- Amazon.co.jp ・本 (96ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048968225
感想・レビュー・書評
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傷ついた心を照らしてくれたのは、いつも「満月珈琲店」でした。
疲れた人だけが訪れることのできる「満月珈琲店」。
毎日、日没にスタートする。
憧れのお兄ちゃんに失恋した小学生。
挫折から自分の道を模索する元アイドル。
仕事に自信が持てない中堅サラリーマン。
最愛の人を亡くした年老いた女性。
マスターの元には今日も疲れた人がやってきた。
提供されるメニューが、それぞれの悩みを優しく包み込む。
顔を上げたその先にある未来は―――。
イラストレーター桜田千尋の天体をモチーフにした美しいイラストと、感動の物語が溶け合い、ずっと手元に置いておきたくなる特別なイラストストーリー集。
「キトラ」より
こんな珈琲店があったらいいなと思うと同時に、こんな風に疲れた人を癒していける存在になりたいなと思った.
”自分の気持ちを大切にね”詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
満月珈琲店の星詠みの表紙のイラストに一目惚れして予約して購入しました。
だから期待しすぎたのかも…。
色彩や世界観は本当に素敵で期待以上だったんですけどね
イラストレーターさんの絵の得意な部分と不得意な部分がはっきり出てしまっている気がします。
得意な部分が120%ぐらい素晴らしいので、不得意な部分をもっと頑張って欲しいなと感じました。 -
2020年8月KADOKAWA刊。書き下ろし。文春文庫の満月珈琲店の星詠みと姉妹本になる本書は、桜田さんのイラストがメインですが、ストーリーにも工夫があって楽しめました。スイーツが美味しそうなのは、言うまでもないんですが、店主の猫が大きくて、わりとインパクトあるんですよね。猫の店主が、お話するところを実際に見てみたいなぁと思います。
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前に読んですごく好きだった「満月珈琲店の星詠み」の、あの「満月珈琲店」にまたお目にかかれるなんて!
前作の「満月珈琲店の星詠み」の世界観は引き継ぎながらも独立したストーリになっているため、前作を読んでいなくても十分に楽しめます。
前作はストーリーがメインでしたが、今作はまるで大人のための絵本のようなイラスト集×ショートストーリー。星や月をモチーフにした美しいスイーツのイラストがふんだんに使われており、「満月珈琲店」の世界観にどっぷり浸かることができます。
4篇のストーリーも、それぞれほろ苦いのに温かく、イラストが持つ雰囲気ともマッチしています。
何かに躓いたり、将来に希望を持てなかったり、自信を失いかけたとき。物語に出てくる人物たちと一緒に「満月珈琲店」を訪れて、人生を見つめ直してみてはいかがでしょうか? -
イラストがとても綺麗。額に入れて、部屋に飾っておきたいくらい、好き。
イラストを生かすための物語なのか、小説はそんなに深い内容ではなかったが、つながりがおもしろかった。
スイーツがとても美味しそうで、私が満月珈琲店に行けたなら、どんなメニューを出してくれるんだろう。ちょっと、ドキドキ。 -
満月珈琲店、こちらはイラストメインで、文章は20分もあればサッと読める感じ。
各場面や飲み物、スイーツのイラストが魅力的でお腹が空いてくる...。構成もいい感じに凝っていて簡単に読めるものの、味わい深い。
パソコンソフトのダウンロード中に読み始めたのだけど、いい時間になりました。コロナがおさまったらこんなカフェを発掘してみたいなぁと思う。 -
満月の夜に現れるトレーラーカフェ。注文は取らず、その人にあったスイーツと飲み物を出してくれる。
こんなカフェがあったら、私にはどんなスイーツと飲み物を出してくれるんだろう。考えるだけでわくわくしました。 -
すべては、あなた次第です
これからの時代、クロワッサンのようであればいいと思うのです
この言葉が好き
星にちなんだ料理や惑星の年齢期の話をしてくれるマスター
この暖かい世界が好きで何回も読んでしまう -
「満月珈琲店の星詠み」と同じタッグで、絵が主体の一冊。三毛猫のマスターがトレーラーでひらくカフェに、悩める女の子がやってくる。満月、半月、天の川に星空。天体をモチーフにしたスイーツとドリンクが、凝り固まった心をほぐしてくれるお話。キラキラ光る絵がとてもきれい。
いつもツイッターで見ているけど、手元で、紙で見られてうれしいなー。