霊能探偵・初ノ宮行幸の事件簿1 (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 126
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048939256

作品紹介・あらすじ

本職は幽霊関係の相談を受ける『霊能相談士』。そして副職で『スーパーアイドル』をしている初ノ宮行幸と、『渡し屋』というなぜか幽霊を集めてしまう体質の小路美雨が様々な事件に挑む、新感覚ミステリ。

感想・レビュー・書評

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  • え?スピンオフなん?
    メインのほう全く知らないけど、これ面白い!!
    最初はちょっととっつきにくかったけど、だんだんキャラがわかってきて
    いい感じでゆるく楽しめるわぁ〜、って思ってたら
    最後の最後にどでかい伏線張ってくれんじゃんかよ!!
    こりゃ続きがの楽しみで仕方ねぇや!!

  • 行幸のキャラ、最高!
    ああいうの、大好きだわー。
    しかも、霊能者なのにアイドルって!
    表紙のきれいなお顔に納得!
    映像化するなら、佐藤健でぜひ!
    行幸と妹の由良とのかけあいが楽しい。
    びっくりな能力ゆえに巻き込まれちゃった美雨ちゃんは気の毒なところもあるけど、もうちょっとしっかりしてほしい。頼りなさ過ぎでしょ。
    でも、あの、意外な力にはちょっと笑っちゃった。
    いいじゃん、いいじゃん。
    霊に関わるいろんな事件を解決していくのだけど、「夢枕に立つ」が好き。ほーっと温かい息をついていた。
    しかし、最後のあれは不穏すぎる。
    先が気になるのですぐ読む。

  • 「霊を招く」
    御守りを無くした代償。
    御守りのおかげで護られていたと言われると気持ちの問題かもしれないが、やはり凄いものであり大切にすべき物なのだな。

    「鎖を断つ」
    死んだ場所に縛れて。
    言い方ややり方は雑で相手の事など考えてないように感じたが、最終的には彼女の一番の想いに答えた形になったから良かったのかな。

    「夢枕に立つ」
    おめでとうの言葉を君に。
    婚約者の結婚に幾ら亡くなった者だとしても素直に祝福出来るのは、本当に彼女の事を大切に思っていたからなのかもしれないな。

    「顔を隠す」
    嫉妬のあまり行った犯行。
    彼女も彼も最初は単純に羨ましいという思いから始まったのだろうけれど、それが度を超えて誰かを傷つけてしまった時点で戻る事の出来ない場所に行ってしまったのだろうな。

  • 【収録作品】霊を招く/鎖を断つ/夢枕に立つ/顔を隠す

  • アイドル×探偵×幽霊
    幽霊と、その幽霊を成仏させずに現代に留めている“鎖”を視て触れることができる、超俺様で自己中心的な初ノ宮行幸と、その妹で幽霊の声を聞き取ることができる初ノ宮由良。
    表面上はアイドルとマネージャーとしてコンビを組んでいる二人だけれど実際は除霊が本職。

    そんな2人に出会った。新人マネージャーの小路美雨。
    無意識のうちに幽霊を引き寄せてしまう「渡し屋」と呼ばれる厄介な性質の所為で日常生活を無茶苦茶にされ、職を失い、初ノ宮兄妹に振り回され、さらには単独での行動を制限され、事務所に軟禁される羽目になってしまう。見た目はまるで小学生、涙腺がゆるゆるで、すぐに事件の被害者や幽霊の想いに同調しては号泣する始末。行幸にはいつのまにか「ミウッチ」というあだ名までつけられて、まるで小動物のような扱い。イケメンに振り回されるヒロインポジションではあまり見かけないような、にぎやかさがあって私は結構好きです。

    ラストに少し、これからの物語の核心に触れるような部分が仄めかされていて続きが気になる。

  • 物語としては割と好きだし、主人公の男の俺様感も結構好きなのだが、ヒロイン?? の女がウザすぎて無理。なんか一昔前の乙女ゲームのヒロインの脳内花畑のうじうじ女を彷彿とさせる。

  • 【――生者と死者。彼の目はその繋がりを断つためにある。】

    世をときめくスーパーアイドル・初ノ宮行幸には「霊能力者」という別の顔がある。幽霊に対して嫌悪感を抱く彼はこの世から全ての幽霊を祓う事を目的に、芸能活動の一方、心霊現象に悩む人の相談を受けていた。
     ある日、弱小芸能事務所に勤める美雨はレコーディングスタジオで彼と出会う。すると
    突然「幽霊を惹き付ける“渡し屋”体質だから、僕のそばに居ろ」と言われてしまい――?
     幽霊が嫌いな霊能力者行幸と、幽霊を惹き付けてしまう美雨による新感覚ミステリ!

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著者プロフィール

福岡県出身。2008年に第15回電撃小説大賞《選考委員奨励賞》を受賞。翌年、受賞作『神のまにまに!』で電撃文庫よりデビュー。他の著作には、TVドラマ化された『探偵・日暮旅人』シリーズ、『天保院京花の葬送』シリーズ(共にメディアワークス文庫)などがある。

「2023年 『幽霊と探偵2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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