは髪だけでなく、心も癒してくれる。
感想・レビュー・書評
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腕前だけは確かなその美容師にシャンプーしてもらうと
夢を視てしまう。
他は現実なのに、シャンプーの時間だけが非現実。
美容師も淡々としているので、彼だけが
非現実、といういい方もできるかも?
しかし何故腕がいいのに隠れるようになったのか。
その辺りが微妙です。
ちょっとだけある情報を繋げると、モデルが悪者にして
仕事を奪い取った、という感じに思えます。
それなのに誘いに来た? 最後に謝った? と思うと
過去に何が? というのがさらに疑問です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
やってもらいたいシャンプー
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【美容師、葉所日陰が生み出す美しいヘアスタイルは、髪だけでなく、心も癒してくれる。】
表参道の裏路地にある、隠れ家的な美容室の『夢やうつつ』。そこで働く葉所日陰は、鏡越しにしかお客さんと目を合わせられないほど内向的だが、かつてはトップモデルのヘアメイクも担当したほどの腕前。さらに、裏オプションの彼のシャンプーは「夢シャン」と呼ばれ、シャンプーの最中にお客の悩みが夢となって視えるらしい。
お客さんの悩みを解決するため、最高のヘアスタイルを生み出す日陰の元には、悩みを抱えたお客さんが、今日も後を絶たない。