新・魔法のコンパス (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048964555

感想・レビュー・書評

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  • 僕はしがないサラリーマンで、今後とも続けようと思う者です。
    だからできることは限られている…

    と言い訳する前に、それでもまだ僕なりにも何かできそうだ、活路がありそうだと力が湧いてきました。
    まずは今やっていることへのさらなる努力と、PDCA(そんなカッコイイものでなくても)をドンドン回していこうと思いました。

    お金・広告・そしてファン。
    広告とファンは、サラリーマンとしても意識できることと常に思っていましたが、まだまだ考えが足りていませんでした。
    「ファン」と「ドリームキラー」は異なるということも、ハッとさせられます。



    読んだ後に、こういうことかと気づいた場面がありました。
    先日の東京ダービーの日の話です。

    馬仲間にも会えて楽しい時間でしたが、大井町駅から送迎バスに乗り込んでも、何だかいつものワクワク感がないなと思っていました。
    そうか、今年は的場文男ジョッキーが出ないからか…。

    凄腕ジョッキーといわれながら、未だに東京ダービーを勝ったことのない文男さん。
    毎年今年こその夢に立ち会うため、その「物語」に立ち会うため、ワクワクしながら出かけていたのでした。

    出走馬にも、そこを取り巻く人々にも物語はあります。
    大レースだろうが一般レースだろうが、知り合いの馬主さんに厩舎さん、厩務員さんなどが世話している一頭が出るレースのほうが、気持ちも高ぶるものです。

    付け焼刃で前日にダービーの知識を得て、当日急いで出かけた僕では、そりゃあワクワクしないのも当然、自業自得なのです。

    人は物語にお金を出している。
    本書にもあった一節ですが、身をもって知ることとなりました。

  • 表紙に惹かれて購入。
    ページをめくって最初に思ったのが、文字の行間が広く、文字も文庫にしては、デカイと思いました。
    読みやすいですが、本の厚さに対して内容は大丈夫かなと思いましたが、コンパクトにまとまっていて、期待しなかった分、満足感がありました。
    読んでいて思ったのは、思想が堀江貴文さんと類似しているように感じました。ただ、異なっているのは、あんまり人に強く論破しないことや、よりピュアなのかなと思いました。他にも社会人よりも生徒や学生に向けた内容かなと印象でした。子供向けのビジネス本?で、わかりやすい解説で、前に進めやすくさせてくれるなと思いました。
    西野さんは、活動が画期的で、お笑い芸人というよりはクリエイターという印象です。この本も文字の大きさや構成が画期的でした。また、所々ポイントをつくところが多く、何度も読み返させてくれます。行動に移してみようともさせてくれます。
    西野さんのサロンには参加していませんが、どんな内容なのかちょっと興味がわいてきました。
    年齢が上の方には、勘に触る人もいるかもしれませんが、若い世代には、なにかを導かせてくれるバイブルとして読んでみてもいいかもしれません。あっという間にサクサクと読み終わるので、良くも悪くもなにかの起爆剤になるのではと思いました。

  • 元気をもらえた。

    職業の掛け合わせで「クレジット」が大きくなるいう話が印象的だった。
    自分の本業以外に強みになる武器を身につけねば、、、

    大学の卒業式で、あんなスピーチ聞けたら一生心に残るだろうなあ。

  • 勉強になること多し

    夢を追いかけたい

    時間は有限

  • お金を稼ぐという行為は、誰かから富を奪うということじゃなくて、みんなの富を増やすということ。

    やらなきゃいけないのは、広告を打つことじゃなくて『広告効果のある』広告を打つこと 、
    前は効き目があったけど、今も本当に効くの?と疑い続けることも忘れてはいけない。
    広告手法は腐りが早い

    SNS 時代はお客さんが発信力を持っている。
    ニュースを出すのではなく、ニュースになるように仕掛ける。

    『広告したいんだけどどうやって広告すれば効果が出るかな?』という広告。
    相談は『する』よりも『される』方が気持ちいい。

    セカンドクリエイターを狙い、参加者を増やす。
    彼らが何に興奮し何で満たされるのかを徹底的に勉強するんだ。

    当たるか外れるかはわからない場所には誰も足を運ばない。
    人は冒険に憧れて、冒険を避ける生き物だ。

    『集客』というのは『不安を取り除いてあげる作業』だ。
    おしゃれで素敵な店に改装しても客数が40%減少することもある。
    おしゃれには『排除』の力学が働く集客を選ぶのであれば『少しダサい』は受け入れなきゃいけない。

    店を回すにはリピーターを作らなきゃいけない。
    満足度 - 期待度 = リピート度
    誇大広告は期待度が上がり、リピート度がマイナスになりやすく、簡単には帰ってこないお客さんを増やす作業である。

    機能や品質や値段で他との差別化が図れなくなった。
    他との差別化をどこで図ればいいのだろう?
    その答えは『ファン』だ、誰が働いているか。

    ストーリーに高低差をつける『必要な負け』もあるが『不必要な負け』も当然ある。

    風には『追い風』『向かい風』『無風』があるが、
    普通は追い風を求めたがる、 しかし向かい風は必ず来る、その時、正しい頬の角度を探し、向かい風を利用して前に進む必要がある。本当に避けなきゃいけないのは無風だ。

  • キングコングのお笑いが好きというわけでもなく、この人のことは「なんとなく、芸人らしくなくて嫌われキャラの人、テレビから消えた人」って思ってたけど、別の分野でずーっと活躍してるのは何故?って興味持ち始めて読んでみた。シンプルに面白かったし、話し口調が優しい。うんうん。って聞ける。そしてやっぱりこの人は頭がいいんだなぁ。

  • 西野さんてやっぱり賢いなぁ…
    革命のファンファーレに続いてこの本を読んで、
    ただの格好つけた芸人さんだと思ってたのが、全然違った。

    これからの時代を生き抜くための仕事の仕方、
    広告の出し方、ファンの作り方について書かれた本。

    snsの力を最大限に使った広告の仕方は全く新しいやり方だし、これからはこれが標準になっていくんだろうな。

    何者かになるためには、絶望的な努力。

    近畿大学の卒業スピーチはさすがの面白さだし、
    最後の手紙もちょっと感動。

    ちょっとずるい所と思うとこがまた良い!

  • 学生に読んでほしいと思いました。
    考え方が素敵なので、オンラインサロンに人が集まる理由が分かります。
    お金、広告、ファンの切口でサクサク読めます。

  • 夢を追いかける人間の責任。
    素敵な手紙をありがとうございます。

  • 今のビジネスの在り方、
    働き方を考えさせてくれる本。
    第1章の「お金」の章で綴られる
    考え方には発見がたくさんあって
    すごく興味深かった。

    リアリティと惹きつけられる文章で
    読みやすく、面白かった。

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著者プロフィール

1980年生まれ。芸人・絵本作家。99年、梶原雄太と「キングコング」を結成。人気絶頂の2005年に「テレビ出演をメインにした活動」から軸足を抜くことを決意。09年に『Dr.インクの星空キネマ』で絵本作家デビューを果たす。16年に発表した絵本『えんとつ町のプペル』は累計発行部数50万部超のベストセラーに。20年12月公開予定の映画『えんとつ町のプペル』では原作・脚本・制作総指揮を務める。現在、有料オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』を主宰。会員数は7万人を突破、国内最大となっている。

「2020年 『ゴミ人間 日本中から笑われた夢がある』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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